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教科書・図書教材 よくある質問Q&A

保健

小学校「新編 新しい保健」

  • Q1 危険がかくれている場所として,「まわりから見えにくい所」「だれでも簡単に出入りできる所」「落書きやごみが放置されていて,地域の人々の関心が低い所」が挙げられているが,「だれでも簡単に出入りできる所」は犯罪から子どもを守ってくれる人も出入りするので,安全な場所といえるのではないでしょうか。
  •  犯罪被害から自分の身を守るための防犯教育では,「犯罪が起こりやすい場所(環境)」はどんな所か考え理解することを踏まえたうえで,普段,危険な目にあわないようにどんな「行動」をとるべきか,さらには緊急時にはどう「行動」したらよいかを理解させることが重視されています。これは,犯罪者の侵入や接近を簡単に許さない物理的・心理的なバリア(領域性),犯罪者が入り込んでもみんなで見守る,注意し合う(監視性)というように,領域性や監視性を高めることで,犯罪を起こさせないという「犯罪機会論」の考え方によります。

     このような考え方から,道路や,囲いのない公園のように,「だれでも簡単に出入りできる所」については,犯罪者も入りやすく,また逃げやすいため,犯罪の危険が大きくなる「危険がかくれている場所」といえます。敷地の境界が不明確,自由に出入りできる場所は領域性が低い場所となります。なお,ご質問にあるように,同じ環境でも犯罪から子どもを守ってくれる人が多い場所であれば,監視性の点から犯罪の危険性が下がることは考えられますが,領域性の視点から考えた場合は,境界を明確にする,出入り口を限定するなどの環境の改善が必要といえます。

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