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教科書・図書教材 よくある質問Q&A

英語

教科書の全体構成について,どのような変更がありますか。

Unit,Daily Scene,Presentationの3部構成としました。3つの単元のくり返しによって基礎・基本の確実な定着を図るとともに,発信力を養います。

①Unit
基礎となる文法と語彙を確実に習得する単元

②Daily Scene
リアルな場面別コミュニケーション活動を通して,言語の使用場面と働きをおさえる単元

③Presentation
既習事項を使った自己表現活動を行い,自分の言葉で発信する単元

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教科書紙面上の目標の示し方,また評価についての考え方を教えてください。

「英語を使って何ができるようになるか」が生徒にもわかるように,各単元の活動の目標を「CAN-DOリスト」の形で示しました(各学年pp.2-3)。

目標と評価の一体化を図るため,3つの単元に目標を明示し,同時に達成度を評価する活動を設けています。
・1年Unitの場合:目標の到達度を,各パート見開きで扱う4技能の練習問題(最後は「書く」課題)で確認
・2,3年Unitの場合:目標の到達度を,Unit末のActivity 2で確認

(例) 2年 Unit 2
活動の目標:「休暇や週末の予定について,たずねたり伝えたりすることができる」(p.18)
→ Activity 2:「夏休みの旅行計画(予定を伝えよう)」(p.27)

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小学校外国語活動とのつながりについて,どのような変更がありますか。

入門期を二層型とし,中学校英語にスムーズに移行できるようにしました。

①Hi, English!
小学校外国語活動をふり返りながら,小学校で得た「聞く」「話す」の音の素地を確認します。

②Unit 0
中学校で新たに加わる「読む」「書く」の技能を導入し,アルファベットや単語の音と文字への理解を段階的に深めます。

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be動詞の短縮形で,No, it isn't. ではなく,No, it's not. を使っているのはなぜですか。

会話での使用実態と学習負担を考慮しました。

NEW HORIZONでは次の2つの理由から,1年では一貫して〈it's not〉式を用いています。

① 実際の使用例で,〈it's not〉式のほうが多い。
Longman Dictionary of Spoken and Written Englishによれば,主語が人称代名詞の場合,会話体では〈...'s not〉式が70パーセント,〈... isn't〉式が20パーセントであるとされています。

② 〈it's not〉式のほうが学習負担が少ない。
人称代名詞とbe動詞の短縮形として,肯定の表現ですでに,I am → I'm,you are → you're,it is → it's のような形を学習しています。そのため否定の場合は,これにnotを加えるだけの〈it's not〉式のほうが生徒にとってわかりやすく覚えやすいと考えられます。

なお,1年では混乱を避けるため,isn'tやaren'tは扱いませんが,2年Unit 6でthere is構文を学習する際に,there isn't,there aren'tを導入して表現の幅を広げています。

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NEW HORIZONの特徴的な句読法について教えてください。

省略してもよい句読点は「つける」方向で統一しています。

NEW HORIZONでは伝統的に,以下のような場合に句読点を省略せずにつける表記を採用しています。

●Ms. Baker の Msのあとのピリオド
イギリス英語ではMr., Mrs., Ms.にピリオドをつけない傾向がありますが,アメリカ英語ではつけるのが普通です。
●Nice to meet you, too. の too の前のコンマ
「…もまた」という意味の副詞tooの前(後)のコンマは,省略することによって文の意味に迷うケースがあり得るため(cf. Bob, too, frequently interrupted rehearsals to give advice. (ジーニアス英和辞典)),常にコンマをつける形で示しています。
●A, B, and C の3つ以上の語や文を並列する際のandの前のコンマ
これも省略してもよいものですが,NEW HORIZON全体としての「句読点つき」の原則に則り,省略しないで示しています。

いずれの場合も,どちらが正しいというわけではなく,「教科書では原則として省略しない形を示し,生徒たちが将来英語を使ってコミュニケーションする際には,実態に応じて省略してもよい」というのが,NEW HORIZONの考え方です。

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be動詞を一般動詞よりも先に扱うのはなぜですか。

コミュニケーションの基本にはbe動詞が必須だからです。

NEW HORIZONの1年冒頭(Unit 1~3)の動詞の配列は次の通りです。
 (be動詞) am → are → is  ⇒ (一般動詞) like,play,haveなど
これは,1年の初めから「言葉はコミュニケーションの手段である」ということを十分意識しているためです。be動詞を使った1人称(わたし)対2人称(あなた)の簡単なやりとりによって,自己紹介や相手の確認を行うことができます。つまり,自分と相手との人間関係という,コミュニケーションの基本を大切にする考え方を根底においています。
また,I am [You are] .... のあとに続く補語は,この段階では名前や出身地などに限られますので,より単純なbe動詞でのやりとりから,発展的で広がりのある一般動詞へ,という易しいものから難しいものへの配列としても適っています。

一方で,小学校外国語活動で一般動詞に慣れ親しんでいる実態への対応としては,1年冒頭の「Hi, English!」(p.10)で,一般動詞likeを用いた活動ができるようにしてあります。

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平成24年度版で1年Unit 5で扱われていた名詞の複数形が,Unit 4で扱われるようになったのはなぜですか。

小学校外国語活動の素地を生かすため複数形を早期導入しました。

平成28年度版では,ほとんどの言語材料の配列を踏襲していますが,唯一,1年Unit 4とUnit 5の入れかえをしました。結果,1年Unit 4で「名詞の複数形」や「命令文,Let's ....」を,Unit 5で「疑問詞what」や「is+形容詞」を扱うことになりました。複数形の導入がUnit1つ分早まったことになりますが,これは,小学校外国語活動の初期(『Hi, friends!』ではBook 1, Lesson 2)から扱う「数の数え方や尋ね方」を,中学校でもより早く取り上げて,文法的に定着させようというねらいによるものです。

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未来を表す表現であるbe going toとwillを離して扱っているのはなぜですか。また,have toとmustは同じUnitで扱っていますが,その理由も教えてください。

be going toとwillの意味の違いを伝えるためです。

be going to と will は,「未来」を表すという点では共通点がありますが,実際の用法上はかなりの違いがあります。あえて2年Unit 2とUnit 4とに離して配置した理由は,その違いを意識してもらうためです。
まず2年Unit 1で過去進行形を扱ったのに続けて,Unit 2 で形が類似のbe going to を導入します。この際,be going toの用法は「すでに決まっていることについて述べる場合に用いる([予定・計画])」と説明できます。
一方,will は Unit 4 で,最も典型的な用法として以下の2つを扱います。
 ①[その場での決心](いわゆる「意志未来」)  I'll show you. (p.56)
 ②[推測](いわゆる「単純未来」) She'll understand. (p.58)
このうち,①の意志未来は be going to では表すことができません。そこで,「未来」という意味上の共通点に基づいてwillをbe going to とまとめて示すのではなく,助動詞という文法上の共通点に基づき,mustなどとともにUnit 4に配置することで,両者の違いが際立つようにしました。

なお,同様に似た意味を持つ表現とされるhave toとmustについては,be going toとwillほど意味の違いが大きくないため,同じUnit 4で扱っています。ただし,両者の否定文については全く意味が異なりますので,それぞれ否定文も基本文として掲げ,同一Unit内で比較しながら理解を深めることができるようにしました。

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先に関係代名詞のない形(接触節)を扱うのはなぜですか。関係代名詞の省略として教える方法もあると思いますが…。

後置修飾の指導の流れで,より単純な形から導入できるようにするためです。

関係代名詞を扱う際には,関係代名詞を単独で考えるよりも,英語構造の1つの特徴である「後置修飾」の流れと関連づけて系統的に指導するほうが理解しやすい,と考えられます。
後置修飾については,3年のUnit 6までに,以下のようなものを学習してきました。

・前置詞句によるもの (例:Look at the book on the table.)
・不定詞によるもの (例:I want something to drink.)
・現在分詞・過去分詞によるもの (例:The boy standing by the door is Alex. / That is a book written by Soseki.)

この流れを受けて,Unit 6では新たに「節(主語+動詞)」による後置修飾として,接触節と関係代名詞節を学習します。
その際,接触節は
This is a book I brought from home. (Book 3, Unit 6, p.83)
という文を例にとりますと,
 a) I brought a book 「わたしは本を持ってきた」
 b) a book I brought 「わたしが持ってきた本」
のように,語順を変更するだけで新しい修飾構造ができるので,学習上の負担が比較的少ないと言えます。また,上の日本語訳を見てもわかるとおり,明示的な関係代名詞を持たない日本語にも,英語と同様に語順の変更によって修飾節を作る機能があるため,その点でも理解しやすいでしょう。
こうして節による後置修飾の機能にある程度慣れてから,
Deepa is a student who likes music very much. (Book 3, Unit 6, p.85)
のような主格の関係代名詞を導入し,語順の変化だけでは節として後置修飾できない場合に,whoのような語が必要になることを説明します。そして次のページでは,「もの」の場合はwhoがthatやwhichになるということをつけ加えます。
このように,最初に「節でも後置修飾ができる」という最重要のポイントを単純な接触節の形で導入し,そのあとで,関係代名詞について順を追って学ぶ,という流れは,易しいものから難しいものへ,という学習の自然な流れであると考えています。

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ページや時数は,どう変わりましたか。

週4時間で無理なく扱える範囲内で増やしました。

以下,平成24年度版と平成28年度版の総ページ数と指導時数をお示しします。
●総ページ数

1年
2年
3年
平成24年度版
144
136
144
平成28年度版
152
152
152

●指導時数

1年
2年
3年
平成24年度版
82
91
87
平成28年度版
112
103
94

ページ数の増加は,全パートを見開き構成にして見やすくし,活動を充実させた結果です。指導時数も増えていますが,それぞれの活動に必要と思われる現実的な時数を配当しながら,合計で週4時間(年間140時間)の80%以下で余裕を持って終わるように配慮しました。

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教科書に出てくる単語の扱いには,どのような特徴がありますか。

覚えたい語句は増やさずに,表現の幅を広げる語彙を充実させました。

本文の新語は約1,200語におさえながら,活動や英作文に使える補充語彙を豊富に用意しました。

①特に覚えたい語
②覚えたい語
①+②合計
題材語
巻末資料編の補充語彙
1年
407
137
544
39
248語句
2年
147
255
402
46
241語句
3年
46
267
313
48
289語句
合計
600
659
1259
133
778語句

①の「特に覚えたい語」と②の「覚えたい語」には,側注の語句欄にチェックボックスをつけて示しています。①の「特に覚えたい語」の600語は,過去の学習指導要領で指定された語や,中学校英語教科書の語彙調査,コーパス等を参考に選定しました。
「題材語」とは,本文の題材に関連して出てくる固有名詞や,その文中で理解できればよい一過性の語のことで,そこで覚える必要はないので,チェックボックスなしで示しています。

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教科書ではどんな書体が使用されていますか。

1年のほぼ全編でゴシック系の書体を,以降はセンチュリー系の書体を使用しました。

NEW HORIZONの本文書体は,1年Presentation 3(p.127)まではゴシック系の書体を,1年最後のLet's Read(p.128)以降はセンチュリー系の書体を用いています。これは,書き文字に近いゴシック系書体を1年を通して使用することで,文字習得の負担を減らすことをねらったものです。一方で,長い文章を読むときに読みやすいセンチュリー系書体も1年の最後に導入し,書体の違いを知ることができるように配慮しています。

なお,テスト問題の作成の際などに,教科書の書体をお使いになりたいというご要望をいただくことがあります。センチュリー系書体は,一般的なPCにインストールされているもの(Century)とほぼ変わりませんが,1年で使用しているゴシック系書体については,弊社で独自に作成した書体であるため,残念ながらご使用いただくことができません。
そこで,以下,広く使われている書体の中から似たものをご紹介いたします。いずれも教科書の書体とは異なる点がありますので,ご了承ください。

●Century Gothic 
a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z
A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z

Kkの斜めの線がひらがなの「く」のようにつながってしまいます。
※大文字のI(アイ)に横棒がなく,小文字の l(エル)と同じに見えます。

●Comic Sans MS 
a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z 
A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z
 
※大文字のKの斜めの線が,ひらがなの「く」のようにつながっています。
※大文字のYが小文字のyと同じ形で,縦になるべき線が斜めになっています。

●Arial Unicode MS 
a b c d e f g h i g k l m n o p q r s t u v w x y z 
A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z

※小文字のaで,丸い部分の上部に線が出ています。
※大文字のI(アイ)に横棒がなく,小文字のl(エル)と同じに見えます。

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1年p.62で,tofuは立体,nattoは斜字体(イタリック)です。どのような基準で使い分けているのですか。

英英辞典での掲載の有無を根拠に「英語化しているかどうか」を判断しました。

英文中の外国語由来の語は,「英語として扱う(すでに英語化している)」場合は立体,「外来語として扱う(まだ英語化していない)」場合は斜字体(イタリック)で示しています。「英語化しているかどうか」の判断基準はさまざま考えられますが,平成28年度版NEW HORIZONでは,アメリカ英語の権威ある辞書,Merriam-Webster's Collegiate Dictionary (11th) に掲載されている語は「英語化している」と判断し,立体で示しました。

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