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数の女王

数の女王

川添愛/著

ISBN:978-4-487-81253-0
定価1,760円(本体1,600円+税10%)
発売年月日:2019年07月15日
ページ数:336
判型:A5判

解説:
主人公のナジャは、メルセイン王国の王女。この世界では、人々はみな神から「運命数」を授けられているという言い伝えがある。
十三歳のナジャは、母である王妃から愛されず、使用人同様の扱いを受けていた。
 ある日、数年前に死んだ最愛の姉ビアンカが、実は王妃によって呪い殺されたという噂を耳にする。真相を追う中でナジャは不思議な鏡を手に入れ、
導かれるようにその鏡のなかに吸い込まれた。そこで、王妃の呪いの手伝いをさせられている妖精たちと出会い、彼らから王妃の秘密を知らされる。
 物語に関係する数学的テーマ:素因数分解/素数、疑似素数、カーマイケル数/フィボナッチ数列、リュカ数列/メルセンヌ素数/完全数/友愛数/
三角数/巡回数、カプレカ数/フェルマーの小定理/コラッツ予想

人物紹介1

人物紹介2

著者情報

川添愛(カワゾエアイ)
作家。九州大学文学部文学科卒業(言語学専攻)。2005年同大学大学院にて博士号(文学)取得。専門は言語学、自然言語処理。国立情報学研究所研究員、津田塾大学女性研究者支援センター特任准教授などを経て、2012年から2016年まで国立情報学研究所社会共有知研究センター特任准教授。

コンテンツ

第1章 惨劇の記憶  第2章 数を喰らう者
第3章 女戦士と侍女  第4章 扉の向こうへ
第5章 約束の楽園  第6章 欺かれた日
第7章 運命の文様  第8章 巡る数
第9章 刃と宝玉  第10章 神と化す
第11章 影の正体  第12章 寛容で過酷な裁き
数学的解説、参考文献、あとがき