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採用情報

先輩の声

小林こばやし  勇樹ゆうき さん

部署名
ICT事業開発部
入社年
2012年(平成24年)入社
大学学部
情報通信工学部
休日の過ごし方

建築物を見るのが好きなので、よく見に行きます。

仕事の概要
多岐にわたる商品・サービスを開発

 ICT事業開発部は私が入社した時に新設された部署で、学校市場だけでなく、それ以外の企業、行政なども対象にした商品やサービスの開発を担当しています。システム開発、ソフトウェア開発、紙教材開発を行っており、東京書籍の中でも少し毛色の異なる部署かもしれません。たとえば特許を取得している拡張現実アプリケーション「AReader(エアリーダー)」を使った商品や、VRを活かした教育用アプリケーション制作のほか、グローバルな視点で海外向けの教育用商品を開発している人もいます。
 私は主にシステム・ソフトウェア開発を担当しており、例えば「EduTownあしたね」というキャリア教育用のWebサイトを運営しています。また最近はデジタル教科書など、Web配信の形でサービスを提供する商品が増えており、その配信の管理もしています。

仕事のやりがい・魅力
ユーザーの先生から新規機能のヒントをいただくことも

 一般にソフトウェア制作の分野では分業が進んでいますが、東京書籍の場合、ソフトウェアの企画提案からシステムの構築、制作、配信まで、細かい分担があるわけではありません。企画することが好きな人なら、入社後すぐに企画作りに関われます。何かをゼロから作りたい人には非常に面白い部署だと思います。
 私は商品のシステム構築からさまざまなディレクション作業にもかかわっているのですが、制作に携わった製品を使っていただいている先生から「こんな機能があったらいいね」というヒントをいただき、バージョンアップのときに機能追加が決まると、やりがいを感じます。システムの改修も自分で行うので、機能の追加は大変な作業なのですが、「使いやすくなったよ」と、お礼の電話を先生からいただくと、とてもうれしいです。

印象に残っている仕事
アクセス数が集中するサイトを担当して

 私が担当しているキャリア教育サイト「EduTownあしたね」は、全国に100万人の登録会員がいます。将来なりたい職業を考えるときに参考になるよう、いろいろな職種の方に仕事について詳しく聞いたインタビュー記事や動画など、豊富なコンテンツを用意しています。学校のカリキュラムでは、キャリア教育の時期が秋から冬になることが多いため、その時期には教材申し込みの依頼とアクセスが集中して忙しくなります。でも、それだけ児童・生徒、先生方に活用されているんだという実感もわきますね。
 制作の仕事では、様々な知見を持った専門家の先生にご執筆頂いたり、イラストレーター、Webデザイナー、映像制作会社、CG制作会社など、さまざまな業種の方々と話をする機会があります。立場の違う人の見方、その方のこだわりを聞くことが、よりよい商品を作る上で大きな刺激になるので、常にそういう方の言葉に、アンテナを張って新しいアイディアのヒントにするように心がけています。

これからの目標
新規開発製品の条件は 長期的に社会へ貢献したい

教科書会社には、一般企業以上に大きな社会的な責任があると思います。教科書や関連教材は長い期間使われますので、ICTの学校市場向け製品も、利用する児童・生徒に興味を持ってもらう事や、先生の視点で使いやすい事を心がけ、長期的に使えるソフトウェア・アプリ・サービスの開発ということが大前提となります。
 「EduTownあしたね」の場合も、長期の運営を可能にするために、インタビュー記事のコンテンツを増強し、行政や企業の協力を得て運営体制を強化しています。
 これからの商品開発でも、システムの拡張性、汎用性、メンテナンス性ということも含め、長期的に事業として成り立ち、社会への貢献ができるものを提供していくことが目標です。

東書への想いとメッセージ
リーディングカンパニーだからこそ得られる体験や情報がある

 

 東京書籍は100年以上の歴史があり、教科書というイメージが強いと思います。私の所属する部署は新しい部署なので、手を挙げれば、より自由な発想でやらせてもらえます。私は情報通信企業に10年勤めた後に当社へ入社しました。入社当時に痛感したのが、東京書籍は教科書会社のリーディングカンパニーだ、ということです。出版、流通企業、通信、情報大手企業の取引先から最新動向の情報が豊富に入り、アプリケーションの制作や最新端末にふれる機会も多く、とても恵まれた環境だと思います。
 ぜひICTを活かして教育を支えたい方、ものづくりに興味を持っている方と一緒に仕事ができればと思います。

とある1日のスケジュール

7:00 起床 朝食・身支度
8:50 出社
9:00 メールチェック
10:00 ホームページの更新、サーバーメンテナンス
12:00 社員食堂で昼食
13:00 ソフトウェアの仕様書の作成
14:30 打ち合わせ資料の作成
16:00 外出、ソフトウェア制作会社と打ち合わせ
19:00 打ち合わせ終了
19:30 取引先とプロジェクトのキックオフ会を兼ねて食事
22:00 帰宅 風呂
25:00 就寝

システム開発の工程

  • 企画
  • 要件定義 要求仕様書
    どのような環境で動作させるか、どのような機能を持たせるかを検討します。
  • 基本設計
    システムの基本的な設計書を作成します。
  • 詳細設計
    内部の詳細動作について設計する。画面デザインUI、UXの仕様書など
  • コーディング
    プログラム作成
  • ハードウェア調達
    試験環境、本番環境の構築 OS、Webサーバー、DBサーバーの各種設定作業
  • 単体試験仕様書の作成
  • 単体試験の実施
    プログラムやモジュール単独で正常に動作するかの試験。
  • 結合試験仕様書の作成
  • 結合試験の実施
    プログラムをつなげた状態で一連の動作に問題無いか確認する試験。
  • 総合試験仕様書の作成
  • 総合試験の実施
    関連する外部プログラムなど全てを組み合わせた状態で動作に問題が無いか確認する試験。
  • システムの公開、販売
  • 運用、保守
    セキュリティーの継続的な保守や更新作業。