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社長と若手社員との座談会

東京書籍に入社した理由と、入社当時の印象

生熊
学校教育と直に関われる数少ない企業であることですね。今は学校現場から様々なことを学んでいます。
疋田
私も似ています。もともと教員を目指していましたが、教員より何倍もの人数の子どもに関われることと、その貢献度の高さに魅力を感じ、教える人の助けになりたい、との思いもあり入社を決めました。
山田
決め手は「学ぶことが楽しい!」という原体験ですね。新学期に新しい教科書を心待ちにしていた思い出もあり、今度は子どもたちに喜びを届ける側に立ちたいと考えて入社を決めました。
奥田
はじめから教育分野を志望していたわけではないのですが、就職活動で企業研究を進める中で教科書業界にも興味をもちました。東京書籍の会社全体のやわらかい雰囲気を感じて、素敵な会社だと思ったことが決め手でした。企業理念にある「ひとづくり」という言葉に、未来志向を強く感じたことも理由です。渡辺さんはいかがでしたか?
渡辺
私は大学で日本史を学んでいて、最初は先生になりたいと思っていたんです。その後、出版関係の仕事にも興味を持ち始めました。当時は就職協定があり、就活解禁日の10月1日になると人気企業の前には行列ができる、というのが風物詩でした。解禁日当日に父から「お前はどうするんだ」と電話があり、慌てて学生課に行ったら「10月4日に東京書籍の説明会がある」と。それが東京書籍との出会いでした(笑)
奥田
東京書籍は教育分野の志望者が多いと思われてしまいがちですが、入社の理由もバックグラウンドも本当に様々ですよね。鳥人間コンテストで飛行機を作った社員、電車の運転士だった社員、文芸賞を取った社員、野球で甲子園出場まであと一歩だった社員もいます。入社当時の東京書籍の印象はいかがでした?
山田
最初は堅い会社だと思っていましたが、面接のときに会社の雰囲気に居心地のよさを感じた記憶があります。真面目な感じだけど、同時にラフな雰囲気もある、両面を持った会社だなと思います。
生熊
そうですね、私は入社前「小・中学校の教科書」というイメージが強かったのですが、高校の営業担当になって予想をはるかに上回る商品・サービスの数にとても驚きました。覚えることがたくさんあります(笑)
疋田
一般書、学力調査や質問紙調査(※生活習慣などを質問する調査)、アプリなども出していますよね。プログラミングやキャリア教育、特別支援教育など、今特に学校現場で必要とされる情報を提供するWebサイトも運営しています。これから自分にどんなことができるのか、わくわくしています。

今の東京書籍の魅力とやりがい

生熊
学校での学習の基礎となる教科書という、記憶に残る商品を扱っていることは一番の魅力だと思います。また、最近はデジタルコンテンツについても先生方からよくご相談いただきます。学校の環境に応じて適切な商品を提案できるよう、ICT支援員(※先生のICT活用支援を行う)を目指している社員もいますね。
山田
学校現場にとどまらず家庭や塾、さらには大人にまで届けるコンテンツがあることも魅力だと思います。また、新しい魅力をつくりたい、という試みも多いですよね。私の先輩は、イメージキャラクターを作ったりポータルサイト『NEW HORIZON 英語の広場』を運営したりと、編集の枠にとらわれずチャレンジしています。どんどん盗んでいきたいです(笑)
渡辺
新しい試み、芽が出ていることはたくさんありますね。それぞれをどのように木に育てていくかという「事業」としての意味だけでなく、東京書籍として取り組んでいること自体に意味があることも多いです。それが受け入れられる社内の雰囲気があるのは良いことだと思います。「いずれ必要になる」「絶やさない」という意識を持っている人が多いのは素晴らしいことですよね。
疋田
私も、一緒に働いている「人」がすごく魅力的だと思います。相談しやすい環境で、この人に学びたい、ついていこう、と思える上司や先輩と仕事ができてとてもありがたいですし、やりがいを感じます。
奥田
人事総務部が所属する管理局は、全社的な視点を持ちながら働けるのが魅力です。会社の根幹に携われること、全体を見ながら自分の仕事にどう落とし込んで社員に還元できるのか、会社の将来を作っていけるのか、常に考えています。色々な部署の人との関わりも多いです。
山田
共通して、対話を大切にしている人が多いと感じます。新しいことに挑戦させてもらったり、意見を聞いてもらえたりする風土がありますよね。教科書は1冊作るのに4年かかります。産みの苦しみも感じながら、じっくり商品づくりを追求できるのも特別で、ありがたい職場だなと思います。
生熊
学校現場のニーズを、さらに商品の改善・開発へ活かしていきたいですね。今後デジタル化が進むと、内容と使いやすさのバランスなど、さらにスピード感を持った連携が求められるのではないかと思います。学校の先生方にいただいている東京書籍の歴史と実績への信頼に、しっかり応えていきたいですね。
奥田
デジタル社会の変化にも対応している一方で、創業110年以上と歴史も長いですよね。新人研修で東書文庫(※東京書籍附設の教科書図書館、1936年開館)を見学して、貴重な教育関係資料が教育の足跡を未来に継承するために保存・収集されていると聞いて感動したことも覚えています。
生熊
自分が使った教科書を作った会社で働いている!というのも、不思議な感覚ですよね。世代を越えてたくさんの人に関わっている、というのは凄いことだなとも思います。
奥田
過去ゲームソフトを開発していた社員が、デジタル教科書開発を始めたとも聞きました。色々な蓄積が、未来につながっているんだなぁと実感します。
渡辺
ゲームソフト事業は、PCが普及しはじめた頃にサークル活動のような形で始まったものです。意外に好評だったことに味をしめ(笑)、当時はコンピュータゲームのソフトハウスとしても活動していました。そのときの経験が、技術的にも、挑戦志向という意味でも今のICT事業の基盤になっています。社会的に今後求められるものに対して、会社として何かチャレンジしてみよう!という文化があるのだと思います。そして、すぐに成果が出なくてもわりと気長に待っている。これからは、いつまで待つかというのも一方での課題ではありますね。
山田
教科書や教材の提供といったコンテンツ制作だけでなく、「学び」全体のコーディネーターとしての役割を担っていくのではないかと考えています。

これからの東京書籍(事業展開など)

生熊
自治体のデジタル関係予算は増加していくと言われていますが、紙媒体の予算縮小に少子化も重なり既存の市場は縮小していきます。デジタル商品をはじめとしたプラットフォーム事業の拡大を軸に、新商品展開をしていくのではないかと考えています。
疋田
もっと「教科書だけじゃない東京書籍」になっていけば良いと思いますし、していきたいです。教科書はもちろん主軸ですが、ICTを活用した事業がさらに拡大していくだろうと考えています。
奥田
コロナ禍での様々な対応、GIGAスクール構想の実施前倒しなどにも対応できたのは、予め教育のデジタル化を見据えて布石を打っていたからこそだと思います。
渡辺
そうですね、先々のビジョンを常に持ち、そこに向けた開発や投資をしていかないといけません。まずは、2024年からのデジタル教科書本格導入に向けた開発投資を進めていく必要があります。一方で、毎年確実に子どもたちへ教科書を届けなければなりません。今年4月にも約2500万冊の教科書を届ける義務があります。長年当然のようにやってきたことですが、これはとても大変なことで、コロナ禍の状況もあり維持するのにも努力が必要です。常に変化への対応と現状の堅持とを繰り返してきたからこそ、110年以上の歴史を歩んできたのだと思います。将来のための芽を、皆さんと一緒に育てていかないといけません。
生熊
安定感のある会社だという側面ももちろんありますが、攻めていく姿勢も大事ということですね。
渡辺
どちらも大切ですね。場面によって選択は異なりますが、歴史的に挑戦していく姿勢を大切にしているのだと思います。責任をしっかり果たしながら、果敢に攻めていく。そういう人が多いように思います。

こんな人に入社してほしい

生熊
教育への思いが強い人に入社して欲しいです!学校現場が変化し、会社も変化していかなければならない中にあっても東書の軸は「教育」にあると思います。そのうえで色々なスキルを持った方々や様々なタイプの方々が入社してくれたら嬉しいです。また、デジタル化が進むので、とりわけ理系の人やデジタル人材の活躍シーンは広がると思います。
山田
教科書づくりは、目に見える結果が出るまでに4年かかる仕事なので、地道に時間をかけて物事に取り組むことが苦にならない人にぴったりだと思います。華やかな仕事ではないかもしれませんが、必ずやりがいを感じられると思います。また、子どもたちにどうしたら喜んで学んでもらえるかを考えるので、新しいもの好きな一面のある人、好奇心旺盛な人も大歓迎です。
疋田
意欲のある人、いろんなことにアンテナをはっている人ですね。ユーザーに喜んでもらえるものを届け、それを実感できるのは大きなやりがいですね。こんなものが作りたい!というアイデア豊富な人にとても魅力的な会社だと思います。
渡辺
先日、噴火により日々変化しつづけている西ノ島へ上陸した調査隊のドキュメンタリー番組を見ました。調査隊の全員が、危険な場所なのにものすごく目をキラキラさせていて、わくわくする気持ちを抑えられない表情をしていました。東京書籍もこうありたいな、と思いましたね。これから共に働いていく皆さんと、この不確かな時代のどうなるかわからない状況を、一緒にわくわくしながら楽しんでいきたいですね。
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