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メッセージ

教育と文化を通じて人づくり
教科書づくり120年
東京書籍は、1909(明治42)年の創業以来、120年近くにわたり一貫して「教科書づくり」を事業の根幹としてまいりました。
教科書は、全ての子どもたちが必ず用いるものであり、我が国の学校教育の基本スタイルを形作ってきたといえるものです。その教科書を制作・発行することは日本の教育を支えることであり、そこに私たちは大きな責任と誇りを感じながら、常に「より良い教科書づくり」に努めてまいりました。この精神は「教育と文化を通じて人づくり」の企業理念として、現在も社員一人ひとりに脈々と受け継がれております。
時代とともに
東京書籍は、教科書事業を基盤に、時代ごとの課題を受け止めながら多様な事業を展開してまいりました。
企業としてのスタートは、国定教科書の翻刻発行という印刷主体の事業でした。戦後、検定教科書制度が始まると、編集部を立ち上げて自社で教科書を編集・発行するようになり、やがて教科書に加えて学習教材や一般書籍・事典等も発行する総合出版社となりました。1970年代に視聴覚教育の充実が進められると、テープ、CDなどの音声教材やビデオ、DVDなどの映像教材を発行し、その後、コンピューターの普及に伴ってパソコンソフトなども制作するようになりました。また、インターネットが普及すると東書Eネットなどの教育情報サイトをいち早く開設しました。2000年代以降、学力向上が課題になると、学力・体力テストや日本語検定などの各種評価事業も行うようになりました。
これらの事業を展開するために、印刷、物流、編集・制作、学力調査、システム開発などを担当する関連会社をもち、それぞれが互いに連携し、東書グループとして発展を続けています。
教育DXへの挑戦
今日、GIGAスクール構想が進展する中で、東京書籍の事業も新しい局面を迎えています。
デジタル教科書は、2019(令和元)年から授業で子どもたちが使うことが認められ、英語をはじめ各教科で活用が進められています。教科書以外のデジタル教材や学習支援ソフトウェア等の導入も加速しています。学力調査もオンライン調査のCBTシステムとして実施できるようになり、一人ひとりの学習履歴や学力調査などのデータの利活用が大きく進もうとしています。子どもたちは、自分の得意や苦手に合わせてレコメンドされた教材に取り組むなど、一人ひとりの状況に合わせた学びを実現することができます。AIやメタバースの活用にも大きな可能性があります。こうした教育DXを通して、様々なコンテンツ・サービスが一つにつながり、学びのパーソナライズが飛躍的に充実することが期待されています。
「知りたい!」という欲求や「わかった!できた!」という喜び。学びとは本来楽しく、ときめくものです。東京書籍は、これからも学ぶときめきを実感できるような教育サービスを提供し続け、誰ひとり取り残されることなく、自分らしく、ときめきに満ちた人生を送ることができる未来を目指します。
東京書籍株式会社
代表取締役社長
渡辺 能理夫