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中学校 道徳

指導内容の重点化は、学校の教育目標や生徒の実態などから独自性をもって検討されるものですが、「新しい道徳」ではどのような基準で重点内容項目を取り上げていますか。
 「新しい道徳」では、学習指導要領総則の道徳教育に関する配慮事項で示されている内容項目に加え、これまでの道徳教育の状況調査を踏まえ、全学年を通しての重点内容項目と学年段階を考慮した重点内容項目を次のように取り上げています。なお、重点内容項目には2~3時間を配当しています。

〔全学年を通しての重点内容項目〕
・自主、自律、自由と責任/節度、節制/思いやり、感謝/友情、信頼/相互理解、寛容/遵法精神、公徳心/公正、公平、社会正義/社会参画、公共の精神/勤労/生命の尊さ/よりよく生きる喜び
〔1年生の段階を考慮した重点内容項目〕
・郷土の伝統と文化の尊重、郷土を愛する態度
〔2年生の段階を考慮した重点内容項目〕
・我が国の伝統と文化の尊重、国を愛する態度
〔3年生の段階を考慮した重点内容項目〕
・国際理解、国際貢献
教科書の中で生徒に自己評価をさせる仕組みは用意されているのでしょうか。
 「新しい道徳」では、学期ごとに自己評価ができるように構成しています。
 まず、各教材の学習では、「つぶやき」欄に授業中に思ったことや考えたことを自由に書き込みます。そして、学期ごとに「つぶやき」欄を振り返り、巻末の切り取り式自己評価用紙「自分の学びをふり返ろう」に、各自、自己評価を行います。最後に自己評価用紙に名前を記入し、切り取って先生に提出します。
 先生がたは、集めた自己評価用紙を参考材料の一つとして、評価を行うという流れを作っています。
巻末付録の「心情円」について、おすすめの保管方法があれば教えてください。
 学年冒頭に先生が「心情円」を全て回収し授業ごとに配ったり、生徒に栞代わりに教科書に挟ませておいたりなどの活用方法が考えられます。
また、心情円を紛失された場合は、教師用指導書の「研究編DVD-ROM」内に収載されているPDFデータを印刷してご活用ください。
各教材の内容項目はどこに書かれていますか。
 各学年のp.8-9「一年間で学ぶこと」に書かれています。生徒にも理解しやすいよう、内容項目を平易な言葉に置き換えています。
いじめ問題対応ユニットの3時間目の教材は「複数内容項目」となっていますが、どのように授業することを想定していますか。
 いじめ問題対応ユニット全体で生徒たちが考えたことを引き出し、それぞれの考えを深めていく授業を想定しています。
1、2時間目の教材を通して、生徒たちはいじめ問題についての課題意識を持っていることと思います。3時間目の教材は、さまざまな道徳的価値につながる要素を盛り込んでいますので、それぞれの生徒の考えを見取りやすくなっています。
より詳しい解説は、教師用指導書をご確認ください。
各学年に「PLUS」が5つありますが、どのように活用すればいいでしょうか。
 直前の教材と組み合わせてご活用ください。
「PLUS」は、直前の教材と同じ内容項目となっています。
導入や終末で活用することで、内容項目の理解を広げたり、深めたりすることができます。
付録教材はどのように扱えばよろしいでしょうか。
 付録教材は、本編の教材と差し替えて扱うことができます。ACTION!やユニットなどの複数時間扱いの教材との差し替えを想定しています。特に活動的な教材と内容項目を同一にしていますので、差し替えて使用しても扱う内容項目(重点内容項目)は変わりません。