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教科書・指導書・教材の訂正・変更のお知らせ

小学校 保健

QRコンテンツはどこから見られますか。
 [教科書をご利用になる場合]
 全てのQRコンテンツは、コンテンツを用意しているページにある二次元コードから直接アクセスすることができます。また、3・4年p.2、5・6年p.1にある二次元コードやアドレスからは、サイトのトップページにアクセスすることができます。
[教師用指導書をご利用になる場合]
 教師用指導書指導編(冊子)からは、教科書と同様にQRコンテンツにアクセスすることができます。同クラウド配信版では、タブレット上で二次元コードをタッチするとQRコンテンツにアクセスすることができます。また、教師用指導書に付属する指導者用デジタルブック(クラウド配信)では、二次元コード上にあるボタンをクリックするとQRコンテンツを再生することができます。
3・4年2章の「2思春期にあらわれる変化」の中で、「異性など、ほかの人のことが気になったり好きになったりすることがある」と記述しているのはなぜですか。
 文部科学省が作成している「生徒指導提要」が2022年に改訂され、「性的マイノリティに関する理解と学校における対応」が示されるなど、学校内でも性的マイノリティに配慮することが求められており、保健学習においてもきめ細かい対応が必要であると考えられます。
 「新編 新しいほけん3・4」では、学習指導要領に基づきつつ性の多様性に配慮し、「異性」を「好きな人」や「異性やほかの人」に置き換え、全ての児童が自分のこととして学習できるようにしています。また、資料「性と自分らしさ」を新設し、SOGIE(ソジー)の考え方を基に性の多様性を表現しています。
※SOGIEは、好きになる性(Sexual Orientation)、心の性(Gender Identity)、表現したい性(Gender Expression)を組み合わせた用語です。LGBTQが性的マイノリティを表すのに対して、SOGIEは「性の構成要素」を表しているため、全ての児童が「自分は多様な人たちの中の一人」と考えることができます。
「よりよく成長するために、特に必要な栄養素」として、たんぱく質、カルシウム、ビタミンが取り上げられていますが、なぜこの三つだけなのですか。
 小学校学習指導要領解説[体育編]には、「体をよりよく発育・発達させるための生活」として、「食事については、特に、体をつくる基になるたん白質、不足しがちなカルシウム、不可欠なビタミンなどを摂取する必要があることについても触れるようにする。」と書かれていますので、それに基づいてこの三つの栄養素を取り上げています。
 なお、同ページで関連を示している家庭科では、五大栄養素として炭水化物、脂質、たんぱく質、無機質、ビタミンを取り上げ、栄養素全般の基礎を学習します。各々の教科の特質やねらいに応じたご指導を通して、総合的に食事と健康についての基礎が培われるものと考えております。
犯罪被害が起こりやすい場所として、「周りから見えにくい場所」「だれでも簡単に出入りできる場所」が挙げられていますが、「だれでも簡単に出入りできる場所」は犯罪から子どもを守ってくれる人も出入りするので、安全な場所といえるのではないでしょうか。
 犯罪被害の要因には、人的要因と環境要因があり、「周りから見えにくい場所」「だれでも簡単に出入りできる場所」は環境要因に当たります。
 場所(環境)に注目して犯罪を考える「犯罪機会論」では、犯罪が成功しそうな場所を分析した結果、犯罪者が犯行に及びやすい場所は「監視性」と「領域性」が低い場所であるとしています。「周りから見えにくい場所」は「監視性が低い場所」であり、犯罪者がだれにも気づかれず犯行に及び、通報されずに逃げることができます。また、「だれでも簡単に出入りできる場所」は「領域性が低い場所」であり、犯罪者が簡単に被害者に近づいて犯行に及び、簡単に逃げることができます。
 ご質問にあるように、同じ環境でも犯罪から子どもを守ってくれる人が多い場所であれば、「監視性」の面から犯罪の危険性が下がることは考えられますが、「領域性」の面から考えた場合は、境界を明確にする、出入り口を限定するなどの環境の改善が必要といえます。