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小学校 理科

令和2年度版の教科書の観察・実験では、どのような器具・材料を使いますか?
 令和2年度版「新しい理科」で取り上げている観察・実験で扱っている器具・材料などを添付のファイルにまとめましたので、ご活用ください。

〇表は、Wordファイルで学年ごとのファイルになっています。
〇本文の観察・実験に加えて、単元導入の活動や「理科のひろば」などで扱っている器具・材料なども掲載しています。
〇主な器具・材料などのメーカー・規格・価格も掲載しています(規格・価格は令和元年10月現在のものです)。

令和2年度「新しい理科」 観察・実験器具材料一覧 3年
令和2年度「新しい理科」 観察・実験器具材料一覧 4年
令和2年度「新しい理科」 観察・実験器具材料一覧 5年
令和2年度「新しい理科」 観察・実験器具材料一覧 6年
教科書の場合、人間や動物の場合と同様に、植物に関しても「成長」を用いますが、なぜ「生長」ではないのでしょうか。
 教科書の理科用語表記は、以下の点を拠り所としています。

(1) 教科書の表記については、検定基準で「学習指導要領」「学術用語集」などによることと示されています。
(2) 小学校学習指導要領解説 理科編での表記は、植物について「成長」となっています。
(3) 『学術用語集 植物学編』での表記は、「成長」となっています。

 また、小学校の段階で「生長」と「成長」を混在させると子どもが混乱するおそれがあるとの判断もあり、「成長」で統一しています。
3年の「成虫」や5年の「電磁石」など、当該学年より上位学年の配当漢字が使われている場合がありますが、これはなぜですか?
 令和2年度版「新しい理科」では、太字で示した科学用語について、以下のような表記上のルールを採用しております。
・本書で学習した科学用語は、子どもたちが今後中学校・高等学校へと成長しても使っていくことが想定されるので、長期的な視点での用語の定着を鑑み、できるだけ混ぜ書き(平仮名と漢字が混ざった表記)をしない。
・3年の「せい虫」や5年の「電じしゃく」など、当該学年で習っていない漢字が含まれる用語については、当該学年よりも一つ上の学年の配当漢字までであれば、漢字を用いることとする(3年「せい虫」は、「成」が4年の漢字なので、「成虫」とする など)。ただし6年の場合は、常用漢字まで用いてよいこととする(「運搬」「堆積」「水溶液」など)。
 ご指導の際に、これらの科学用語で漢字と平仮名のどちらを用いるかにつきましては、学級や子どもの実態に応じてご判断いただければと存じます。
4年「水のすがたと温度」で水を沸騰させる際、教科書どおりに実験を行っても水の温度が97℃ぐらいまでしか上がらない(100℃まで上がらない)のですが、なぜですか?
 棒温度計は、ガラス内の赤い液体の熱膨張を利用した温度測定器具ですが、4年p.170~171の実験2の方法では、棒温度計の先端部(液だめ部分)しかあたためられないため、棒温度計の表示を100℃まで至らせるのは難しいと考えられます。水の沸騰時に温度計がほぼ100℃を示すようにするには、p.171の「調べ方のくふう」に取り上げられているとおり、ビーカーの代わりに丸底フラスコを用いて棒温度計全体があたためられるようにする方法が考えられます。しかしながら、ガラス器具を初めて扱う4年の子どもにとって、スタンドを用いて丸底フラスコを適切な高さ・角度に固定する操作は難しく、丸底フラスコを割ったりスタンドを倒したりするおそれがあることから、教科書では別法としての提示にとどめています。
 また、温度計に関して、学校の実験室にデジタル温度計が常備されている場合には、棒温度計ではなくデジタル温度計を用いることで、より100℃に近い温度を得ることができると考えられます。
 教科書では、子どもの発達段階や器具の準備のしやすさなどを考慮し、p.170~171の方法を採用しています。学級や子どもの実態に応じて、実験器具を選択していただければと存じます。
5年「物のとけ方」で、食塩以外の溶かす物として、ミョウバンを扱っているのは、なぜですか?
 ミョウバンの利点としては、以下の①~③が挙げられます。

①漬物などの食品に利用されており、子どもにとって安全に扱いやすい。
②一定量の水に対する溶解量が、常温では食塩の3分の1程度であるのに対し、60℃では食塩をはるかに上回るなど、水温による溶解量の変化が大きく、子どもの学習意欲を喚起しやすい。また、p.107の実験3で水の温度を上げて食塩やミョウバンを溶けるだけ溶かした後に、食塩の水溶液とミョウバンの水溶液を冷ましてそれぞれの様子を比べると、食塩の水溶液は食塩がほとんど析出しないのに対し、ミョウバンの水溶液はミョウバンの析出が顕著に見られることから、物の違いによる溶け方の違いを強く実感することができ、子どもの学習意欲を喚起しやすい。
③大きな結晶を作りやすく、子どもの興味・関心を高めやすい。

これらの利点から、食塩以外の溶かす物として、ミョウバンを扱っています。
プログラミング教育は、理科で必ず扱わないといけないのですか?また、理科で扱う場合、どの場面で、どのように扱えばいいのでしょうか?
 学習指導要領において、プログラミング教育は教育課程全体に位置付けられており、さまざまな学年、教科、領域のどこかで行うことになっています。そのため、理科の時間で必ずプログラミング教育を扱わなければならないわけではありません。各学校の教育目標や実態などを踏まえ、適切な場面で扱うことが求められます。
 教科等でプログラミング教育を扱う場合には、各教科の内容と適切に関連させる必要があります。令和2年度版「新しい理科」では、6年「電気と私たちのくらし」の単元で、電気の有効利用について考える場面に、プログラミング教育を位置付けています。その際、センサーや発光ダイオードなどの器具を自分で作ったプログラムで動かす活動を設定し、理科の学びを更に深めることができるようにしています。
 また、当該場面でのプログラミング教育の実施のために、補助的なデジタルコンテンツ(Dマークのコンテンツ)として、Web上でプログラミングが体験できるWebサイトソフトをご用意しています。さらに弊社Webサイト「EduTownプログラミング」にも、教科書の内容に準拠したプログラミングを体験できる、無料のWebサイトソフトをご用意しています。