サスティナビリティ
海外事業
ラオス人民民主共和国初等教育改訂プロジェクト
2018年秋 東京書籍が協力して作成した算数教科書(1年生)がラオス国1年生の児童に配付されました。

ラオスの算数教科書

算数 教師用指導書
ラオス国教育スポーツ省による教科書配付式の様子



東京書籍はJICAの「ラオス国 初等教育における算数学習改善プロジェクト(Project for Improving Teaching and Learning Mathematics for Primary Education)」に協力していました。ラオス政府は当時、2020年までの後発開発途上国からの脱却を目指しており、教育を国家開発の基盤となる重要なファクターのひとつと位置づけて、初等教育の普及と質の向上を目指していました。この事業は、ラオス政府が優先課題としている算数教育の学習改善について総合的に支援する事業のひとつです。
共同作業の様子
教科書開発


教育スポーツ省国立教育科学研究所(RIES)の算数担当者と教科書の開発方針を話し合い、紙面の内容を検討します。ラオスの文化や現地の子どもたちの生活を考え、より分かりやすい内容の教科書になるよう話し合いが繰り返されました。


日本で教科書開発に関する研修を実施します。教材の内容や教科書の内容や記述の工夫、イラストの発注などについて、教科書編集に関する知識・技術指導を行いました。
印刷技術(DTP編集)

ラオスでDTP編集など印刷技術に関する指導を行います。教科書の原稿をもとに組版を行いました。

ラオスでの教科書の印刷は、日本でそのデータを確認し、必要に応じて助言や指導を行いました。
JICAについて

独立行政法人国際協力機構(JICA/ジャイカ(注))は、日本の政府開発援助(ODA)を一元的に行う実施機関として、開発途上国への国際協力を行っています。
(注)JICA/ジャイカはJapan International Cooperation Agencyの略称です。