事業領域
教科書
教科書・指導用指導書の編集・発行
小学校・中学校・高等学校用の検定教科書のほぼ全教科を編集・発行。さらに、発行したすべての教科書に対応した教師用指導書も手がけています。また、従来の図書型教材だけでなく、コンピュータを利用した学習方法や教授法のソフト開発も積極的に推進しています。
『教科書制度の概要等はこちら(一般社団法人 教科書協会 教科書制度「Q&A」Q1.)』
教科書ができるまで
教材
教材の企画・開発
学習教材・指導用教材・学習参考書などの図書教材から、コンピュータソフト、ビデオ・DVDなどの映像教材まで、幅広く企画・開発を行いラインナップの充実を図っています。時代の変化、テクノロジーの発達とともに、学校や家庭の学習環境もめまぐるしい勢いで変化しています。ICT関連のインフラ整備が急速に進む中、クラウドによる配信、ユーザーにとって使いやすく学びやすい形を目指して開発を続けています。
評価関連商品
評価関連事業
初めてこの分野の展開に取り組んだのは、教科書の基礎基本を徹底させるため、学習のつまずきをコンピュータで診断し、そのフォローアップを提供する学習教材の開発でした。そして、いま教育現場では「学力向上」と「評価」が大きなテーマとなっています。それらのニーズに対応するべく、その間に培ったノウハウを生かして、学力検査・職業意識検査・学習意識検査などの評価関連事業に取り組んでいます。 さらにICT技術と融合した評価支援システムを開発し、時代とともに紙からWebへ進化を続けます。
『評価関連商品』東書Eネット
授業に役立つ資料が満載
東書Eネットは、これからの社会および教育界におけるネットワーク環境の変化に対応して、インターネットを通じて学教現場へ情報や教育資料を発信する、先生のための教育情報サイトです。あわせて、EメールやWEBアンケートなどで教育現場の要望や意見を収集する情報交流も行います。これらの活動を通じて、学校現場へのサポートを行なっています。
『東書Eネット』教育用デジタルコンテンツ
ICT教材の開発
東京書籍では、時代の要請に応じた教材製品の開発にも積極的に取り組んでいます。
当社発行の教科書に準拠した「デジタル教科書」「デジタル掛図」「映像データベース」などのソフト教材の開発、およびタブレット端末に対応したアプリの開発を行っています。
海外事業
ラオス人民民主共和国初等教育改訂プロジェクト
独立行政法人国際協力機構(JICA)の「ラオス国 初等教育における算数学習改善プロジェクト(Project for Improving Teaching and Learning Mathematics for Primary Education)」に協力しています。ラオス政府が優先課題としている算数教育の学習改善について総合的に支援する事業のひとつです。
海外事業一般書籍(文芸・実用・教養書)
業界も注目する高品質な書籍と野心的・個性的なラインナップ。
電子端末などの新しいメディアの勃興のなかで、書籍編集部門ではオーセンティックな活字書籍・ビジュアル書籍の発行とともに、そのコンテンツを活かした電子書籍、さらには当社が開発した、スマートフォン使用による3DCGの画像表現アプリケーション・システム(AR)の書籍を発売するなど、業界に先駆けた試みをおこなっています。
単行本では、実績ある著者による「文芸」「歴史」「政治・経済」などの教養・読物書、食や旅などの生活に関連した趣味・実用書、翻訳書を含むカラーの図鑑・実用書を多数出版しています。長年のノウハウを生かした美しいデザインと、最新の情報が充実した内容が特長で、読者や著者に大きな信頼を得ています。毎日出版文化賞をはじめ多数の賞と、世界的なデザイン賞も多く受賞しています。
辞典・事典・専門書
充実の学習辞典
英和辞典や和英辞典、古語辞典といった辞書類を、読者のニーズやレベルに応じた豊富なラインナップで取り揃えています。 また、大型ビジュアル系書籍として、スミソニアン協会100周年記念出版、『地球博物大図鑑』、独自のAR技術を使用したビジュアルブックシリーズなどを刊行し、大きな反響をいただいております。一般向け学習参考書としては、『要点ズバッ!』シリーズなどの人気シリーズを教科別に発行しています。
日本語検定
日本語検定を応援しています
「言葉の乱れ」や「コニュニケーション不足」が言われて久しい昨今、日本語の適切な使い方を身につけることを目的とした「日本語検定」を応援しています。 日本語検定は、小学生からお年寄りまで幅広く取り組むことができ、かつ楽しみながら日本語を見直すきっかけとなる、日本語を使うすべての人のための検定です。
『日本語検定』東書文庫
重要文化財指定資料所蔵
東書文庫は、1936(昭和11)年、東京書籍の創立25周年を記念して開館した、日本で最初の教科書を中心とした教育資料図書館です。江戸時代の藩校や寺子屋で使用された書物から、今日に至るまでの教科書を体系的に所蔵。明治期の検定教科書、国定教科書、旧制中学校教科書、戦後の検定教科書などの他に、原画、掛図、版木などの資料約16万点を所蔵しています。2009(平成21)年には、明治初期から昭和20年代の文部科学省著作本までの76、420点が国の重要文化財の指定を受けました。近代日本の教科書の歩みのすべてが詰まっていると言えます。 教科書編集のための直接資料として、また教育研究用の資料として一般の方々に公開し、広く利用されています。また、アール・デコ様式を基調とした建物は、建造物としての価値も高く評価され、1999(平成11)年には東京都「北区指定有形文化財(建造物)」の指定を、2007(平成19)年には経済産業省による「近代化産業遺産」の認定を受けました。
『東書文庫』