
ムスメからおとうさんへ。_オンデマンド版
いろんなキモチぐるぐる
ISBN:978-4-487-81296-7
定価2,310円(本体2,100円+税10%)
発売年月日:2019年08月31日
ページ数:144
判型:A5判
作者それぞれの、おとうさんへの思い。
5歳から80歳のさまざまなムスメたちのおとうさんへのキモチ、毒、そして愛がたっぷり詰まった、ちょっぴりビターで切なくもやさしいイラストエッセイ。
大好きなおとうさんも、憎いおとうさんも、すぐ隣にいるおとうさんも、もういないおとうさんも、顔も知らぬおとうさんも、全部、おとうさん。
「この本が〈あなたとあなたのおとうさん〉を考えるきっかけになりましたら、うれしく思います。」~本書まえがきより~
はじめに
わたしたちは、ともに
「おかあさん」をテーマに、本をかいてきました。
そこに登場する「おかあさん」は、幼い頃の二人の母たちがモデルですが、
思い出す情景や母への思いには、共通するものが多く、
違和感なく、ひとつのおかあさん像として描くことができました。
その本をかいたあと、あちらから
「おとうさん」編を、というお話がありました。
でも、かけませんでした。
それは、わたしたちの父が、あまりにも違っていたからです。
おとうさん像は、ひとつになりませんでした。
最近、わたしたちは、相次いで父を亡くし、
それを機に、それぞれに、父への思いをつづってみました。
それは、想像通り、
まったくといっていいほど共通する点がないものでしたが、
もしかしたら、その、
〈まったく違う〉というのが、
「おとうさん」というものなのではないか、
という思いにいたりました。
もちろん、おかあさんだって、いろいろです。
でも、「おとうさん」という存在は、
もっと〈それぞれ〉ではないかと。
なので、この本の
第1章は、なかがわの「おとうさん と あたし。」、
第2章は、ムラマツの「おとうさん と あたし。」。
両極端な、おとうさんとの間柄、おとうさんへの思いです。
そして第3章では、
多くの方々に、「ムスメから おとうさんへ。」と題して
おとうさんへの思いを語っていただきました。
この本が、
「あなたと あなたのおとうさん」を
考えるきっかけになりましたら、
うれしく思います。
コンテンツ
はじめに。
第1章 おとうさん と あたし。 なかがわみどり
走馬灯 ちいさかった頃
第2章 おとうさん と あたし。 ムラマツ エリコ
走馬灯 子どもだった頃
第3章 ムスメからおとうさんへ。寄稿
走馬灯 思春期~そして今
あとがき。
著者紹介・奥付