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夢はつながる できることは必ずある!―ALSに勝つ!―

夢はつながる できることは必ずある!―ALSに勝つ!―

谷川彰英

ISBN:978-4-487-81625-5
定価1,540円(本体1,400円+税10%)
発売年月日:2022年07月30日
ページ数:240
判型:並製

解説:
2009(平成21)年3月に筑波大学を退職した著者は、退職後の第2の人生を「夢のはじまり」とした。地名作家として多数の著書を刊行、テレビ番組へ出演するなど、夢は大きく花開いていった。そんな矢先の2018(平成30)年2月、著者を突然病が襲った。2か月に及ぶ検査の結果、著者は脳からの神経が十分行き届かず筋肉が萎縮していくALS(筋委縮性側索硬化症)と診断される。
本書は、前著『ALSを生きる いつでも夢を追いかけていた』(東京書籍)の続編。どんな苦境に立たされても、絶望さえしなければ 夢はつながる! できることは必ずある――このような思いが伝わってくる秀作である。
著者のように難病や重度障害と苦闘している人々、人生の様々な苦悩と闘っている人たちに力強いメッセージを伝える。

著者情報

谷川彰英(たにかわ あきひで)
1945年、長野県松本市生まれ。東京教育大学教育学部卒業。同大大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)(筑波大学)。専門は教育学、社会科教育、地名研究、マンガ論など。千葉大学助教授を経て、筑波大学教授。同大大学院教育研究科長、学校教育部長、筑波大学理事・副学長を経て2009年に退職。現在、チームTanikawa(日本ジャポニズム研究所)代表、筑波大学名誉教授。この間、1987年“連続セミナー授業を創る”を創設して、授業づくり運動を推進する一方、柳田国男の教育思想研究をベースにした地名研究、食文化研究などを行ってきた。またマンガと教育に関わる研究で国際的に活動。学会活動としては、日本生活科・総合的学習教育学会会長、日本社会科教育学会会長、中等社会科教育学会会長のほか、日本教育学会理事等を歴任

コンテンツ

まえがき
第1章 「生きる」か「死ぬ」か――私の「使命」
1 「五つの命」
2 ALSの宣告
3 「生きる!」を選ぶ
4 物を書くということ――私の「使命」
5 『ALSを生きる いつでも夢を追いかけていた』(東京書籍)
6 「人とのつながり 絶望防ぐ」
7 T2通信のこと
第2章 絶望さえしなければ 夢はつながる
1 読売新聞からのメッセージ
2 『教室の窓』からのメッセージ
3 「冨士見魂」でつなぐ夢
4 新春随想「谷川彰英君のこと」
5 「意志を持って生きる」
第3章 「ジョー」の眼差し
1 「死の恐怖」
2 眼差し
3 「ジョー」の眼差し
4 「お母さんの針受け」
5 「今」を生きる
第4章 「三平君」との出会い――私の人生を変えた人
1 訃報・矢口高雄先生
2 石ノ森章太郎・矢口高雄 二人展
3 遺された一言
4 『ボクの学校は山と川』
5 マンガ家さんに魅せられて
6 「作家魂」
7 「運命」
第5章 「奇跡の一冊」――心の交流
1 編集者の失踪!
2 『日本列島 地名の謎を解く』(東京書籍)
3 宙づりブランコ
4 悔し涙
5 「驚異の出版」
6 「頑張れ! 負けるな!」
7 「極楽」断章
第6章 「6学年の皆さんへ」
1 「生活科魂」
2 「6学年の皆さんへ」
3 子どもたちの反響
4 鑑真和上
5 涙の手紙——子どもたちからのメッセージ
6 返信
7 マスクケース&「光の心」
第7章 カンテレの曲――若い君たちへ
1 世のため人のため
2 地名探偵による「奇跡の一冊」
3 カンテレの曲 
4 寄贈
5 京の空
6 悩み
7 「未来への語りかけ」
8 “会津っ子”のこと
第8章 「わたしを選んでくれてありがとう!」
1 「じぃじ 大好き!」
2 命のつながり
3 「泣いたり 笑ったり」
4 一本の鍵
5 夫婦はバタフライ
6 「わたしを選んでくれてありがとう!」
7 「渡り蝶」
第9章 負けてたまるか!
1 「伝の心」の危機
2 学校は「正義」か
3 ウクライナ声明
4 岐阜への挑戦
5 ALSに勝てるか?

資料 谷川彰英 略年譜&著作一覧/地名著作一覧/地名関連連載一覧
/『日本列島 地名の謎を解く』内容構成・初出一覧
【その他】 パブ情報など