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きかんしゃトーマスでつなげる 非認知能力子育てブック

きかんしゃトーマスでつなげる 非認知能力子育てブック

東京学芸大こども未来研究所/著

ISBN:978-4-487-81407-7
定価1,870円(本体1,700円+税10%)
発売年月日:2021年01月15日
ページ数:192
判型:A5判

解説:
2020年はきかんしゃトーマスの原作出版から75周年。本書は、「非認知能力」の観点から、長年に渡り世界中の子どもたちに愛されてきた、きかんしゃトーマスのお話とキャラクターを選定。きかんしゃトーマスのお話を子どもに読み聞かせたり、いっしょに読んだり、図鑑ページを親子で楽しみながら、子どもたちの非認知能力と心を育み、子育て世代のパパ・ママは、非認知能力を育むポイントや気づき、見極め方を理解できるお役立ち本。
本書の内容は、2019年5月の東京学芸大こども未来研究所の研究成果に基づいている。
●以下、「はじめに」より抜粋。
この本は、『非認知能力』という、これからの教育を考えて行く上で大切だといわれている視点から検証した結果に基づいて生まれました。子どもたちのコミュニケーション能力や、思いやり、自制心、意欲、忍耐力などの非認知能力の向上に少しでも貢献できること、そして、子どもたちの一番身近な教育者である保護者の皆さまに「非認知能力ってこういうことか!」と具体的なイメージをもっていただき、普段の子育てに活かしていただけたら……という願いを込めています。

はじめに

本書を手に取ってくださり、ありがとうございます。この本は、『きかんしゃトーマス』を「非認知能力」という、これからの教育を考えていくうえで大切だと言われている視点から検証した結果に基づいて生まれました。子どもたちのコミュニケーション能力や、思いやり、自制心、意欲、忍耐力などの非認知能力の向上に少しでも貢献できること、そして、子どもたちの一番身近な教育者である保護者の皆さまに「非認知能力ってこういうことか!」と具体的なイメージをもっていただき、普段の子育てに活かしていただけたら……という願いを込めています。 認知能力は、たくさんの問題集やドリルを解いたり、読み書きや暗記をするなど学習することでその向上が期待され、その力は学力テストで測ることができると言われています。一方、非認知能力は、その育ちを確認したり測ることは容易ではありません。子どもたちの普段の生活全体を通して豊かに育まれていることが予測されます。つまりは、親子で会話を楽しんだり、一緒にあそんだりと、「親子の関わり」の時間にこそ非認知能力の育ちに関わるエッセンスを加えることが必要なのではないでしょうか。 本書では、『きかんしゃトーマス』のお話を読んだとき、どのような親子の会話へと繋げることができるか、また各キャラクターはそれぞれのお話の中でどのような気づきがあったのか、そのヒントを「Part1.非認知能力につなげるきかんしゃトーマスのお話」で示します。また、「Part2.非認知能力につなげるきかんしゃトーマスの図鑑」では、各キャラクターがお話の中でどのような気づきがあったのかに加え、色や文字などの認知能力的な学びにもつながるよう、キャラクターの色を示したり、漢字にルビを振る工夫もしました。 昨今、『きかんしゃトーマス』のお話は文学的価値が高いと評価されています。それに加え、新たな視点から教育的価値を見出そうとたくさんの願いや仕掛けをし、冒険した結果がこの本です。いつものお子さんとの時間に、新たな彩りが添えられるように、本書を親子で楽しみながらお役立てください。 『きかんしゃトーマス』は子育てを豊かにしてくれる存在に思えます。それは、子どもに「あそび」という最高の学びの機会を提供するだけでなく、時には大人に癒しを与えてくれるからです。本書を通じて、ソドー島で起きているたくさんのドラマが、親子、それぞれに希望をもたらしてくれることを願って。 東京学芸大こども未来研究所

非認知能力につなげる きかんしゃトーマスのお話

相手の言葉に耳を傾けたり、最後まであきらめずに頑張ることの大切さなど、各キャラクターはお話を通して非認知能力の視点に気づかせてくれます。『きかんしゃトーマス』の10のお話について、親子で一緒に読んだり、お話の流れをふりかえってキャラクターの気持ちを考えたり、話し合ったりしてみましょう。

非認知能力につなげる きかんしゃ トーマスの図鑑

第13 シリーズから第21 シリーズ*までのアニメ計204 話を分析した結果、74 のキャラクターがお話の中心で活躍していることがわかりました。 ここでは、各キャラクターの紹介と、彼らが活躍した非認知能力につなげられるようなお話、その主題を紹介します。大人も楽しめる「名言」も見どころです。 * 名言については劇場版と第22シリーズも含みます。

著者情報

東京学芸大こども未来研究所(トウキョウガクゲイダイコドモミライケンキュウジョ)
東京学芸大の「知」であるこどもに関わる「ひと」「こと」「もの」を社会に発信するNPO法人。著書に、『あそびのたねずかん』(東京書籍)など。

コンテンツ

ウィルバート・オードリーの言葉
はじめに
そもそも非認知能力とは
きかんしゃトーマスと非認知能力の研究
『きかんしゃトーマス』のぶたい ソドー島の地図
機関車たちの役割
Part1 非認知能力につなげる きかんしゃトーマスのお話の説明

Part1 非認知能力につなげる きかんしゃトーマスのお話
トーマスのはやおき、やくにたつしろいぼうし、トビーとバッシュ、ルークのあたらしいともだち、レッジのクリスマスプレゼント、おさわがせなケイトリン、エミリーとせんたくもの、クリスマスのさいしゅうれっしゃ、ケビンのじまんのフック 、シマシマのゴードン、トーマスと仲間たちのかかわり
コラム きかんしゃトーマス誕生秘話/緑色のトーマス?
Part2 非認知能力につなげる きかんしゃトーマスの図鑑の説明

Part2非認知能力につなげるきかんしゃトーマスの図鑑
01トーマス 、02ヒロ 、03パーシー 、04ゲイター、05ケビン、06ビクター、07ゴードン、08スペンサー、09ベル、10フリン 、11ブッチ、12ハロルド 、13ジュディ /14ジェローム 、15スキフ、16トップハム・ハット卿、17ウィンストン、18トップハム・ハット卿のお母さん、19エミリー、20ケイトリン、21コナー、22サムソン、 23トード 、24ダック 、25ジェームス、26トビー、27ハンナ、28アニー /29クララベル、30バーティー、31クランキー、32カーリー、33ソルティー 、34ダッシュ /35バッシュ /36ファーディナン、37マイク、38レックス 39バート 、40ダンカン、41ピーター・サム、42レニアス、43ルーク 、44ミリー、45スティーブン、46グリン、47フィリップ、48エドワード 、49ヘンリー、50チャーリー、51ビル /52ベン、53ティモシー、54マリオン 、 55デン /56ダート、57ディーゼル、58メイビス、59パクストン、60シドニー、61ハーヴィー、62レッジ、63スタフォード、64ヒューゴ、65マックス /66モンティ、67テレンス 、68デイジー、69ライアン、70ドナルド、71ダグラス、72ウィフ、73スクラフ、74ディーゼル 10

対談 きかんしゃトーマスと非認知能力の関係性を探る
コラム 大井川鐵道を走るトーマス 、きかんしゃトーマスとSDGs、いくつかのお話が生まれたきっかけ、紅茶と帽子とクリスマス、研究対象としての『きかんしゃトーマス』 、トーマスからの卒業
おわりに
参考文献