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味つけご飯とおみおつけ

味つけご飯とおみおつけ

重信初江

ISBN:978-4-487-81392-6
本体価格1,500円
発売年月日:2020年07月30日
ページ数:112
判型:A5

解説:
一汁一菜がシンプルで時短、健康にもいいと話題になり、再認識されている今、「味つけご飯」と「おみおつけ」はどことなく懐かしく、でも、なんか新しい、家庭料理のおいしさ。ページにとらわれず、ジャンルも気にせず、組み合わせ自由で楽しむ、簡素な食卓。

はじめに

日本人に生まれて、一番身近な食事の軸になるご飯とおみそ汁。食卓に上るご飯で子どもながらに季節の移り変わりを感じました。春に母と一緒にさやから出すのが楽しかったグリーンピースの豆ご飯、父の趣味だったきのこ狩りで待望のまつたけが採れたときのまつたけご飯。「今日は味つけご飯だ。やったー!」。部屋に立ちのぼるご飯の香りで本当に幸せな気分になったものです。
そういえば子どものころ、おみそ汁を「おみおつけ」と言ってましたっけ。「おみおつけ」ってちょっと昔の響きがあって、ゆったりした感じ。辞書で調べてみたら「御御御付け」。こんなにたくさんの「御」がついている! ご飯と一緒に出される汁ものを指して言った室町時代からのていねいな貴族の言葉だったようです。当時の人々がいかに食事のときの一椀を大事にしていたかがよくわかります。
一汁一菜がシンプルで時短、健康にもよいと話題になり、再認識されている今、季節の野菜をはじめとしたいろいろな具材をとり入れて味わうことのできる「味つけご飯」と「おみおつけ」に、改めて魅力を感じています。
この本では、あまり繕わない然さもない和食を中心に、私が料理を作り始めてから興味をもち、よく作っている韓国のご飯や、子どものころはケチャップご飯と言っていた懐かしいチキンライスなども載せました。おみおつけはすべてみそベース。ページにとらわれず、ジャンルも気にせず、「味つけご飯」と「おみおつけ」を自由に組み合わせて作っていただけるとうれしいです。お米とみそがすべて受け止めてくれます。

重信初江

著者情報

重信初江(しげのぶはつえ)
服部栄養専門学校調理師科卒業後、織田調理師専門学校で助手として勤務。その後、料理研究家のアシスタントを経て独立。昔から受け継がれてきた定番おかずから、海外を旅して覚えた料理まで、なんでもこなす実力派。雑誌、テレビ、イベントなどで幅広く活躍中。著者に『Tsukemono cook book 漬けものレシピ』『Sushi cook book すしレシピ』(ともに朝日新聞出版)、『おうちで深夜食堂』(共著。小学館)など多数。