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教師へのとびら

教師へのとびら
改訂版
継続・育成型高大接続カリキュラムの開発と展開

竜田 徹・林 裕子 編著

ISBN:978-4-487-81201-1
本体価格1,800円
発売年月日:2018年10月22日
ページ数:244
判型:A5

解説:
佐賀大学では、高大接続の新しいかたちをめざして、教師や教育分野に興味を持つ佐賀県内の高校生を対象とした新しいカリキュラムを、2014年度から開催しています。
「教師へのとびら」と題するこのカリキュラムでは、高校生が年3回程度、計7回にわたって継続的にプログラムに参加し、大学の講義に参加したり、同じ目標を持つ仲間や大学生と議論したりすることを通して、教師を目指す意味や理想の教師像についての考えを深めていきます。
「継続・育成型」のカリキュラムを通して「未来の教師」を育成することをめざす「教師へのとびら」は2018年度に5年目を迎えます。県外の大学からも注目されるようになり、特色ある高大接続事業として一定の成果を上げることができています。

本書では、「教師へのとびら」の背景と設計、実際と成果を明らかにすることにより、それを国内外の教育関係者に広く発信することを目的とします。
本書の特徴は以下のとおりです。

○プロジェクトの実績を踏まえた実質的・体系的な研究成果を示す。
○今日の高大接続改革の動向や、教職課程コアカリキュラムに代表される教職課程改革を踏まえた検討を行う。
○受講者や修了者等の協力を得て実施した質的・量的調査に基づく検討を行うことで、検証結果の妥当性を高める。
○受講者の言葉、資料や図版、写真を取り入れることにより、取組内容を具体的に提示する。
○教育に携わる多様な読者層を想定する。

とくに5点目は本書の特徴であると同時に、教育活動を主とした社会貢献を志向する佐賀大学の高大接続授業の目的でもあります。
たとえば、教育学・教科教育・高大接続・大学入試改革等を専門とする研究者、高大接続に携わる大学担当者、各教育委員会をはじめとした、教員養成・採用・研修の関係者、地域の学校現場で働く先生方、教育学部や大学院で学ぶ学生・大学院生、そして教育系学部進学や教員をめざす高校生やその保護者など、本書の議論には多様な立場が参画することができると考えています。
以上のような特徴を有する本書を多くの方々に活用していただき、これからの高大接続改革・高大連携事業がより実り多いものになることを願っています。
(本書「はじめに」より)