東京書籍

すべての人々に健やかな知的生活を

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本物の実力のつけ方

本物の実力のつけ方

榊原英資,和田秀樹/共著

ISBN:978-4-487-79907-7
定価1,430円(本体1,300円+税10%)
発売年月日:2004年07月01日
ページ数:224頁
判型:46

解説:
これからの社会で必要とされる能力とは何か。また,それをどう身につければよいのか。経済と勉強法の達人がシビアに分析し導き出した「新時代を利口に生きるための心得」。

著者情報

榊原英資(さかきばらえいすけ)
1941年東京都生まれ。
東京大学経済学部卒。慶應義塾大学教授。
大蔵省(現財務省)に入省後,アメリカへ留学しミシガン大学経済学博士号取得。埼玉大学助教授,ハーバード大学客員準教授を経て,大蔵省理財局総務課長,同省国際金融局次長,同局長,財務官を歴任。在任中,外国為替市場に積極的に介入したことで“ミスター円”と呼ばれ,その名は世界的に知られている。国際的に幅広い人脈を持ち,金融論のスペシャリストとしてテレビ,新聞,雑誌で活躍する傍ら,奥田碵日本経団連会長らと「日本の次世代リーダー養成塾」を企画し,後生の教育活動にも力を入れている。著書に『文明としての日本型資本主義』(東洋経済新報社),『進歩主義からの訣別』『新世紀への構造改革』(以上,読売新聞社),『日本と世界が震えた日』『新しい国家をつくるために』『構造デフレの世紀』『デフレ生活革命』(以上,中央公論新社),『為替がわかれば世界がわかる』(文藝春秋社)など多数。

著者情報

和田秀樹(わだひでき)
1960年大阪府に生まれる。灘中学・高校を経て、東京大学医学部卒。精神科医、作家。緑鐵受験指導ゼミナール代表。
東京大学付属病院精神神経科助手、アメリカ・カールメニンガー精神医学校国際フェローを経て、日本初の心理学ビジネスのシンクタンク、ヒデキ・ワダ・インスティテュートを設立。現在、国際医療福祉大学大学院教授(臨床心理学)、一橋大学非常勤講師(医療経済学)、川崎幸病院精神科顧問を務めるほか、全国の中学や高校のコンサルティングにも携わる。日本人としてはじめて自己心理学の国際年鑑である"Progress in Self Psychology"に論文が掲載されるなど自己心理学研究の第一人者でもある。著書に『大人のための勉強法』『受験は要領』『受験は要領―テクニック編』『受験は要領―中学受験編』(PHP)、『バカとは何か』(幻冬舎)、『新・受験技法―東大合格の極意 』(新評論)、『新・学問のすすめ』(中経出版)、『勉強のやる気を作る本』(学研)、『「頭のいい人」のしくみ』『ゆとり教育から我が子を救う方法』『国語力をつける勉強法』(以上東京書籍)、『本物の実力のつけ方』(榊原英資氏と共著、東京書籍)などがある。

和田秀樹ホームページ
http://www.hidekiwada.com/
緑鐵受験指導ゼミナールホームページ
http://www.ryokutetsu.net/
和田秀樹ブログ「テレビで言えないホントの話」
http://ameblo.jp/wadahideki/

コンテンツ

はじめに 時代をどう読み、どう行動すべきか

第一章 危機感を持たない人は生き残れない

対談1 資本主義から知識主義の時代へ
 ◎マス社会のやり方が通用しない
 ◎不況の原因は商品企画ができないことにある
 ◎変化の時代は多様な組織、多様な人が強い
 ◎日本の社会は江戸時代に回帰していく
 ◎学力低下が日本の競争力を弱める
 ◎決められた仕事しかできない人はいらない
 ◎勉強しない人に成功はない

榊原論 グローバル社会で生きるということ
 ◎世界が狭くなった
 ◎世界が変われば企業も変わる
 ◎企業はプロフェッショナルなリーダーを求めている

和田論 転換期には大人も勉強が必要である
 ◎世界に発せられた「勉強しない人」への警告
 ◎単純作業しかできない人は待遇も悪い
 ◎勉強を続けている人が成功する
 ◎「能力の差別」はどこの世界でも許される

第二章 どうすれば「できる人」になれるのか

対談2 創造力、企画力の培い方
 ◎バイリンガル、バイカルチャーのすすめ
 ◎クロスオーバーさせて新しいものを生み出す
 ◎翻訳文化が日本人から創造性を奪った
 ◎外から再評価するとものがよく見える
 ◎得意分野をつくるのが成功への第一歩
 ◎「専門バカ」にマネージメントはできない
 ◎安全に見える道がもっとも危険である

榊原論 管理型サラリーマンはいらない
 ◎変わりゆく日本企業の雇用制度
 ◎現状を打開するためのふたつの道
 ◎目的意識を持って取り組む

和田論 専門バカは役に立たない
 ◎基礎知識と専門知識
 ◎明治維新に学ぶ基礎知識習得の大切さ
 ◎ストリート算数の限界
 ◎専門バカの落とし穴

第三章 求められるのはどのような人か

対談3 時代が必要としている「できる人」の生き方
 ◎すぐに役立つことだけ覚えても意味がない
 ◎成功している人は退却戦がうまい
 ◎失敗から成功するためのヒントを得る
 ◎情報は整理しないと使えない
 ◎優等生はいらないのか?
 ◎オール・オア・ナッシングで考えてはいけない
 ◎全体を見ないとなにが正しいかはわからない
 ◎リスクと上手に付き合っていく

榊原論 変化の時代の生き方
 ◎ジョージ・ソロスに学ぶものの見方
 ◎誤謬性を認めない人に進歩はない
 ◎失敗を許容する社会

和田論 試行錯誤のすすめ
 ◎試しながら新たな成功モデルをつくる
 ◎試行錯誤ができない理由
 ◎「無謀な挑戦」と「試行錯誤」はちがう

第四章 「できる人」の育て方

対談4 生き残る人材を育てられる社会
 ◎「ゆとり教育」の問題点
 ◎親が教育熱心なのは悪いことではない
 ◎基礎知識がないと話すことも思考もできない
 ◎勉強がわからないのは教える側にも問題がある
 ◎リーダーが育たない理由
 ◎開かれた組織が生き残る
 ◎教育政策の失敗は未来にツケとして返ってくる
 ◎結果を厳しく評価せよ

榊原論 求められる次世代リーダーの育成
 ◎社会や家庭の役割まで学校に担わすべきではない
 ◎次世代リーダーに必要な能力

和田論 「ゆとり教育」の功罪
 ◎ゆとりでなにがどう変わったか
 ◎教育になぜ「ゆとり」が必要なのか
 ◎学力低下は国家的危機を招く

おわりに 変化に対応できる「知的体力」という「頭のよさ」を育てる