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マグネチック ポリドロン スターターセット

マグネチック ポリドロン スターターセット

東京書籍 出版事業部/編

ISBN:978-4-487-77313-8
価格14,300円(本体13,000円+税10%)
発売年月日:2020年11月18日
ページ数:8
判型:函入

解説:
自由なアイデアをあそびながらカタチに! 
正三角形・正方形・正五角形を、磁石でくっつけてあそぶ、図形学習教具。
三角形をしきつめてみたり、正方形で立体をつくったり、
簡単、自在に楽しく遊べて、知らず知らずのうちに、思考力や図形センスが伸びる教具です。

【マグネチック・ポリドロン5つの特徴】

1.簡単
組み立ては、磁石を使って辺と辺をピタッとくっつけていくだけです。

2.自在
タテ・ヨコ・ナナメと簡単につなぐことができ、思いもよらない形と出会えます。

3.楽しい
イマジネーションを広げて工夫しながら作っているうちに、どんどん創作意欲がわき、夢中になって楽しめます。

4.片付けやすい
作った後の片付けも楽々。マグネチックだから簡単に外れます。

5.思考力・図形的センスが伸びる
遊んでいるうちに、立体的な図形を組み合わせる感覚や空間を把握する能力が身につきます。

『マグネチックポリドロン』紹介動画

推薦のことば

 同じ大きさの正三角形を4枚、組み立ててできる立体を「正四面体」といいます。この正四面体に光を当て、光の方向と垂直なスクリーンにその影を映します。この影の面積が、もっとも大きくなるのは、正四面体をどんな向きに持ったときでしょうか。
正四面体のほかに、「正八面体」という立体もあります。これと別に薄い板を用意して、正八面体の辺と同じ長さの辺を持つ正方形の穴を開けます。この穴を、正八面体は、穴のふちにぶつからずかすらずに、通り抜けられるでしょうか。
どうだろう? と思わず考えたくなる問題ですね。しかし、頭の中だけで、あるいは、紙に書くだけで状況をイメージして考えるのは、なかなか難しいと思います。いや、それ以前に、正四面体や正八面体の形を知らない! どんな立体なのか想像もつかない! という人も多いでしょう。
立体のイメージをつかむには、実物を作って手に取って遊んでみるのが一番です。昔から、画用紙に展開図を描いて切り抜いて組み立てたり、竹ひごを粘土でつなぎ合わせて作ったり、折り紙で折ったり、いろいろな工夫がされてきました。ただ、どれもそれなりに手間がかかりますし、せっかくできあがってもこわれやすいのも難点です。
ポリドロンがあれば、立体を手軽にすぐに作れます。手で持ち、いろいろな角度から眺めることができます。組み上げた立体はじょうぶで、こわれたりへこんだりはしませんから、存分にさわって、持ち上げたり回したりして、観察できます。
紙の上やディスプレイの中にある立体と異なり、ポリドロンで作った立体は、目の前にあり手で触れられ、そこに存在するのが当然のこととして実感できます。かなり数学ができる人でも、ときに「正四面体はエジプトのピラミッドのような形だ」とか「正八面体は正四面体を2つくっつけた形だから細長い」とかの誤解をしているのですが、一度でも正四面体や正八面体をてのひらでころがして遊んでみた人は、「そんなことはない」と何のためらいもなく言い切れるはずです。
このように、いろいろな立体を〈当たり前の存在〉として知ることは、数学を学び使いこなすために、とても有効です。はじめに挙げた2つの問題は、現在の日本でのごく一般的な数学体験だけを持つ人にとって決して易しい問題ではない(実は、東京大学が過去に入学試験として出題した内容です)のですが、ポリドロンで正四面体や正八面体を作って遊んだことがある人であれば、きっとずっと楽に楽しく考えられることと信じます。
ポリドロンで作れるのは正多面体だけではありません。準正多面体や柱やプリズムなどの立体、あるいは平面の敷き詰めなど、さまざまな図形を簡単に作れます。ぜひ、多くの人に、ポリドロンで遊び、図形に対する感覚をじっくり養い、自分の中に数学の世界を構築するための基礎としていただきたいです。

開成中学校・高等学校
数学科教諭
松野陽一郎

コンテンツ

対象年齢3歳以上
組み立てのモデルが詰まったアイデア集と68ピースいり
(正三角形36ピース・正方形20ピース・正五角形12ピース)