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おしゃべりな理科×おしゃべりな小学校英語 スペシャル対談!

左:吉里明高さん(おしゃべりな小学校英語)、右:森田雄介さん(おしゃべりな理科)

2026.02.16

おしゃべりな理科×おしゃべりな小学校英語 スペシャル対談!

東京書籍では、2026年2月現在、小学校理科の「おしゃべりな理科」と、小学校英語の「おしゃべりな小学校英語」の2つのPodcast番組を配信しています。教科書を軸にした専門的な話や授業のコツ、学校現場の「あるある」などを、教科書編集者と現場の先生が軽快なトークで展開します。
この春、放送開始からそれぞれ2周年と1周年の節目を迎えることを受けて、パーソナリティの森田雄介さん(理科)と吉里明高さん(英語)に対談形式のインタビューを実施。対談から見えてきたのは、「声のメディア」だからこそ実現できた、先生や子どもたちとの新しいつながりでした。

番組について

――まずは改めて、それぞれどのような番組か教えてください。

森田 私たちが配信している「おしゃべりな理科」は、教科書編集者である私と、現場の先生(武蔵野市立小学校の木月里美先生、筑波大学附属小学校の辻健先生)が、理科の授業や教科書について文字通り「おしゃべり」する番組です。授業のヒントや先生方の体験談はもちろん、「教員あるある」や教科書制作の裏話まで、ゆるふわな雰囲気でお届けしています。「次の授業がもっと楽しみになる」時間を提供できれば、という思いで続けてきています。

吉里 「おしゃべりな小学校英語」も同じく、教科書編集者の私と、筑波大学附属小学校の黒木愛先生、昭和女子大学のBrian Peck先生の3人で、英語の教科書や授業について、さまざまな視点からお話しています。教室での活動アイデアだけでなく、英語表現や文化の豆知識なども発信していて、英語という言葉や小学校外国語の授業をより身近に感じてもらえるような構成を心がけています。

「泣きました」というお便りも。リスナーの支えになる声の力

――番組が始まってしばらく経ちますが、反響はいかがですか?

吉里 研究会や授業見学でご挨拶したときに、初対面の先生から「あの吉里さんですか?」と声をかけていただくことが増えましたね。番組を聴いてくださっていたおかげで、すぐに距離が縮まり、そこから番組や教科書について率直なご意見をいただくことができました。お便りの中で特に印象的だったのは「番組で紹介したアイデアを授業で実践したら子どもがいきいきした」というものでした。子どもたちまでメッセージが届いているような気がして本当にうれしかったですね。

森田 理科でも、授業中の「声の大きさ」をテーマにした回を聴いたリスナーの方から、「小さい声しか出せない子どもだったので、声が小さくてもいいという話を聴いて自分を肯定してもらった気持ちになって泣きました」というお便りをいただいたんです。これには全員で感動しました。

吉里 たしかに、番組が誰かの支えになっていると感じられる瞬間が増えてきて、それが何よりもうれしく、私たちの支えにもなっています。

森田 本当にそうですよね。英語の先生もそうだと思いますが、理科の先生方も、一つの学校のすべての授業を一人で担当されていることが少なくありません。そうした先生方から「番組を聴くと仲間と繋がっているような気持ちになれる」と言っていただけるのは、音声コンテンツならではの力だなと思っています。一般的に、ラジオやPodcast(インターネット経由で配信される無料の音声コンテンツ)などの音声コンテンツは、テレビなどの映像コンテンツよりも出演者とリスナーの「距離が近い」メディアと言われています。

教科書会社のPodcastの原点は、教科書制作中の「雑談」に

――文字で伝える教科書会社が、声で伝えるPodcastを始めたのは意外に感じました。

森田 この番組のアイデアは、私自身の体験がきっかけでした。育児休業中、家事や育児の合間にPodcastをよく聴くようになり、著名人の番組だけでなく、一般の人が配信するニッチなテーマの話がとても面白いと感じていました。一方で、教科書制作の現場では、現場の先生や大学の先生方と編集委員会という会議を行いますが、その中で交わされる「雑談」や「脱線話」が実はとても魅力的なんです。そうした雑談の雰囲気が、私が聴いていたPodcastの持つ空気感と重なり、「この感じを番組にできるのではないか」とひらめいたことが、この番組の出発点でした。

吉里 なるほど。たしかに今思えばあの雰囲気はPodcastにぴったりですよね。

森田 そうですよね。実際の番組では教科書の単元を各回のテーマにしていて、内容も教師用指導書のような一面があります。忙しい先生方にとって「ながら聞き」できるPodcastは、授業準備にも最適なツールだと思います。

――本とは違う新しい教材のようですね。

森田 そうなんです。だからこそ、Podcastでは「声」でしか伝えられない熱量や、先生という職業の魅力も出せるように工夫しています。

試行錯誤を経て「バディ」となったパーソナリティの空気感

――大変だったことや苦労話はありますか?

吉里 英語では、番組が始まった当初はパーソナリティの3人が話しすぎていましたね⋯⋯みんな伝えたいことがたくさんありすぎて。30分のエピソードを録るのに1時間以上回していることもありました(笑)。今は3人の関係性やリズムもすごく良くなってきたので、伝えるべき要素のバランスが見えてきました。

森田 理科では、最近はほとんど編集なしのノーカットで配信できる回も増えました。ありがたいことに「3人が話している雰囲気が好き」という聴取者の声もあり、3人の空気感そのものが番組の魅力の一つになっているとも感じます。

吉里 私たちも「3人がお互いを尊重し合っていてバランスが良い」という声をいただきました。回を重ねるごとに自分たちなりの会話のテンポのようなものが掴めてきたんだと思います。

森田 そうですね。ただ、こんなこともありました。理科で先生お二人があまり好きではない単元を扱った回があって、その時は本当に話が弾まなくて、私が思わず「暗すぎる!」と言ってしまったという(笑)。

吉里 (笑)。

――今後、それぞれの番組パーソナリティの皆さんと考えていることはありますか?

吉里 英語は5年生のUnit1から順番に教科書の単元に沿って進めてきました。それが今年の3月で6年生の最後まで終わります。今後については検討中ですが、この3人の個性を前面に押し出した新たな「おしゃべり」を発信していきたいと思っています。森田さんには今後の構想はあるんですか?

森田 理科も同じで、教科書単元に沿った内容はこの3月で一区切りになるので、改めてスタート地点に立ったような気持ちで頑張りたいと思っています。他教科とのコラボなど、さまざまな教科の教科書を発行している東京書籍ならではの企画も考えていますし、今や「バディ」のような関係性になった先生お二人とならば、もっと面白いことができる気がしています。

これから両番組が目指すもの

――最後にお二人から、番組リスナーとこのページの読者へメッセージをお願いします。

吉里 いつも番組を聴いていただきありがとうございます。今後も番組を通して、小学校英語という教科はもちろん、世界のさまざまな言語や文化の魅力も伝えていきたいと思います!

森田 聴く人にとって「仲間がいる」と感じられるような番組にしていきたいです。また、保護者の方にも聴いていただきたいですね。子育てのヒントや、最新の学校・授業の状況を知るツールとしても活用できますよ!

パーソナリティが推す! まず聞くならこのエピソード

おしゃべりな理科(番組ページはこちら

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#134【休み時間】声の大きさという個性 -届かない声、大きすぎる声-

おしゃべりな小学校英語(番組ページはこちら

初めて聴くなら「#0」と「#1」からどうぞ。小学校英語で扱うトピックは日常的なものが多いので、ご自身の興味のある内容から選んで聞いてみるのもおすすめです!

#0 小学校の英語って? 英語の先生たちと編集者のおしゃべりがスタート!

#1【5年U1(名前・好きなもの)-①】教科書には工夫がいっぱい