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子どもの“もっと”を刺激!~みんなにもっとNIMOT!~

ICT制作第二部の宮下滉司さん

2026.06.17

子どもの“もっと”を刺激!~みんなにもっとNIMOT!~

一人一台端末が当たり前になった学校現場。次期学習指導要領では「情報活用能力」の育成も大きなテーマとなりそうです。こうしたデジタル化が進む現場で、子どもたちの知的好奇心を刺激し、一人ひとりの主体的な学びを力強く支える教材として注目されているのが、8,000以上の豊富なコンテンツを提供する「みんなにもっと NIMOT!(以下、NIMOT!)」です。2026年5月には「ロイロノート・スクール」との連携も開始。今回は、NIMOT!が秘める可能性や開発の舞台裏について、ICT制作第二部の宮下滉司さんにお話を伺いました!

■ デジタル教科書に“もっと”魅力を! NIMOT!誕生の裏側

――NIMOT!がどのようにして誕生したのか教えてください。

宮下さん(以下、宮下):令和6年度から小学校英語の学習者用デジタル教科書が広く供給されることを見据えて、学習者用デジタル教科書と「一緒に使ってもらえるコンテンツ集」の開発がスタートしました。教科書の内容を深く理解できるシミュレーション教材や、物足りなさを感じる子ども向けの発展的な内容の動画教材などを「+アルファ」することで、子どもたちの学習活動に寄り添い、自ら選んで学習を進めていける環境を提供することを目指しました。

――NIMOT!という名前には、どのような想いが込められているのでしょうか?

宮下:デジタル教科書など「何かと一緒に使うことで、お互いの魅力を“もっと”引き出したい」という想いがあり、「○○にもっと」という言葉の響きから「NIMOT!(ニモット)」と名付けました。

――豊富なコンテンツがあると、どれを使うか悩んでしまいそうですね。

宮下:当然ですが、私が一人で全てのコンテンツを制作しているわけではなく、各教科の担当者がそれぞれの専門性を生かして開発したコンテンツをNIMOT!に集約しています。毎月更新される「ピックアップ」コーナーでは、各教科の担当者が年間学習指導計画に合わせて選んだ、その時期のおすすめコンテンツを紹介しているので、子どもは悩むことなく適切なコンテンツを選ぶことができます。また、SNSのハッシュタグのように関連コンテンツへ次々と飛べる導線もあり、子どもたちが主体的に学びを深めていける仕組みになっています。

豊富なコンテンツの中から適切なものを「ピックアップ」して子どもたちの自走をサポートします。

■ 専門家・弁護士が監修!先生が安心して指導できる教材「情報社会のモラル&リテラシー」

――次期学習指導要領でも重視される「情報活用能力」の育成について、NIMOT!が活躍する場面はありますか?

宮下:「情報社会のモラル&リテラシー」をお使いいただくのが良いと思います。スマホやタブレット、SNS、動画配信サイトなどで起こる、子どもたちが日常で遭遇しやすい事例を動画として収録しています。収録している87本の動画はすべてアニメーションで、子どもたちが親しみをもって学習に取り組めるよう工夫しました。さらにアニメーションは「小学校低・中学年向け」と「小学校高学年・中学校向け」の2パターンがあり、それぞれの年齢に合わせたキャラクターも登場するので、扱う事例を自分ごととして、より身近に感じてもらえるのも大きなポイントです。

――子どもたちが楽しく学べる工夫が素晴らしいですね。ただ、この分野は指導に不安を感じる先生も多いと聞きますが、その点への配慮はいかがでしょうか?

宮下:おっしゃる通り指導が難しい分野だからこそ、安心してお使いいただけるように大学の先生にご監修いただきながら教材を制作しました。特に指導が難しい著作権法などの法律の内容は、弁護士による監修も加えて教材を制作しています。確かな裏付けがあるからこそ、先生方も安心して授業に臨んでいただける内容になっています。

――専門家の監修が入っているのは心強いですね。ほかに工夫したポイントはありますか?

宮下:「情報社会のモラル&リテラシー」の動画には、ワークシートや指導案が全題材についているので、先生は事前の準備に手間をかけることなく、すぐに授業で実践していただけます。また、学級通信などにそのまま使える保護者向けの案内テンプレートもついており、学校と家庭が一体となった指導を行いやすいのも大きな特長です。

指導に必要なものがすべて入っているので、誰でも安心してお使いいただけます。

■ 授業を盛り上げる「3D道案内」と便利な Google Classroom 連携

――そのほかの人気コンテンツとして、「3D道案内」があるそうですね。

宮下:英語の教科書に必ずある「道案内」の単元は、教科書にある平面の地図で活動を行う場合、方向感覚がつかみにくく、ペアワークなどの言語活動が難しいという悩みを現場の先生方から伺いました。そこで、3Dの町の中をキャラクターを歩かせながら、子ども同士が英語で道案内の活動ができるコンテンツを開発しました。毎回道案内のルートをランダムに変えて無数のパターンで実践できるので、紙の教材では難しかった「複数パターンで何度も練習する」ことも可能になりました。このコンテンツも英語の担当者が専門性を生かして制作したので、学校現場の具体的な悩みを解決することができる良いコンテンツに仕上がっていると思います。

大人気コンテンツの「3D道案内」。ペアワークを通じて、子どもたちの主体的な学び合いが生まれます。

――「 Google Classroom 」とも連携していますよね。

宮下:先生が Google Classroom で子どもたちに課題を配信する際に、NIMOT!のコンテンツを添付ファイルのようにして一緒に送ることができる機能があります。子どもたちは Google Classroom から直接NIMOT!のコンテンツを開いて学習できるので、普段の課題に動画やシミュレーションを手軽にプラスして取り組んでもらうことができます。おかげさまで、この機能も現場の先生に大変ご好評をいただいています。

■ 「ロイロノート・スクール」との連携で描く、新しい学びのカタチ

――2026年5月には株式会社LoiLoさんとの協業も始まりました。

宮下:株式会社LoiLoさんが提供する「ロイロノート・スクール」は国内外で約14,000校、約300万人に利用されている協働学習・授業支援プラットフォームです。多くのユーザーから確かな信頼を得ているサービスと連携することで、東京書籍の持つ教科書会社としての質の高い教育コンテンツを“もっと”便利に、“もっと”効果的に使っていただけるのではないかと考えています。これまでも、NIMOT!をご採用いただいた学校に対し、他社のサービスと連携した活用方法をご提案してきたのですが、学校によって採用している授業支援サービスが異なるため、漠然とした案内になってしまうことに課題を感じていました。今回の連携によってその課題が解消できるのではないかと期待しています。

――具体的な協業の中身はどのようなものですか?

宮下:ロイロノート・スクールの教材の1つである、学びのポートフォリオ「ロイログ」で使える「単元カード」の提供を開始しました。「単元カード」には「ロイログ」で蓄積した学習記録をもとに、子どもたちが自分の学びを見通し、深め、次の学びに生かすことができるよう、教科書の「単元の目標」と、子ども向けに作成した「理解度チェックシート」を掲載しています。子どもたちが「単元の目標」や「理解度チェックシート」をもとに、自身の学習記録を振り返ることで、復習や次の学びにつなげる習慣の定着を目指す、新しい学習モデルを示しています。

――次期学習指導要領が目指す「自己調整能力の育成」にぴったりですね。

宮下:さらに「理解度チェックシート」には、NIMOT!やデジタルドリル「タブドリLive!」へのリンクも付いています。たとえば、「理解度チェックシート」で分からないところが見つかったら、リンクからNIMOT!やタブドリLive!にアクセスして、該当する部分を自分のペースで復習することができるようになります。「ある程度学習が進んだら単元カードで振り返り、分からなかったらすぐに学び直す」という一連のサイクルが、タブレット端末の中ですべて完結するので、子どもたちが自発的に学習する習慣が自然に身につく仕組みになっています。

学習記録が単元ごとに1つの画面にまとまることで振り返り学習がしやすくなります。

■ 子どもたちの興味・関心を広げる選択肢の1つに

――最後に、子どもたちや現場の先生方へのメッセージをお願いします!

宮下:NIMOT!の豊富なコンテンツの中から、自分の興味・関心につながるものを何か一つでも見つけて、それが将来の夢や仕事につながるきっかけになれば、これ以上うれしいことはありません。先生方には、まずは「ピックアップ」や「NIMOT!バズ」のコンテンツをお試しいただき、そこからタグを辿ってさまざまなコンテンツに触れていただきたいです。こんなにも魅力的なコンテンツがあるのかと驚かれると思います。東京書籍以外の教科書にも対応しており、すべての学校でお使いいただけますので、ぜひ先生方にNIMOT!を“もっと”活用してほしいです。

単なるデジタル資料集にとどまらず、子どもたちの学習を支援する役割から、先生の授業準備や教育現場のニーズに応える豊富な教材、そしてロイロノート・スクールとの連携まで、多角的な進化を続けるNIMOT!。東京書籍以外の教科書にも広く対応するこのサービスは、まさにすべての学校現場に寄り添う存在といえます。子どもたちの「もっと知りたい!」を引き出す頼もしい相棒として、これからの教育現場で “もっと” 輝きを放ちそうです。

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