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あたらしい高校英語の教科書が誕生しました!

2025.04.07

あたらしい高校英語の教科書が誕生しました!

「明るい」「聡明な」「希望に満ちている」というポジティブなイメージが込められた高校英語教科書『BRIGHTEST English Communication I』。「精読、速読の両面からアプローチできる本文指導」「本文をリテリングでまとめるシンプルな構成」などのさまざまな特長の中でも「文理のバランスがとれた多様な題材」が一番のおすすめポイントです!

文理のバランスがとれた多様な題材

リーディングの読み物のトピックとして、従来の人文・社会系題材に加え、科学題材や文理融合題材を充実させました。例えば、行動科学、食品科学、宇宙工学や脳科学など、生活に身近な科学のトピックを厳選しました。幅広い分野のトピックに触れて視野を広げ、思考力を深めることができる教科書です。

大学受験で理系題材が大幅に増加

科学題材や文理融合題材を積極的に取り入れたのには理由があります。それは、大学入試長文問題のトピックとして、自然・科学技術・産業などの理系題材が大幅に増えていること。2021年の29.1%から、2024年には35.1%に増えているという調査もあるほどです(旺文社『全国大学入試問題正解(国公立大編)』(2021年受験用/2024年受験用))。
それら最新の傾向を取り入れたうえで、中学までの英語力を土台にリーディング力をさらにレベルアップし、豊富なリテリング活動を通じて表現力を身に付け、さらには自分の考えをアウトプットする力まで養うことができます。

さまざまなテキストジャンルを網羅

レッスンの読み物にはレポートや講義などの場面が設定されています。加えて、各レッスンの Reading Plusにおいては、ウェブ記事、新聞記事、ブログ記事、パンフレットなどさまざまなテキストジャンルを網羅しています。それぞれ語数は300~400語で、テキストに応じた読み方を養いながら、トピックに関連した知識を増やすことができます。
では、具体的には、どのような題材があるのでしょうか。おすすめしたい題材はたくさんあるのですが、とくにみなさまに知っていただきたい3つのトピックを、先生のコメントとともにご紹介いたします。

Lesson 5 The Art of Changing Behavior
題材設定:ナッジを紹介した講義

ナッジは「行動を促す仕掛け」のこと。例えば、ピアノ階段は、通りがかる人の興味を引き付け、エスカレーターではなく階段を使うように促します。このほかにも、道路に描かれた白線や自転車置き場のポスターなど、ナッジが利用される場面を紹介しています。

Reading Plus: Nudges in the Wrong Direction(悪いナッジについての経済誌の記事)

青山学院高等部・田辺 博史 先生

【コメント】

“nudge”という語は「肘で小突く」という意味ですが、転じて「さりげなく行動を促す仕掛け」を指すようになりました。多くの人々に影響を与えることができ、政策立案などに応用されています。未来を担う高校生たちにぜひ知ってもらいたい内容です。

(青山学院高等部・田辺 博史 先生)

Lesson 7 Egg Whipping: Science and Food
題材設定:卵白の泡立てを科学的に考察するブログ記事

卵はマシュマロやスポンジケーキのふわっとした食感を支えています。このレッスンでは、卵白の泡立てに焦点を当て、科学的に紹介します。例えば、泡立てる際に使うボウルの素材によって、泡立ちやすさが変わります。銅のボウルが最も適していて、ガラスのボウルでは少し苦労することになります。

Reading Plus: The World of Omelets(世界のオムレツを紹介する料理雑誌の記事)

畿央大学・福島玲枝 先生

【コメント】

料理を科学的に考えたことはありますか? 私たちが感じる美味しさも、実は科学に支えられています。身近な食材や調理法に隠された科学的背景を知ることで、新たな視点から「食」を楽しめるかもしれません。

(畿央大学・福島 玲枝 先生)

Lesson 8 Origami Engineering
題材設定:折り紙技術について紹介する校内誌の記事

折り紙が世界の研究者から注目されています。例えば、人工衛星の太陽光パネルは、打ち上げ時には小さく畳み、宇宙で大きく広げる必要があり、折り紙技術が利用されています。近年では、人の体の中で動作するロボットなど、医療分野でも応用が進んでいます。

Reading Plus: Living on Mars(火星移住について書かれたオンライン科学雑誌の記事)

中央大学・栗原文子 先生

【コメント】

日本人が古くから親しんできた折り紙。時代とともに技術が進化し、写真左側の図のように折ると、中央のワイバーン(二足の竜)が出来あがります。今では折り紙は数学、建築、医療などさまざまな分野で応用されています。文系・理系のどちらの生徒の興味も引き付ける題材です。

(中央大学・栗原 文子 先生)

みなさま、いかがでしたか? もちろん『BRIGHTEST』には、丁寧な本文指導ができる工夫や英語力を着実に育成するレッスン構成など、このページだけではご紹介できないたくさんの「おすすめ」がちりばめられています!
ぜひ、以下の教科書特設サイトも御覧いただき、新しい教科書の魅力を知っていただけましたら幸いです。

令和8年度用 高等学校教科書のご案内(『BRIGHTEST English CommunicationⅠ』)