書籍編集の現場から

The 1990s:90年代ビジュアル・アーカイブ The 1980s:80年代ビジュアル・アーカイブ
The 1980s:80年代ビジュアル・アーカイブ
The 1990s:90年代ビジュアル・アーカイブ
著者:ヘンリー・キャロル
訳者:行武 温
日本語版解説:掟ポルシェ(The 1980s) 若林恵(The 1990s)
定価:各 5,940円(本体5,400円+税10%)

The 1980s:80年代ビジュアル・アーカイブ
The 1990s:90年代ビジュアル・アーカイブ

著者:ヘンリー・キャロル
訳者:行武 温
日本語版解説:掟ポルシェ(The 1980s) 若林恵(The 1990s)

 1985年生まれの私にとって90年代は特別です。昨年末は『ラブ上等』でブチ上がりました。それは主題歌がglobeだったから。当時小室ファミリーを好んで聴いていたわけじゃないんですが、身体が反応するんですね。あの頃の音楽や映画などに触れるたび、自分は90年代育ちなんだと思い知らされます。不思議なもので、これが00年代ともなると思い入れ皆無。何も覚えてないです。人間、15歳くらいまでに生きた年代に愛着が湧くんだと思います。ちなみに『The 1990s』で解説を書いてもらった若林恵さんは1971年生まれだったのですが、案の定「俺90年代嫌いなんだよ」とのことでした(すいません。でも解説は素晴らしかったです)。

 さて、本書『The 1980s』『The 1990s』の二冊ですが、それぞれその時代の空気を体感できるすごい本になっています。政治、社会、報道、広告、アート、デザイン、建築、ポップカルチャー、セレブリティ……ありとあらゆる分野の貴重な写真、視覚イメージが1冊に収められています。その時代を生きた方々は「懐かしい」と盛り上がること間違いなし。若い方も大丈夫。『ストレンジャー・シングス』が好きなら80s、NewJeansが好きなら90sをどうぞ。いかに80s/90sの文化がリバイバルしているかを知ることができるはずです。もっと当時の日本のことを知りたいという方は掟ポルシェさんの解説(『1980s』)をお読みください。きっとバンドを組みたくなるはずです。


東京書籍 出版事業部 (大)
2026年8月
クリックで拡大表示ができます。