書籍編集の現場から

グランド・フィーリング・ホテル
『グランド・フィーリング・ホテル』
作:リディア・ブランコヴィッチ
訳:tupera tupera
定価:1,980円(本体1,800円+税10%)

グランド・フィーリング・ホテル

作:リディア・ブランコヴィッチ
訳:tupera tupera

 「気持ち」が客として訪れるホテル。この一風変わった設定の絵本はベルリン出身の作家リディア・ブランコヴィッチのデビュー作です。海外のブックフェアで見つけてひと目惚れ。帰国早々にオファーを出しました。版権を獲得できるかは、こちらが出す条件や競合相手次第。何社か競合したようですが、無事版権を得ることができました。こういった経緯があるので、非常に「縁」を感じている書籍です。
 翻訳は、絵本の世界のみならず、さまざまな分野で大活躍のtupera tuperaさんに引き受けていただきました。「feelings」を「オキモチさま」と訳すなど、より登場するキャラクターへの愛着がわくような、日本語版独自の世界観をつくりあげてくださりました。もともとファンだったので、3人で訳を読み合わせながら議論できたことは今思い返しても感慨深いです。
 本書は2025年時点で30カ国語以上に翻訳出版されるなど、世界的に高い評価を得ています。ここ日本でも、tupera tuperaさんの訳とともに、多くの読者に愛される絵本になることを願っています。大人が読んでも楽しめる内容となっておりますので、是非とも手に取ってみてください。

東京書籍 出版事業部 (大)
2026年1月
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