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書籍編集の現場から

スポーツ観戦手帳

「スポーツ観戦手帳」
ワールドカップもオリンピックも、コレ1冊

東京書籍編集部/編 本体価格1,600円(税別)
 先日、サッカーのワールドカップは終わってしまいましたが、これから日本では2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピックと、スポーツのビッグイベントが目白押しです。そんな話題に事欠かないスポーツですが、案外、ルールや見どころを知らないスポーツは結構あるもの。私もこの本を作るまでは、結構知っているつもりでいました。しかし、この本を作っていくと、アメフトやクリケット、近代五種、馬術、フリースタイルスキーなど、ほとんどルールを知らないスポーツもかなりあること、そして、知っていたつもりでも、勝敗がどう決まるのか、採点方法、試合時間と競技の進め方、主な反則、サーブは何回で交代するのか等の基本的なルールを知らないスポーツがいかにたくさんあるかを思い知らされました。
 この本のコンセプトは、観戦する人が「このポイントさえ知っておけば楽しめる」という必要最低限の情報だけを厳選すること。観戦者にとって無駄な情報は大胆にそぎ落とし簡潔に分かりやすく解説すること。掲載している競技は、夏季・冬季オリンピックの全競技、サッカーやラグビーなどワールドカップのある競技、アメフト、ゴルフメジャー、クリケットなどTVで放映されているスポーツ競技になります。各競技を1Pから10Pほどで解説しています。
 しんどかったのは、まさにこの本のコンセプトである「観戦する上で必要最低限の情報だけを厳選すること」「無駄な情報は大胆にそぎ落とし、簡潔に分かりやすく解説すること」でした。各競技のルールや見どころを数ページにギュッと解説することは、なかなか手ごたえがあり痺れました。なるべくイラストを入れて分かりやすくしようとしていますが、競技によってはスペースが足りず文字だらけになってしまったものもあります。また、皆さんが体育の授業等でやったことのあるような一般的にメジャーなスポーツを、どこまで解説するかも悩ましい問題でした。そんな時は編集方針の基本に立ち戻り、そのスポーツを全く知らない読者を前提に解説しており、実際、読まれたときに、人によってはそんなことは言われなくても知っているよと思われる箇所があるかもしれません。
 そんな「スポーツ観戦手帳」ですが、一家に一冊あれば、TVでも実際にスタジアムに行っても、またお子様のクラブ活動の応援などでもスポーツ観戦で盛り上がること間違いなし。
 お茶の間に一冊、いかがでしょうか。

東京書籍 書籍編集部
2018年10月
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