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ぼくのワインができるまで

ぼくのワインができるまで

玉村豊男/著

ISBN:978-4-487-81194-6
定価1,650円(本体1,500円+税10%)
発売年月日:2019年06月24日
ページ数:84
判型:B5変型判

解説:
ブドウを植えてワインをつくる、自然を相手にした暮らし。
人生の途中から、もうひとつのライフスタイルを求めて、ワインづくりを志す人がふえています。
ブドウ栽培・ワイン醸造・ワイナリー経営の学校「千曲川ワインアカデミー」を主宰する、ヴィラデストワイナリーのオーナー玉村豊男が絵と文で指南する「貧乏なワイナリーオーナーになる方法」。土と太陽をメディアにして自己を表現するワインづくりというアートの魅力。生きている実感を抱くことができる、充実した後半生を求める人たちへ。

著者情報

玉村豊男(たまむらとよお)
1945年10月8日,日本画家・玉村方久斗の末子として東京都杉並区に生まれる。桃井第三小学校,荻窪中学校,都立西高校を経て東京大学文学部へ。フランス文学科在籍中にサンケイスカラシップ海外奨学金を得て,1968年9月フランス・パリ大学言語学研究所に留学するも,大学革命の余波で講義再開が遅れ,それを奇貨として欧州各地を放浪,中東・東南アジア諸国を周遊して1970年に帰国。国内旅行ガイド,海外旅行コンダクター,通訳,翻訳業を経て1972年より文筆業。1983年長野県軽井沢町,1991年同東部町(現・東御市)に移住し,ヴィラデスト農園を開拓。2003年10月果実酒製造免許取得しワイナリーを設立,2004年4月にカフェレストランとショップをオープンし現在に至る。
エッセイストとしては『パリ 旅の雑学ノート』,『料理の四面体』,『田園の快楽』,『絵を描く日常』等の著書多数。画家としては1989年に初個展,1994年より各地で巡回展。2007年,元箱根に〈玉村豊男ライフアートミュージアム〉が開設された。

コンテンツ

飛行機のオリーブ
パリ大学の食堂で
人がワインと出会うとき
お酒は人にならうもの
飲むか
造るか
ワインを造りたい人が増えている
ワイナリーオーナーになるために
土地を探す
骨を埋める
農地を手に入れる
ブドウの樹の寿命
苗木を買う
苗を植える
育てるブドウの品種を選ぶ
苗はかならず接ぎ木をする
与えられた土地
垣根づくりの畑
どんな土地でもブドウは育つ
たがいに競わせ厳しく育てる
剪定
誘引
ブドウは新しい梢に実る
収穫量とワインの味
新芽が出る
小さな果実
ファーストヴィンテージ
果粒は小さいほうがいい
葉が繁る夏
雑草と害虫
雨が降ると病気が出る
コウモリガの幼虫など
ボルドー液
スピードスプレイヤー
無農薬栽培
消毒用機材
ヴェレゾン
収穫のとき
醸造を委託する
ワイナリーを建てる
醸造ができる人
ワイングロワー
空飛ぶワインメーカー
ワインは農家が造るもの
ワインの名前を考える
ワイナリー経営を考える
ワイン特区と表示ルール
マーケティング戦略とは
除梗破砕機
果汁プレス
梗は残すか捨てるか
足で踏むように搾る
発酵の化学
酵母の選定
白いワインと赤いワイン
昔はみんな自然派だった
ワインと硫黄の関係
近代化で喪ったもの
亜硫酸塩を添加する
どこまで昔に戻るか
タンクと樽
コルクの栓
熟成という不思議な現象
スクリューキャップ時代
ワインに値をつける
ボトリングトラック
日本ワインは高いのか
注目される次世代産業
風景の中でワインを飲む
楽しいワインヴィレッジ
ワイナリー観光は農業を訪ねる旅
ライフスタイルワイナリーの集積
舵のない小船で漂う旅
ワインは飲むより造るほうが100倍面白い
あとがき