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自閉症スペクトラムへのABA入門

自閉症スペクトラムへのABA入門
親と教師のためのガイド

シーラ・リッチマン/著 井上雅彦,奥田健次/監訳 テーラー幸恵/訳

ISBN:978-4-487-80937-0
定価1,980円(本体1,800円+税10%)
発売年月日:2015年03月05日
ページ数:184頁
判型:A5

解説:
「自閉症へのABA入門」の新訂版。自閉症の子どもたちの日常生活スキルの獲得や向上,不適切行動の改善の促進に非常に効果的なABA(応用行動分析)をわかりやすく解説した初の入門書。親御さん,教師に最適。

著者情報

テーラー幸恵(てーらーゆきえ)
北海道に生まれる。フリーライターを経て、現在は翻訳に携わる。
主な訳書に、『レット症候群ハンドブック』(監共訳 2002 年)、『レット症候群ハンドブッ クII』(監共訳 2013年)(2点とも 日本レット症候群協会)、『アスペルガー症候群への支援:小 学校編』(2005 年)、『アスペルガー症候群への支援:思春期編』(2006 年)、『アプローチ &メソッド 世界の言語教授・指導法』(共訳2007年)、『自閉症の子どもの指導法- 子どもに適した教育のためのガイド』(2008年)、『眼を見なさい! アスペルガーとともに 生きる』(2009 年)、『自閉症スペクトラムの少女が大人になるまで』(2010 年)、『アスペル ガーの男性が女性について知っておきたいこと』(2013 年)、『自閉症スペクトラムへの ABA 入門 親と教師のためのガイド』(2015 年)(以上いずれも東京書籍)などがある。

著者情報

シーラ・リッチマン(しーらりっちまん)
アメリカ合衆国ニューヨーク大学心理学修士課程修了。ニューヨーク在住の行動療法コンサルタント。自閉症スペクトラム障害の子どもたちに深くかかわり,応用行動分析(ABA)のプログラム開発や指導を行っている。数々の教育研究機関でスタッフの養成や評価を行い,公的に行動療法とその応用に関して保護者の指導に携わってきている。

著者情報

井上雅彦(いのうえまさひこ)
1965年,山口県に生まれる。筑波大学大学院博士課程心身障害学研究科中退。
1992年,兵庫教育大学学校教育部附属障害児教育実践センター助手。1999年,同大学学校教育学部附属発達心理臨床研究センター発達障害心理臨床部門 助教授。臨床心理士,専門行動療法士,学校心理士,臨床発達心理士。専門は応用行動分析学,発達障害心理学。大学センターにて自閉症児や発達障害を持つ子どもから成人までの教育相談を行うかたわら,保護者を対象とした家庭療育支援,きょうだい支援,学校支援,地域支援など本人を取り巻く様々な人々に対するサポート研究を行っている。〈著書〉「ことばと行動 言語の基礎から臨床まで」(分担執筆)2001年 ブレーン出版,「自閉性障害の理解と援助」(分担執筆)2003年 コレール社「応用行動分析学入門」(共著)1997年 学苑社 他

著者情報

奥田健次(おくだけんじ)
1972年,兵庫県に生まれる。兵庫教育大学大学院学校教育研究科障害児教育専攻修士課程修了。臨床心理士,専門行動療法士,学校心理士,臨床発達心理士。専門は応用行動分析学,発達臨床心理学。現在も大学でABAプログラムの開発や指導の仕事を行うかたわら,全国各地の発達障害児をもつ家庭への出張相談を多数行っている。1999年度,「内山記念賞(日本行動療法学会)」受賞。〈著書〉「ことばと行動 言語の基礎から臨床まで」(分担執筆) 2001年 ブレーン出版,「自閉性障害の理解と援助」(分担執筆)2003年 コレール社 他

コンテンツ

第1章 自閉症スペクトラムとは何か
 自閉症の兆候と症状
 一般的な予知
 自閉症の診断の歴史
 様々な療法と教育・指導法
 まとめ

第2章 学習についての基礎理解と応用行動分析によるアプローチ
 学習とは何か そして 行動はどのように教えられるか
 手がかり刺激
 強化子
 プロンプトの提示
 般化
 行動形成
 行動連鎖
 まとめ

第3章 子どもの自由時間を構造化する
 はじめに:なぜ遊びが発達に大切なのか
 機能レベルに応じた遊び
 必須のスキルを考える
 ゲーム、遊び道具を選ぶ
 課題分析をする
 適切な遊びを教えるには
 指導に使う道具
 まとめ

第4章 不適応行動への対応
 はじめに:罰にまさる強化の利点
 不適応行動を起こす要因
 ABC機能分析モデル
 機能分析を行う
 先行法
 反作用法
 行動プランについてよく受ける質問
 まとめ

第5章 日常生活スキル
 はじめに:子どもの自立を高めるヒント
 健全な睡眠パターンを作る
 トイレット・トレーニング
 偏食その他の食事の問題
 着替え
 まとめ

第6章 コミュニケーションを育てる
 はじめに:具体的な目標をたてよう
 言葉の理解
 言葉の表出
 サイン言語
 コミュニケーション・ボード
 まとめ

第7章 きょうだいのかかわり
 きょうだいに自閉症について教える
 平等感を培う
 子どもとして、また個人としてのきょうだい
 良いきょうだい関係を築く
 きょうだいにかかわりを任せっぱなしにしてはいけない場合
 きょうだいであることによる良い影響
 まとめ

第8章 地域参加のために
 はじめに:積極的な地域参加と般化の重要性
 目的地と活動を具体的に考える
 地域参加のたの準備
 時間つぶしができるものを持っていく
 親の心の準備
 まとめ

エピローグ
 監訳者あとがき
 参考文献
 ウェブサイト
 さくいん