ARで手にとるようにわかる 3D宇宙大図鑑 書籍の購入 お問い合わせ 東京書籍

01  宇宙誕生 ~宇宙はどのように生まれたのか~
02  ダークエネルギー ~宇宙膨張は加速していた~
03  ダークマター ~見えないものが支配している宇宙~
04  宇宙の大規模構造 ~宇宙には巨大な壁と空間があった~
05  銀河団 ~銀河は群れをなして存在していた~
06  衝突銀河 ~銀河は合体して成長している~
07  私たちの銀河系 ~巨大な円盤の中にいる~
08  星の誕生 ~星はなぜ光り始めるのか~
09  星の残骸 ~星は死んだあとどうなるか~

10  ブラックホール ~重力が大きすぎると何が起こるのか~
11  系外惑星 ~SFのような惑星たちは実在した~

【もっと知りたい! 宇宙のこと】
地球から見上げる宇宙は立体的だった/時空はゆがむ 相対性理論の世界

【宇宙偉人伝】
ウィリアム・ハーシェル/エドウィン・ハッブル/アルベルト・アインシュタイン/スティーブン・ホーキング


12  太陽系の誕生 ~私たちの太陽系はどのように生まれたのか~
13  太陽 ~太陽はなぜ光っているのか~
14  太陽活動 ~太陽ではどんな爆発が起こっているのか~
15  太陽系天体 ~太陽系にはどんな別世界があるのか~
16  水星 ~もっとも内側をまわる太陽系最小の惑星~
17  金星 ~地球と運命を分けた地獄のような場所~
18  地球 ~地球にしかないものとは何か~
19  火星 ~この惑星に生命は存在するのか~
20  小惑星 ~惑星誕生の秘密をにぎる化石たち
21  木星 ~雲におおわれた太陽系第二の支配者~

22  土星 ~美しいリングをもつ太陽系の絶景スポット~
23  天王星 ~横倒しでまわる不思議な惑星~
24  海王星 ~発見からやっと一周した最遠の青い惑星~
25  太陽系外縁天体 ~冥王星はどうして惑星ではなくなったのか~
26  彗星 ~尾をたなびかせる太陽系の旅人たち~

【もっと知りたい! 宇宙のこと】
流星群を楽しむ方法

【宇宙偉人伝】
ニコラウス・コペルニクス/ガリレオ・ガリレイ/アイザック・ニュートン


27  地球システム ~地球に住むとはどういうことか~
28  地球誕生 ~原始地球では何が起こっていたのか~
29  地球の自転 ~地球とともに私たちのすべてがまわる~
30  地球の公転 ~地球が太陽を周回している証拠は何か~
31  月の誕生 ~どうして月が存在するのか~
32  月の世界 ~身近な天体の知られざる素顔~
33  月の地形 ~月の裏側には何があるのか

34  月の満ち欠け ~くりかえされる月の周期~
35  日食 ~満月が赤銅色に染まっていく~
36  月食 ~太陽の光が失われていく神秘の光景~

【もっと知りたい! 宇宙のこと】
天動説と地動説/宇宙年齢は精度よく求められている


37  地球脱出 ~人工衛星と探査機はこう違う~
38  ボイジャーの旅 ~太陽系の旅をつづける探査機はいま~
39  惑星探査 ~太陽系の素顔にせまる探査機たち~
40  着陸 ~地面のある天体に降りるロボットたち~
41  はやぶさ ~小惑星から帰還した奇跡の旅~
42  アポロ ~人類が他の天体に降り立った唯一のミッション~
43  スペースシャトル ~16 カ国355 人を運んでついに引退~
44  国際宇宙ステーション ~地球をまわる巨大な実験場~

45  宇宙飛行士 ~人間は宇宙で生活できるのか~
46  人類移住 ~人類はいつか宇宙に住めるのか~

【もっと知りたい! 宇宙のこと】
火星の大地をめぐる/この太陽系に地球外生命は存在するのか/宇宙開発の歴史

【宇宙偉人伝】
糸川英夫


47  すばる望遠鏡 ~宇宙を見つめる巨大なまなざし~
48  アルマ望遠鏡 ~宇宙の謎解きが一気に進む~
49  宇宙望遠鏡 ~地球から飛び出した宇宙へのまなざし~
50  未来の望遠鏡 ~知の地平を切り拓く巨大望遠鏡計画~

 


特別付録
ARで、ミニ太陽系をながめてみよう!

 宇宙は宇宙飛行士や天文学者だけのものではありません! 古くから天文学は「みんなの科学」ともよばれ、宇宙の下では誰でもが平等、宇宙を楽しむ権利も万人共通の権利です。
 ポール・ゴーギャンがタヒチで描いた名画のタイトル「我々は何処から来たか、我々は何者か、我々は何処に行くのか」のように、人は誰でも、星空をながめると一度は「私は誰?ここはどこ?」、または「宇宙において私たち人類は孤独な存在なのか?」などと自問自答することでしょう。宇宙は古くから人びとの知的好奇心をくすぐる対象です。天文学を「理系の哲学」とよぶ人もいますが、理系も文系も芸術系もまったく関係なく、誰でもがそれぞれの興味でどんなアプローチからでも楽しめるのが宇宙の魅力です。
 しかし、人類の歴史の多くの期間、ヒトにとって宇宙は遠くはるか、思いも届かない世界であり、私たち人類は半径無限遠の天球の下で、まるで丸天井の張りついたかのような星々を眺めるだけの存在でした。ところが私たち人類にとって、かつてはどんなに手を伸ばしても届かなかった星空の世界が、近年、ぐっと身近な存在になりつつあります。
 望遠鏡の発明からおよそ400年、天体望遠鏡は次々と巨大化・精密化し、それまで見ることができなかったはるか遠い深宇宙の姿を次々に明らかにしていきました。現在では宇宙は137億年前にビッグバンで誕生し、いまでも膨張しつづけていることがわかっています。20世紀後半には、ロケット工学も進み、ヒトが大気圏を飛び出してすでに50年が過ぎようとしています。アポロによる月着陸でさえ40年以上むかしの出来事です。
 宇宙は、「不思議の玉手箱」ともよばれるように、解明が進めば進むほど、新たな謎が誕生する世界です。科学者たちはもう少しで宇宙を支配する「ダークマター」の正体を解き明かし、きっと将来には宇宙膨張の謎「ダークエネルギー」の正体をも解明するでしょう。そして、地球外生命の住む太陽系外惑星の発見までももう一息のところまで迫っています。宇宙人との交信も夢ではない時代が目の前にきているのです。
 そんな最新の宇宙の姿を、本書の上に浮かび上がるAR(拡張現実)技術で存分にお楽しみください。宇宙がまるで、本書を手にとって下さったひとりひとりの手のひらの上で、あなたの宇宙となって踊っているかのようです。宇宙ってすごい。そして・・・・・・カワイイ!
2012年03月11日
自然科学研究機構 国立天文台 普及室長
縣 秀彦