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自由研究のすすめかたは、
1 研究テ−マを選ぶ。 2 研究の計画を立てる。 3 必要な材料、道具を用意する。 4 実験・観察・製作を行って、記録をとる。 5 研究レポ−トをまとめる。 ここで一番大切なのは、〔1 研究テ−マを選ぶ。〕です。よく考えてみると、世の中にはわからないことばかり。テ−マは、いっぱいあるぞ。しかし、自分の力に合って、夏休み中にやれる目安がつくものでなければなりません。背伸びしすぎたテ−マだと、結局、何にもできなかったということになりかねません。よいテ−マを選ぶことは、研究が半分終わったことにあたります。 |
■その1.授業で疑問に思ったことを調べる。授業でやったことを発展させる。 今までの授業のなかで「おかしいぞ」とか「○○の場合でも成り立つのかな?」とかの疑問がわいたことはありませんか。例えば、「オキシド−ルに二酸化マンガンを入れると酸素が発生する」と勉強したら「二酸化マンガン以外には、酸素が発生しないのかな?」という疑問をもったりします。そうしたら、オキシド−ルに考えられる限りのいろいろなものを入れてみるという研究ができます。「植物は光合成で栄養分をつくっているから、光があたらないと生きていけない」と勉強したら「じゃあ、光があたらないようにすると植物は枯れてしまうのか?」という疑問がわいてきます。植物がしげった場所に、調査区域を設け、光だけがあたらないようにした場所とそうでない場所を何週間か観察してみます。枯れやすい植物と枯れにくい植物の根などを比べてみると、もっと深い研究になります。 |
■その2.生活の中で疑問に思ったことを調べる。 夏の夜、光に昆虫たちが集まってきます。「どんな虫が集まってくるんだろう?」とか「光の色を変えたら集まる虫の種類は変わるのかな?」などの疑問がわいてきませんか?アイスキャンディを食べるとき、「氷に塩を混ぜると、0°Cよりも低い温度になる。アイスキャンディをつくれる」ということを聞いたことを思い出したとします。低い温度がはかれる温度計を手に入れて、一定量の氷に入れる塩の量を変えて、一番低くなる割合を求めます。そうすると、一番効率よくアイスキャンディがつくる割合がわかりますね。ケ−キなどにドライアイスがついてくることがあります。ドライアイスだけでもいろいろ疑問がわきますね。「水に入れたときでる白い煙の正体は?」とかね。 |
■その3.新聞・テレビから話題をさがす 最近、新聞などで環境問題が話題になっていますね。「自分にもできることはないかなあ」と考えている君。身近な環境を考えてみるのも、良いことだよ。 |
■その4.ものをつくることから 夏休みは、じっくりものづくりができる時期。キットになっているものからつくるのではなく、材料を集めてつくりたいものです。ものづくりは、研究の基礎、はじまりです。モ−タ−、電池、比重計、カメラ、メッキなど、うまくできるように工夫することは立派な研究になります。 |
まずテ−マに関連して参考文献を調べたり、先生に相談しましょう。 できるだけ、研究テ−マについて自分の「仮説」を立てましょう。この研究で何を明らかにするのかをはっきりさせるが「仮説」です。例えば、「植物は本当に光があたらないと枯れるか」といったテ−マでは、「植物の体にたくわえてある栄養分を使い切れば、枯れる。たくわえている栄養分が多いほど枯れにくい」はず、は「仮説」になります。「仮説」は、結果として正しくなかったことになってもかまいません。自分なりに実験・観察の前に「こうなると思う」という予想をもつことで、実験・観察の目的がはっきりします。材料・道具は学校から借りたり、薬局・日曜道具店などで買ったりします。化学の実験で熱することが必要だとビ−カ−や試験管などうまくできていて、他のもので代用するのが難しいです。 |
表紙には、テ−マを大きく書き、学年・組・氏名を書きます。次に中身ですが、研究内容によって少し違ってきます。それでも、大体決まった形式があります。
1. 研究の動機 3、4など、写真があると良いですね。また、4では結果を表やグラフにするとわかりやすく、説得力があります。 |