ブルーアイランド氏のクラシック質問帖

Q7 オーケストラの楽器の構成が知りたいです
 管弦楽という日本語のとおり、中心になるのは管楽器と弦楽器で、さらに打楽器も加わります。演奏している時間が最も長く、音楽の基礎となるのは弦楽合奏で、四部に別れ、高い音域を担当する順に第Tヴァイオリン→第Uヴァイオリン→ヴィオラ→チェロとなり、コントラバスは古典派の時代はチェロの補強に使われていました。人数は、2人で一つの楽譜を見ることから、この倍数となり、最大の規模で16→14→12→10→8人で構成されています。会場の広さや経済状態によってさらに減ることもありえます。
 管楽器は木管と金管とに分かれ、かつては木製だった笛の仲間の木管楽器は上からフルート→オーボエ→クラリネット→ファゴットの4種類です。標準的な人数は各楽器2人ずつで、二管編成と呼ばれ、古典派の交響曲の編成となります。ロマン派では各3人となり、三管編成と呼ばれます。各二番以下の奏者は派生楽器という小型あるいは大型の楽器を持ち、音域を上下に拡げる役目をにないます。ピッコロ(高)、コーラングレ(低)、バスクラリネット(低)、コントラファゴット(低)がそれです。金管楽器は金属で作られたラッパの仲間で、トランペット→ホルン→テノールトロンボーン→バストロンボーンの4種で、チューバは弦楽器のコントラバスと同じ働きをします。標準的な人数は2→4または2→2→1で、チューバは1です。三管編成の場合はトランペットが3になることもあります。
 打楽器は必ず含まれるわけではなく、その可能性が高いのがティンパニで、数人いる打楽器奏者のかなめとなります。あとは必要に応じて、一人の奏者が何種類もの打楽器を受け持ちます。古典派よりもロマン派のほうが、多くの打楽器を用いる傾向があるようのです。
 これ以外に、ハープやチェレスタ、サクソフォーンなどの特別な楽器が加わることがあり、これらを編入楽器と呼び、作曲家の選択に任されているのです。
青島広志
1955年東京生まれ。東京芸術大学および大学院修士課程(作曲)を首席で修了。これまでに作曲した作品は200曲に及ぶ。ピアニスト・指揮者としての活動も35年を越え、最近ではコンサートやイベントのプロデュースも数多くこなしている。テレビ「世界一受けたい授業」「題名のない音楽会」「たけしの誰でもピカソ」「子供電話相談室」などに出演。東京芸術大学、都留文科大学講師。日本現代音楽教会、作曲家協議会、東京室内歌劇場会員。
つづく