東京書籍株式会社
代表取締役社長 川畑慈範
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このたび、弊社附設の「東書文庫」所蔵資料の一部が重要文化財の指定を受けたことは、誠に名誉なことであります。戦禍をくぐり抜け、社員が力を合わせて守ってきた弊社の所蔵品が貴重な国民的財産になったことを自覚するとともに、責任の重さを痛感しております。また、引き続き所蔵資料の公開等にも努めていきたいと考えております。 「東書文庫」は昭和9年(1934年)に弊社の創立25周年の記念事業として創設されました。弊社は今年の10月に創立100周年を迎えます。この記念すべき年に重要文化財の指定をいただいたということは、奇しき因縁を感じます。 アール・デコの影響を受けた装飾で知られている「東書文庫」の建物は芸術的にも価値が高く、平成11年に東京都北区指定有形文化財に指定され、平成19年には経済産業省の「近代化産業遺産」に認定されています。 所蔵資料につきましては、大部分が紙素材であるため劣化という問題を抱えていますが、企業の社会的責任を果たすためにも管理・保護に全力で取り組みたいと考えております。 |
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<歴史資料の部>
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<文化庁 記者提供資料による指定理由>近代の教科書関係資料として我が国で最も代表的な資料群。文部省より移管された明治期を中心とする教科書や掛図、教科書会社として教科書製作の過程で残された資料(印刷見本・原画・板木)等からなる。初等・中等教育の各階梯の幅広い教科について、明治初頭から戦後の文部省著作教科書まで、一連の資料が系統的に残る。近代学校教育研究における基礎資料であり、我が国の教育史、出版文化史上等に価値が高い。 (明治時代〜昭和時代) |
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東書文庫は,江戸末期から今日に至るまでの教科書を体系的に所蔵した教科書図書館である。正式には「東京書籍株式会社附設 教科書図書館 東書文庫」という。
東書文庫の母体である東京書籍は,1903(明治36)年の小学校教科書国定化にあたり,1909(明治42)年に翻刻発行(印刷・製本のみを請け負う)とその販売を目的として設立された教科書会社である。
1933(昭和8)年に「改正図書館令」が公布され,全国に次々と図書館が新設されたが,教科書中心の教育関係専門図書館というのは,まだ見当たらなかった。
そこで,1934(昭和9)年の東京書籍創立25周年の記念事業の1つとして,我が国最初の教科書図書館の建設を企画し,「東書文庫」と名づけ,1936(昭和11)年に竣工と同時に開館した。
当初,約1万冊の所蔵本から出発し,1938(昭和13)年以降に文部省より明治時代を中心とした検定教科書約47,000冊が寄贈され,教科書図書館としての基礎が確立した。現在では教科書,板木,原画など約14万点の資料を所蔵している。
建物は,1999(平成11)年に東京都北区の「有形文化財(建造物)」の指定を受けた。
また,2007(平成19)年には経済産業省の「近代化産業遺産」にも認定された。産業遺産とは,幕末・明治維新以降,近代産業の発展に貢献したものにスポットをあて,遺産の保護と地域振興をねらったものである。分野ごとに地域史・産業史のストーリーを軸に整理して,全国で33分野(575件)が選ばれた。
東書文庫 所蔵品
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| 掛図「わたしたちの学校」(桜の絵) | 高等国語読本表紙 |
東書文庫URL
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