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万葉手帳

万葉手帳

上野誠/著 牧野貞之/写真

ISBN:978-4-487-80957-8
定価1,650円(本体1,500円+税10%)
発売年月日:2016年01月31日
ページ数:240頁
判型:B6変形

解説:
いにしえの人々の生活の息吹をいまに伝える『万葉集』の特徴として、奈良県を中心とした日本各地の土地を歌っていることがあげられる。
ポケットサイズで持ち歩きに便利なこの『万葉手帳』は、厳選された92の歌について、わかりやすい解説と関連する土地の写真を豊富に掲載。旅先でも自宅でも、万葉びとの生きた世界を「リアル」に体感できるつくりとなっている。

著者情報

牧野貞之(まきのさだゆき)
1935年、新潟県生まれ。写真家。奈良大和路を撮り続けた写真家・入江泰吉に師事し、大和一円の撮影に同行する。1970年からフリーランスとして活躍。大和の風景を知り尽くし、ライフワークとしては万葉の故地を撮り続ける

著者情報

上野誠(うえのまこと)
1960年、福岡生まれ。国学院大学大学院文学研究科博士課程満期退学。博士(文学)。奈良大学文学部教授。国際日本文化研究センター客員教授。第20回奈良新聞文化賞、第12回民族学会研究奨励賞、第15回上代文学会賞、第7回角川学芸財団学芸賞受賞。『古代日本の文芸空間』(雄山閣出版)、『大和三山の古代』(講談社現代新書)、『魂の古代学——問い続ける折口信夫』(新潮選書)、『万葉挽歌のこころ——夢と死の古代学』(角川学芸出版)『日本人にとって聖なるものとは何か——神と自然の古代学』(中公新書)など著書多数。万葉文化論の立場から、歴史学・民俗学・考古学などの研究を応用した『万葉集』の新しい読み方を提案。近年執筆したオペラの脚本も好評を博している。

コンテンツ

はじめに
年表/地図/本書の使い方

第1章 万葉集を学ぶ
巻1の1/雑歌/相聞/挽歌
第2章 万葉の世界を体感する
    ○万葉の都 飛鳥
    飛鳥/藤原京/香久山/耳成山/畝傍山/大和三山妻争い/三輪山/飛鳥寺/橘寺/川原寺/甘樫の丘/飛鳥川/
○万葉の都 平城京
平城京/奈良山/春日野/高円/元興寺/佐紀
大和まほろばところどころ
斑鳩/生駒/竜田/二上山/葛城/吉野/石上/阿騎野/巨勢/宇智野
○全国に広がる万葉の旅
東国/大津/難波/筑紫
○万葉の四季
春/夏/秋/冬/初春
第3章 万葉の世界を知る
    ○万葉びとが生きた時代
    天皇/後宮/律令/畿内/有馬皇子の変/壬申の乱/大津皇子事件/長屋王の変 
    /白村江の戦い/仏教/遣唐使/遣新羅使
○歌う人々
額田王/聖徳太子/山上憶良/磐姫皇后/天武天皇/藤原夫人/高市黒人/山 部赤人/大伴旅人/笠女郎/大伴坂上郎女/大伴家持/高橋虫麻呂/志貴皇子/柿本人麻呂
○万葉びとの生活を知る
    奈良人/大路/宴/酒/市/鰻/人事/花見/七夕/鹿/放ち鳥/馬酔木/笠/簾/仮廬/鹿猪田/苗代水/野焼き/神/死/鄙/嘆き/星/豊旗雲