東京書籍

 

コミュニカティブクラスのすすめ コミュニケーション能力養成の新たな展望
大下邦幸/編著
  • ISBN:978-4-487-80407-8
  • 本体価格2,000円
  • 発売年月:2009-06-01
  • 体裁:  288頁
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本書は,日本の英語教育の枠組みの中で,どのようにしたらコミュニケーション能力を養成することができるかについて考察。コミュニカティブクラスというパラダイムを提案し,その実現のための具体的な方策を解説する。

著者情報

大下邦幸(おおしたくにゆき)
1948年福井県生まれ。福井大学教育学部卒業後,福井県公立学校教諭,福井大学教育学部附属中学校教諭,福井工業高校専門学校助教授を経て,福井大学教育地域科学部教授。1987年6月~1988年3月アメリカ合衆国・ペンシルバニア州立大学Center for ESLにて研究。現在,中部地区英語教育学会会長,全国英語教育学会理事,全国小学校英語教育学会理事。
【主な著書】
共編著『英語授業のコミュニケーション活動』東京書籍,編著『コミュニケーション能力を高める英語授業―理論と実践』東京書籍,編著『コミュニカティブ・クラスの理論と実践』東京書籍,共編著『小学校英語と中学校英語を結ぶ―英語教育における小中連携―』高陵社書店

コンテンツ

I 理論編

第1章 日本の英語教育とコミュニケーション能力の養成
  1.実践的コミュニケーション能力
  2.「英語が使える日本人」の育成のための行動計画
  3.外国語活動の開始
  4.高等学校新学習指導要領

第2章 コミュニケーション能力の養成とその問題点
  1.コミュニケーション能力とは何か
    (1) 狭義のコミュニケーション能力
    (2) 社会言語学からの示唆
    (3) Canaleの提案
    (4) Bachmanの提案
    (5) コミュニケーション能力の定義
  2.コミュニケーション能力養成のためのアプローチ
    (1) 第2言語習得理論からの示唆
    (2) Communicative Language Teaching (CLT)からの示唆
    (3) Savignonのコミュニカティブカリキュラム
    (4) コミュニケーション能力養成の基本的アプローチ
  3.英語授業におけるコミュニケーション能力養成の試み
    (1) コミュニケーション能力養成のための授業課程
    (2) コミュニケーション能力の養成とI型・II型の問題点

第3章 コミュニカティブクラスの提案
  1.コミュニケーション能力養成を考える上での前提条件
  2.コミュニカティブクラスとは何か
  3.コミュニカティブクラスの基本原理と特徴
    (1) 授業をコミュニケーションの場と捉える
    (2) 英語を媒介として授業を行う
    (3) 授業をコミュニカティブに行う
    (4) 背景知識や生活経験を活用する
    (5) 学習者の自己関与度を高める
    (6) 教師と生徒で授業を作り上げる
    (7) 生徒は授業で物知りになる
  4.コミュニカティブクラスの長所と課題
    (1) コミュニカティブクラスの長所
    (2) コミュニカティブクラスの課題

第4章 コミュニカティブクラスとメッセージ重視のアプローチ
  1.インフォメーションからメッセージへ
  2.メッセージ重視の指導の工夫
    (1) “I”の重視
    (2) 生徒の意見や考えが反映するように活動を仕組む
    (3) 意見・考えを述べるための表現の援助
    (4) 生徒の考える時間の確保
  3.メッセージ重視のアプローチと教科書本文の指導
    (1) 教科書本文とメッセージ
    (2) メッセージを重視した教科書本文の扱い
  4.メッセージ重視のアプローチの課題とその解決策
    (1) 生徒側の重い認知的負荷
    (2) 言いたいことと英語知識のギャップ
    (3) 生徒にとって高いリスク
    (4) フィードバックの必要性

第5章 コミュニカティブクラスと生徒の主体性
  1.指導観の転換
    (1) 「教える指導」から「育てる指導」へ
    (2) 「教師が教える」から「生徒が学ぶ」へ
    (3) 「無理だろう」から「できるかもしれない」へ
  2.学習者観の改善
  3.望ましい学習者信念の形成
  4.支持的学習環境の醸成
  5.学習プロセスにおける支援
    (1) 学習ストラテジーの指導
    (2) 動機づけ
    (3) 学習における協力
    (4) 情意的サポート
    (5) 自己効力感の向上促進
    (6) 評価

第6章 小学校・中学校・高等学校におけるコミュニカティブクラス
  1.小学校におけるコミュニカティブクラス
    (1) 外国語活動の目標とコミュニケーション体験
    (2) インプット活動の重視
    (3) アウトプット活動の工夫
    (4) 背景知識の活用
  2.中学校におけるコミュニカティブクラス
    (1) 文法のコミュニカティブな指導
    (2) コミュニカティブな活動を実現するためのポイント
    (3) 教師と生徒のインタラクションの重視
  3.高等学校におけるCC
    (1) より洗練されたコミュニケーション能力の養成
    (2) 意見・考え重視のアプローチ
    (3) 高校での教科書本文での扱い


II 実践編

第1部 コミュニカティブクラスの指導技術
  1.CC入門期の指導
  2.CC実現のための基礎指導
  3.コミュニケーションを促す発問の工夫
  4.生徒の限られた英語力を補う工夫
  5.生徒自身の生活経験に関連づけたコミュニカティブな授業の実現
  6.コミュニカティブな授業を実現するためのLet's Readの効果的な利用
  7.一人ひとりに光が当たる授業の工夫
  8.CCにおけるフィードバックのあり方
  9.教科書の挿絵・写真を利用するコミュニカティブな授業
  10.Writingを中心としたコミュニケーション活動の実践
  11.コミュニカティブな自由英作文指導の工夫

第2部 コミュニカティブクラスにおける言語材料の指導例
  1.Do you ~?の指導 ―記者になろう!― (Unit 3, NH Book 1)
  2.How many ~?の指導 ―班の統計調査― (Unit 5, NH Book 1)
  3.三人称単数現在形(肯定文)の指導 ―どの先生?― (Unit 6, NH Book 1)
  4.Where is ~?の指導 ―部屋を完成しよう― (Unit 8, NH Book 1)
  5.現在進行形の指導例 ―予想当たるかな?― (Unit 9, NH Book 1)
  6.Canの指導 ―super boy / girlは誰?― (Unit 10, NH Book 1)
  7.Was,wereの指導 ―身長はどれくらい伸びたかな― (Unit 1, NH Book 2)
  8.不定詞の副詞的用法の指導 ―なんで学校に来てるの?― (Unit 3, NH Book 2)
  9.Wantの指導 ―将来なりたい職業のベスト5は?:クラス内調査を生かす― (Multi Plus 1, NH Book 2)
  10.Have to ~の指導 ―日本とアメリカの学校比較― (Unit 6, NH Book 2)
  11.When節の指導 ―小学生のときはどうだった?― (Unit 5, NH Book 2)
  12.現在完了(継続)の指導 ―級友の趣味調査― (Unit 2, NH Book 3)
  13.仮定法過去の指導 ―ICレコーダーをつかったインタビュー活動― (Lesson 8, PROVISION English Course I)

第3部 コミュニカティブクラスにおける教科書本文の指導例
  1.Brailleを実感する (Unit 1, NH Book 3)
  2.自分とミーナのどっちが幸せ? (Unit 3, NH Book 3)
  3.自分の考えを相手に伝えよう! (Unit 5, NH Book 3)
  4.世界の高校って? (Lesson 1, PROMINENCE English I)
  5.環境保全は誰のため? (Lesson 6, PROMINENCE English II)

参考文献

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