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人間関係をよくする気づかい術 東洋思想に学ぶ

人間関係をよくする気づかい術 東洋思想に学ぶ

広瀬幸吉

ISBN:978-4-487-80294-4
定価1,540円(本体1,400円+税10%)
発売年月日:2008年09月01日
ページ数:208頁
判型:46

解説:
「知者は惑わず,仁者は憂えず,勇者は恐れず」などの論語の言葉を中心に,中国の格言や日本の歴史家,経済人のエピソードを通じて,人間同士を徳のある関係にするための気づかいの方法を伝える。

著者情報

広瀬幸吉(ひろせこうきち)
昭和15年(1940年)千葉県習志野市に生まれる。早稲田大学大学院修了。学校法人北辰学園理事長 北辰文化倶楽部理事長。
大学院では斎藤金作教授に師事し、「少年犯罪」を研究テーマに、教育心理学を学ぶ。在学中より東洋思想に共鳴、勉学の傍ら私塾を設け『論語』を講じる。また、折りにふれ、信州の大自然の中で東洋思想についての研鑽を重ねる。その逗留先の正福寺が、NHKラジオドラマ『鐘のなる丘』の舞台となった戦争孤児施設の隣にあり、住職・藤森景正師は子どもたちの教誨師であった。
大学院修了後、『鐘のなる丘に』に因み、「とんがりぼうしのやちよ幼稚園」と名づけた学校法人北辰学園を千葉県八千代市に設立。同時に、陽明学者安岡正篤氏の主宰する「全国師友協会」に入会。月刊誌「師と友」によって東洋哲学の薀蓄に触れる。昭和63年(1988年)千葉県船橋市に「北辰文化倶楽部」を創設し、東洋思想の研究、出版及び講演会を主催。
知は行いによって完成する―「知行合一」を信条とし、自らもビル経営等の事業に専心している。
著書=『現代に生きる論語』『まんがde論語 上・下』
毎日中学生新聞に一年間連載『中国の知恵』

コンテンツ

  まえがき

第1章 和の精神
  和をもって貴しとなす
  君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず
  農耕民族と「和」
  自治と「和」

第2章 思いやりの心
  恕の心
  仁の心
  己の欲せざる所は、人に施すことなかれ

第3章 信義の道
  信なくば立たず
  利を見て義を思う
  片手にそろばん、片手に論語
  恒産なければ恒心なし
  惜福・分福・植福
  積善の家には必ず余慶有り

第4章 茶道の美学
  利休の気づかい
  わび・さび
  一期一会・余情残心

第5章 交友の選択
  大人は縁を活かす
  師恩友益
  益者六友
  読書尚友
  知識・見識・胆識
  慎独、独りを慎む
  淡交、密なれば離れる
  素交と五交

第6章 徳の醸成
  徳は才に勝る
  知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼れず
  巧言令色、鮮し仁
  人知らずして慍ず
  徳は孤ならず

第7章 修正の哲学
  過ちて改むるに憚ることなかれ
  君子もとより窮す。小人窮すれば乱す
  修正、その思考の三原則

第8章 多弁の戒め
  黙を養う
  言の法則
  言うから測られる

  本書に出てくる『論語』の言葉
  本書に引用した言葉の出典

  あとがき