東京書籍

 

坂本龍一の音楽
山下邦彦/編著
  • ISBN:978-4-487-80103-9
  • 本体価格10,000円
  • 発売年月:2008-07-01
  • 体裁:  1056頁
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世界中の人々を魅了する音楽は,どのように生み出されるのか。本人の協力のもと,彼が創作してきたほぼすべての曲を紹介し,独自のアルゴリズムで徹底的に分析・解説した,後世に残すべき画期的音楽批評。

著者情報

山下邦彦(やましたくにひこ)
音楽アナリスト。1957年大阪生まれ。大阪外国語大学中国語学科卒。
音楽雑誌編集者を経て,フリーランスに。おもな編・著書に『キース・ジャレット 音楽のすべてを語る』『坂本龍一・全仕事』『坂本龍一・音楽史』『ビートルズの作り方』『チック・コリアの音楽―ポスト・ビバップの真実と新しいジャズの可能性を求めて』『Mr. Children Everything―天才・桜井和寿終りなき音の冒険』『楕円とガイコツ―「小室哲也の美意識」×「坂本龍一の無意識」』『武満徹 音の河のゆくえ』(共著)『キース・ジャレット インナービューズ―その内なる音楽世界を語る』『甦れ,ユーミン!―「シャングリラ」の悲劇とポップスの死』『JOE ZAWINUL on the creative process ウェザー・リポートの真実』など。そのほか,楽譜集『キース・ジャレット《ザ・ケルン・コンサート》』『坂本龍一/04 オフィシャル・スコアブック』『坂本龍一/05 オフィシャル・スコアブック』の制作にも携わる。

コンテンツ

  Prologue  坂本龍一

第一部 サカモト・アルゴリズム

  Introduction
    1991年の「リゾーム/樹木」と「土/竹」(中上健次)
    ローマ数字(機能)+アラビア数字(音色)
    武満徹の「暗号の地図」
    鳥瞰図+路程図=暗号の地図
    感覚と技法
    「土のテクニック」(キース・ジャレット)
    「ミュージカント」(ジョー・ザヴィヌル)
    「樹木/土/竹」から「モダン/フォーク/ブルース」へ
    抽象的な美の基準 X軸=バッハ/Y軸=ドビュッシー
    「音色と機能」から「響きと線」へ

  「サカモト・アルゴリズム」に向けて
    「戦場のメリー・クリスマス」の「フォーク(ペンタトニック)」
    いつまでも「わからない」坂本龍一
    ビートルズのナインス・コード~「響き」の「名前」
    ビートルズとドビュッシーに共通する「線」
    「歌うネアンデルタール人」と「言語を持ったホモサピエンス」
    「コード・ネーム」(和音の名前)という「言葉」
    「音楽のアルゴリズムを渡したい」
    東京芸大音楽学部作曲学科卒の「教授」の実像
    阿部薫と坂本龍一――マイルスとハンコック
    坂本龍一の「96%/5%」理論
    「坂本龍一の署名」「ブライアン・イーノの署名」
    「音の組み合わせ」(分節)と「12通りの可能性の制限」(連接)
    「戦メリ」全体を象徴する「響き」
    「ラスト・エンペラー」も「ペンタトニック+α」だった……
    1987年、僕はなぜ坂本龍一と「固定ド」で話したのか?
    「数の座標」から「歌の座標」へ
    機能(ローマ数字→ドレミ)+音色(アラビア数字)=ドレミ・コード
    「ペンタトニック+ファ」というリンク
    「奇数」の「音色」/「偶数」の「音色」
    矢野顕子の「スリー・コード」
    「ドミソ」と「ラドレミソ」と「ラドミ」
    ミソラドレ=坂本龍一の愛する「縄文の響き」
    「歌の座標」による中間報告
    3連パターンのない「戦メリ」のイントロダクション
    「戦場のメリー・クリスマス」の「フォーク(楕円)」
    吉田拓郎、井上陽水、そして坂本龍一の「フォーク」
    最も「演歌」的な「戦メリ」が受けることが恥ずかしい
    「鼻歌のメロディー+和音」ではなくて……
    「ヨーロッパ語」で作られた「非ヨーロッパ音楽」
    「僕は外国語を喋っている」
    坂本龍一の「ルーツ」、音楽の「起源」
    「朝鮮半島-沖縄-日本」の「わらべ歌」
    音楽の「DNA」としての「ペンタトニック」
    音楽の「DNA」としての「フォーク」
    「領域化」する「ペンタトニック」

  MODERN of RS Algorithm
    シェーンベルクとジョン・ケージ
    「ヨーロッパ語」の「根」と「水脈」
    「いくコード」(ドミナント)で「いかない」
    「いくコード」(ドミナント)の「機能」と「マイナー・コード」
    「短調」のベートーヴェン
    「短調(♀)」の中の「ドミナント(♂)」
    「音色」としての「和音」=倍音の和音
    「倍音の和音」=「自然和音」=「いくコード」
    「自然和音(natural chord)」と「自然的短音階(natural minor)」
    「移動ド」「移動ラ」「機能唱法(もうひとつの移動ド)」
    「コード・ネーム」の無意識
    小室哲哉と坂本龍一の「ポリ・コード」
    「ポリ・コード」から「ポリ・ファンクション」へ
    「メジャー・セブンス」に隠された「ポリ・ファンクション」
    「対位法的+和声的」な「響き」としての「△7」
    「ハイブリッド・コード」批判
    「イーノ・コード」という「禁じられた色彩(響き)」
    響き(tone)=機能(function)=音色(sound)
    「音色変化の文法」「響きの変化の文法」へ

  FOLK of AS Algorithm
    「懐かしい和音」と「官能」と「遠い故郷のわらべ歌」
    「ペンタトニック」と「ドミナント」の響き
    ドビュッシーの「ポリ・コード」
    倍音列空間の「分解」=「ドミソ」+「ガイコツ」
    倍音列空間の「メジャー/マイナー」
    楽器(5度の共鳴)/声(4度の枠)
    「1722年」のバッハとラモー
    「フォークの音色」分析のための「骸骨図」
    「フォークの音色」のチャート(ペンタトニック+αですべての音階を歌う)
    日本の「フォーク」としての「縄文の土笛の響き」
    「縄文(柴田南雄)」対「宇宙(武満徹)」
    「ルートの線」としての「機能和声」
    「モダンの線」と「フォークの線」
    「1本の線」の「分解」―バークリー・メソッドの応用
    「トリスタン和音」とジャズの「II-V」
      reference Wagner: Prelude to Tristan und Isolde
    「遠藤賢司×浦沢直樹」のフォークの線と響き

  BLUES of RS Algorithm
    「体操」(YMO)のブルース進行
    「ワーグナー/ドビュッシー-ビートルズ」
    [ド7-ファ7-ド7」(ミ~ミ♭~ミ)
    ビートルズの「ブルース」を生んだ「フォーク」の力
    「モードのスリー・コード」(バーンスタイン)
    「モードの音楽」がズレると「ブルース」があらわれる
    「ロック/ジャズ」と「フォーク」の関係
    「スリー・コードでは作れない」と言うけれど……
    ビートルズによる「モダンの線」の壊し方
    ビートルズ「イエスタデイ」の「ファ♯」の衝撃
    「禁じられた線」としてのブルース
    矢沢永吉の「転調コード」と桜井和寿の「ねじれコード」
    「フォークのチェンジ」と「ブルースのチェンジ」
    「スリー・コードのしわのばし」(グールド)
    「フォークの毒」から「モダンの毒」「ブルースの毒」へ
    「ラスト・エンペラー」のブルース

  サカモト・アルゴリズムの記述法(Notation of RS Algorithm)
    「スリー・コード(機能=TSD)のしわ伸ばし」チャート
    「モダン(ドミナント)の音色」のチャート
    バルトークの「中心軸システム」
    メシアンの「移調の限られた旋法」
    エリントンの「ブルース」的「コード」
    シェーンベルク-グールドの「ポップ」なトライアド
    シェーンベルクの「Region表」(調域表)
    鳥瞰図から路程図へ(構造から機能へ)

  THE BEATLES (the z-axis of RS Algorithm)
    「ビートルズの『何か』がここにある……」
    ビートルズの「フォーク」(ダイアトニック)
    ビートルズの「フォーク」(+シ♭/+ファ#・モード)
    ビートルズの「ブルース」
      ビートルズの「ブルース」(♭ブルース)
      ビートルズの「ブルース」(#ブルース)
      ビートルズの「ブルース」(#♭ブルース)
    ビートルズの「フォーク+ブルース」
    ビートルズの「♯ブルース的ポリ・キー/キー・チェンジ構造」
    「精神的な算数」としてのビートルズ

  BACH (the x-axis of RS Algorithm)
    「左うで」の夢/「左きき」の思考
    ドビュッシーが語るバッハの魅力
    バッハの中に見つけた「イーノの署名」
      reference Bach: French Suites No. 5 Loure
    バッハの「ロ短調のプレリュード」の中の「ルネサンス」
      reference Bach: The Well-Tempered Clavier, Book1 Prelude No.24
    バッハの「フォーク」
      reference Bach: The Well-Tempered Clavier, Book2 Prelude No.22
      reference Beethoven: Symphonie No. 9
      reference Satie: 3 Gymnopedies No.3
      reference Bach: 371 vierstimmige Chorale No.316
      reference Bach: Partita for Unaccompanied Violin No.1 Sarabande
      reference Bach: French Suites No. 2 Sarabande
    「対位法的」かつ「和声的」なバッハ/シャラン
      reference Bach: Toccata No.1
      reference Bach: Toccata No.2
      reference Challan: 24 Lecons d'Harmonie
      reference Bach: The Art of Fuge
      reference Messiaen: Preludes pour Piano VII Plainte Calme
    バッハの中の「下降する半音階」
      reference Bach: Goldberg Variations Var.21
      reference Bach: Inventions No.11
      reference Bach: Partita for Unaccompanied Violin No.2 Chaconne
      reference Mozart: Fantasie K.397
    「♭/♯」の起源~「柔らかい/固い」ドミナント
      reference Beethoven: Piano Sonata No.13 op.27 No.1 II
    バッハの「ドッペルドミナント」
      reference Bach: The Well-Tempered Clavier, Book1 Prelude No.1

  DEBUSSY(the y-axis of RS Algorithm)
    「月の光」のオタマジャクシに隠れていた「モードの色」
      reference Debussy: Suite Bergamasque No.3 Clair de Lune /1
    解決しない(いかない)ドミナント
    ドビュッシーの弱進行(フォークの線)
      reference Debussy: Suite Bergamasque No.3 Clair de Lune /2
      reference Debussy: Suite Bergamasque No.3 Clair de Lune /3
    『弦楽四重奏』~「フォーク」と「モダン」の接触
      reference Debussy: String QuartetI
      reference Debussy: Sonata for Cello and Piano, prologue
    「チェロ・ソナタ」に隠れていた「ブルースの線」
      reference Debussy: Preludes 1 No.8 La fille aux cheveux de lin /1
      reference Debussy: Preludes 1 No.8 La fille aux cheveux de lin /2
      reference Debussy: Preludes 1 No.8 La fille aux cheveux de lin /3
      reference Debussy: Preludes 1 No.8 La fille aux cheveux de lin /4
      reference Debussy: Preludes 1 No.1 Danseuses de Delphes
      reference Debussy: Preludes 1 No.6 Des pas sur la neige

  アルゴリズムのための「道具」と「想像力」
    「ピアノ」を引きながら「声」を感じ、「弦」を感じている……
    「死んだナポリ」の嘆き


第2部 坂本龍一の音楽

  1978 THOUSAND KNIVES(千のナイフ)
    「中度の分裂症」としての「ミュージシャン」
    「オリエンタリズム=毒」としてのペンタトニック
    フュージョン/レゲエ テクノポップ=レゲエ
    レゲエ=「ドミソ」と「レファラ」だけの音楽
    25対23で打ち込む~秘伝「おっちゃんのリズム」(細野晴臣)
    スティーヴ・ライヒの方法でアジアの音楽を学ぶ
    SONG 1 Thousand Knives
    「処女作」で早くも「ソ#」か「ラ♭」かわからない
    「ブルー・ノート時代のハービー・ハンコック」
    SONG 2 Grasshoppers
    SONG 3 Plastic Bamboo
    SONG 4 The End of Asia
      reference Satie: 3 Gnossiennes No.2

  1978 YMO / YELLOW MAGIC ORCHESTRA
    「坂本龍一のイエロー・マジック」(細野晴臣)
    「ハリウッド経由のドビュッシー」としての細野晴臣
    クラフトワークとローリー・アンダーソンの「フォーク」
    細野晴臣の「フォーク」「エロス」「身体性」
    ユーミン「ひこうき雲」の「B♭m7」の衝撃
    ユーミン-細野-大瀧詠一を結ぶもの
    SONG 5 Yellow Magic (Tong Poo)「東風」
    ブラームス+中国の革命音楽
      reference Chopin: 24 Preludes op.28 No.20

  1979 YMO / SOLID STATE SURVIVOR
    「東京の民族音楽」とピンク・レディー/YMO
    「四七抜き長/短音階」の核音と主音のズレ
    SONG 6 Technopolis
    SONG 7 Rydeen
    SONG 8 Behind the Mask
    「ロックンロール」と「ヨーロッパのフォーク」
      reference Debussy: Preludes 1 No.8 La fille aux cheveux de lin
    SONG 9 Castalia
    武満徹の影響―シルヴィアンのお気に入り

  1979 CM (Commercial Music)
    SONG 10 Tamago(Parco)
    すでに開花していた「ジョビンの種」
    SONG 11 A Day a Gorilla Gives Me a Banana(Parco)

  1980 B-2 UNIT
    SONG 12 Riot in Lagos
    「珍しくワン・コードでできている」(坂本龍一)
    「YMOの理想の音」(細野晴臣)
    西洋音楽の楽器を使ったアフリカ音楽
    ♪ラードレファソー(ゆがんだペンタトニック)
    「よく聴き直したら、4度下の音が入っていて…」
    SONG 13 Thatness and Thereness
    スローモーションの中の「デッド・エンド」
    「12音」と「ホワイトノイズ」
    客観と主観、過去の遺産とサイコロ
    ジョーン・ケージの「音楽の零度」
    「理屈では説明できないメロディーの一節」

  1980 Single
    SONG 14 War Head

  1981 YMO / BGM
    奪われた「フォーク」をめぐる「分裂」
    細野晴臣による「ケルトの地下水脈」
    「音楽の兵士」への「呼びかけ」の歌
    SONG 15 Happy End
    YMOの「バロック」
    「線」を「コード・ネーム」に加える試み
    BASIC Algorithm: MI7-FA△7
      reference Bach: Sonata for Unaccompanied Violin No.1 Adagio
    SONG 16 U・T

  1981 RADIO
    SONG 17 Photo Musik(フォト・ムジーク)

  1981 LEFT HANDED DREAM(左うでの夢)
    「お祭り」を排除したアジアの音楽
    「初期のジョン・ケージ」の気分
    「呼びかけ」から「ただ声を出すこと」へ
    SONG 18 ぼくのかけら
    SONG 19 サルとユキとゴミのこども
    SONG 20 Venezia
    「ミクソリディアン的なGのキー」
      reference Bach: Matthew Passion, Erbarme Dich, Mein Gott

  1981 YMO/TECHNODELIC
    「坂本くん、なんでも好きなことをやってよ」
    「シンセサイザーの耳」で「ピアノ」を弾く
    SONG 21 TAISO
    坂本龍一にとっての「CUE」
    SONG 22 Prologue
      reference Chopin: 12 Etudes op.10 No.12

  1981 Classical
    SONG 23 Just for Me(ぼく自身のために)
    高橋悠治のために書いた「ぼく自身のために」

  1982 TV
    SONG 24 NHK『NHK教育YOU オープニング』
    SONG 25 NHK『NHK教育YOU エンディング』

  1982 THE END OF ASIA with DANCERIES
    SONG 26 River

  1983 YMO / NAUGHTY BOYS(浮気なぼくら)
    SONG 27 ONGAKU

  1983 YMO / SERVICE
    細野晴臣の「#ブルース」
    SONG 28 Perspective
    坂本龍一の中の「スティーリー・ダン」
    YMOへの「レクイエム」

  1983 MERRY CHRISTMAS MR. LAWRENCE
    「世界」に向けて
    「ドッペル」で鳴っていた「ペンタトニックの音色」
    「身震いするドッペルドミナント」(武満徹)
    SONG 29 Merry Christmas Mr. Lawrence - Main Theme
    『Avec Piano』ピアノ楽譜集の衝撃
    「戦メリ」テーマBの「レクイエム=アーメン」
    SONG 30 Germination, The Seed - Theme B
    SONG 31 A Hearty Breakfast
    SONG 32 A Brief Encounter
    SONG 33 Last Regrets
    SONG 34 Beyond Reason
    SONG 35 Ride Ride Ride
    「ニュージーランドのフォーク・ソング」
    ピアノかシンセかを問わない「戦メリ」の美しさ

  1983 CM
    「戦メリ」ピアノ・ヴァージョンの「続編」
    SONG 36 Dear Liz
    ギターのように弾く「ピアノの開放弦」
    SONG 37 Suntory Old II
    SONG 38 日本生命CM「きみについて」
    SONG 39 資生堂 エリクシール『Ms. ニッポン』
    SONG 40 資生堂 エリクシール'84
    SONG 41 ダイエー
    SONG 42 Pola
    リチャード・ティー-セシル・テイラー-メシアン
    坂本龍一がマネする「リチャード・ティー」

  1984 ILLUSTRATED MUSICAL ENCYCLOPEDIA(音楽図鑑)
    「アジアの毒」から「アジアの童謡」へ
    「サカモト・キット」→「サカモト・ループ」
    音の「絵の具」(シンセ)/音の「カメラ」(サンプリング)
    SONG 43 Tibetan Dance
    「無意識」状態の「ペンタトニック」
    「ウィリアム・バロウズ」を読む「セロニアス・モンク」
    SONG 44 Etude
    SONG 45 Paradise Lost
    SONG 46 Self Portrait
    SONG 47 M.A.Y in the Backyard
      reference Debussy: Children's Corner No.5. The Little Shepherd
    SONG 48 羽の林で
    SONG 49 森の人
    SONG 50 A Tribute to N.J.P.
    「ジャズ的なスケッチ」としての「処女作品」
    SONG 51 マ・メール・ロワ
      reference Ravel: Ma Mere L'oye I

  1985 ESPERANTO
    「譜面では書き表せない音楽」
    SONG 52 A Wongga Dance Song
    SONG 53 Adelic Penguins
    SONG 54 Ulu Watu

  1985 CM
    SONG 55 資生堂 リバイタル'85「リバイタル」

  1986 FUTURE BOY(未来派野郎)
    「サンプリング・ミュージックの元祖」としての「未来派」
    「ノイズ+ビート」とバロウズの「レコーダー」
    「自己弁護」から「夢」へ
    「イタリア未来派」の裏テーマとしての「イタリア・オペラ」
    SONG 56 Ballet Mecanique
    SONG 57 Verso il schermo(大航海)
    SONG 58 Parolibre

  1986 THE ADVENTURES OF CHATRAN(子猫物語)
    サブドミナントが好きでトニック感のない音楽……
    SONG 59 Opening Theme
    SONG 60 ワタスゲの原

  1987 AILE DE HONNEAMIS(オネアミスの翼)
    SONG 61 Aile de Honneamise - Main Theme
    SONG 62 リイクニのテーマ

  1987 NEO GEO
    「ジョン・ケージ」を読むビル・ラズウェル
    ジョン・ケージの「4つの座標」
    ライヒの方法を「逆」に使った新しい「地図」
    SONG 63 Before Long
    「4度下がり」の「フォーク」の秘密
    BASIC Algorithm: REm7-LAm7/LAm7-MIm7
      reference Ravel: Ma Mere L'oye IV
    SONG 64 Neo Geo
    SONG 65 After All
    「即興」的に歌われたサカモト・メロディー

  1987 CM
    SONG 66 Compute Compute Compute

  1988 THE LAST EMPEROR
    「戦メリ」と『ラスト・エンペラー』を結ぶもの
    「半音階主義」はベルトルッチの「強制」から始まった
    「無限旋律」という名前の「半音階主義」
    SONG 67 The Last Emperor Theme
    「いきそうでいかないコード」(旋法和声)
    「ラスト・エンペラー」の中の「ストーンズ」
    「下降する半音階」の線を切断する「均衡」
    SONG 68 Open the Door
    無限旋律のエチュード
    SONG 69 Where is Armo
    SONG 70 Rain (I Want A Divorce)
    「ファ→ミ」が生み出す「甘さ」
    BASIC Algorithm: REm/fa-MI7:FA△7-MI7

  1988 CM
    SONG 71 Floating Along(日産 セドリック『プール編』)
    無意識に使っていた「イーノ・コード」

  1989 BEAUTY
    「ヨーロッパ音楽」を「アジア」に返す
    「わらべうた」と「萩原朔太郎」と「ジョビン」と……
    SONG 72 Calling From Tokyo
    SONG 73 Rose
    SONG 74 Amore
    「ナポリの代理」あるいは「ドミナント・マイナー」
    BASIC Algorithm: TI♭△7-MI7
      reference Beethoven: Piano Sonata No.14 op.27 No.2 I

  1990 THE SHELTERING SKY
    「美空ひばり」の記憶~「深く日本的!」
    SONG 75 The Sheltering Sky Theme
    ミm9-ファ△7とファ△7-ミm9(対斜)
    サティの「機能和声の否定=完全な旋法和声」
      reference Satie: 3 Gymnopedies No.1
    「T-S」なのか「D-T」なのか
    BASIC Algorithm: MI7-LAm△7(MI△/LAm)
      reference Bach: French Suites No. 1 Sarabande
      reference Schumann: Dichterliebe op.48 1. Im wundershonen Monat Mai

  1991 HEARTBEAT
    アンチ「ワールド・ミュージック」
    「サカモト・ループ」としての「ハウス」
    SONG 76 Triste
    SONG 77 Sayonara
    SONG 78 Epilogue
    もうひとつの「スウィート・リヴェンジ」
    SONG 79 Tainai Kaiki

  1992 HIGH HEELS
    「スペイン的な禁忌と快楽をあわせもつ情熱(ブルース)」
    SONG 80 High Heels Main Theme
    SONG 81 Kisses, El Cucu #1
    SONG 82 Interrogation, Released Rebecca, Tacones Lojanos

  1992 WUTHERING HEIGHT(嵐が丘)
    イギリスの「フォーク」を探る~ケルト的アミニズム/キリスト教
    SONG 83 Wuthering Heights - Main Theme

  1992 EL MAR MEDITERRANI
    SONG 84 El Mar Mediterrani
    「イタリア系フランス系日本人=坂本龍一」による地中海音楽

  1993 LITTLE BUDDHA
    「Form is Empty, Empty is Form」「色即是空、空即是色」
    「祈りの音楽」と「瞑想の音楽」
    SONG 85 Acceptance-End Credits
    「地球に向かっての子守歌」
    「G♭メジャー」というキー(5つの黒鍵+白鍵)
    「ピアノを弾いていても、弦を聴いている」
    SONG 86 The Middle Way

  1994 SWEET REVENGE
    「ポップ宣言」の手段としてのジョビン
    「ドビュッシーのハーモニーとスライ・ストーンのグルーヴ」
    SONG 87 Moving On
    SONG 88 二人の果て
    [ミ7~ソm]という「♯♭ブルース」の交換
      reference Debussy: Children's Corner No.5. The Little Shepherd
      reference Beethoven: Symphonie No. 7 II
    SONG 89 Pounding At My Heart
    SONG 90 Sweet Revenge
    「モダン」と触れる「フォーク」の悲しさ
    SONG 91 Anna
    SONG 92 Interruptions

  1995 SMOOCHY
    1995年4月、ジョビンのピアノであの曲を弾いた……
    ジョビンのピアノの譜面台にあった「ドビュッシーとショパンの楽譜」
    「何を弾きたいのか」「何を歌いたいのか」
    SONG 93 Bibo no Aozora(美貌の青空)
    「ジョビン」後、最初に生まれた曲
    「サカモト・メロディー」の増殖
    SONG 94 Ai Shiteru, Ai Shitenai
    SONG 95 Bring Them Home
    下に向かうエネルギーと「悲しみの井戸」
    SONG 96 Aoneko no Torso(青猫のトルソ)
    SONG 97 Tango
    SONG 98 Manatsu no Yoru no Ana(真夏の夜の穴)
    SONG 99 A Day In The Park

  1995 SHOW
    SONG 100 Music For Yoji Yamamoto Collection 1995
    「顕微鏡的な耳」による30分のピアノ・ソロ

  1996 1996
    「ジャマイカ系英国人のバイオリン、ポーランド系ブラジル人のチェロ」
    「音楽の奥にあるもの」
    SONG 101 1919

  1996 Produce
    SONG 102 A Flower is not a Flower
    「ぼくの曲の中では最もジョビン的」
    パッシング・ディミニッシュのクリシェを避ける
    転調に失敗するドミナントとしての[シ♭7]

  1997 DISCORD
    「20世紀へのレクイエム」
    SONG 103 Salvation-Theme
    「シ♭のモード」から「ファ#のモード」へ
    reference Satie: 3 Gymnopedies No.1

  1997 TIBET BENEFIT
    SONG 104 Main Mix

  1997 HEALING MUSIC
    SONG 105 Healing Music #1

  1998 SNAKE EYES
    シェーンベルクの弟子達によるハリウッドの系譜
    SONG 106 Snake Eyes Theme Motif
    SONG 107 Tyler and Serena

  1998 LOVE IS THE DEVIL
    限りなく「音響」へと接近した“非「平均律」的な『BTTB』”
    SONG 108 Suicide
    SONG 109 Lock, Monologue

  1999 BTTB
    バッハ『マタイ受難曲』のコラールから始まる
    「クラシック」と「ヒップホップ」の対極の間で……
    SONG 110 Opus
    SONG 111 Sonatine
      reference Ravel: Sonatine II
    SONG 112 Intermezzo
      reference Brahms: Intermezzo op.117 No.2
    SONG 113 Lorenz and Watson
    SONG 114 Choral no.1
    SONG 115 Chanson
    SONG 116 Aqua
    娘のために作った「ドミソ」で始まる曲

  1999 URA BTTB
    「ひらがな」だけで書かれた「詩」のような「音楽」
    SONG 117 Energy Flow
    子供の頃の「何ともいえない気持ちよい感覚」
    SONG 118 Put Your Hands Up
    SONG 119 Poppoya (Rail Road Man)「鉄道員」

  1999 LIFE
    オペラ『LIFE』に至るまで~武満徹という「種」
    武満徹と「マタイ受難曲」
    「モダンの知的操作」を超える武満徹の「歌=フォーク」
    オペラ『LIFE』に隠された「ひとつの歌=太い線」
    「ドビュッシー」で始まり「ジミ・ヘン」で終わる「20世紀音楽史」
    「線型」リズムから「非線型」リズムへ

  DOORS OPEN

  OVERTURE
    SONG 120 Choral
    reference 1: Debussy / Nocturnes (SONG 121 Aria Reincarnation variation)
      reference Debussy: Nocturnes for orchestra No.1 Nuages
      reference Debussy: Pour le piano No.2 Sarabande
    reference 2: Stravinsky / The Rite of Spring
    reference 3: Varese / Hyperprism

  ACT 1 SCENE 1: WAR AND REVOLUTION
    reference 4: Bartok / Concerto for orchestra
    reference 5: Schoenberg / A Survivor from Warsaw
    reference 6: Messiaen / Quatuor pour la fin de temps
    reference 7: Webern / Variationen fur Klavier + Cage / She Is Asleep
    reference 8: Webern / Kantate No.2
    reference 9: Ligeti / Requiem
    reference 10: Penderecki / Pamieci ofiarom Hiroszimy―Tren
    reference 11: Toru Takemitsu / Requiem for Strings
    SONG 122 King's Aria

  ACT 1 SCENE 2: SCIENCE AND TECHNOLOGY
    SONG 123 Oppenheimer's Aria
    reference 12: Boulez / Le Marteau Sans Maitre
      「シェーンベルク-ブーレーズ」のリンク
      「ドビュッシー経由のワーグナー」
      アドルノとブーレーズによる「反復と差異」
    reference 13: Stockhausen / Electronische Musik ``Studien I, II''
    reference 14: Xenakis / Pithoprakta
    reference 15: Hiller+ Isaacson / Illiac Suite
    reference 16: Riley / in C

  ACT 2 SCENE 1: EVOLUTION OF LIFE
    SONG 124 てぃんさぐぬ花

  ACT 2 SCENE 2: HISTORY OF GAIA
    reference 17: Mahler / Symphonie No.9

  ACT 3 SCENE 1: ART

  ACT 3 SCENE 2: RESPONCES

  ACT 3 SCENE 3: LIGHT
    SONG 125 Requiem 1, 2
    SONG 126 Aria Reincarnation
    SONG 127 Aria Enlightenment
    SONG 128 Libera Me
      reference Bach: Matthew Passion

  1999 GOHATTO(御法度)
    「日本的なもの」に隠れた普遍的なテーマとしての「エロス」
    SONG 129 Gohatto End Theme
    「タブー」のテーマで響く「禁じられた色彩」
    「武満徹の影響」のエコー

  2000 BTTB (international)
    SONG 130 Reversing
    REVERSING(逆行)という名の「フォークの線」

  2000 LOST CHILD(永遠の仔)
    「音符と音楽の間」に存在する「確かな生命」
    ジョビンをめぐる「シュールレアリズム」体験
    SONG 131 Lost Child

  2001 N.M.L.NO MORE LANDMINE / ZERO LANDMINE
    SONG 132 Zero Landmine

  2001-2003 JOBIM PROJECT
    「ショパン-ドビュッシー-サティ-ジョビン」という系譜
    細野晴臣との「和解」
    「抽象化」されたジョビン
    「ミニマリズム=禅」と「ジョビン」
    「Sabia」の謎~「感情の深度」
    ジョアン・ジルベルトの「指」
      reference Jobim: Sabia
    「フォーク」の楽器/「モダン」の楽器
    ギターの「開放弦」/ピアノの「開放弦」
    「平行移動」という技術が「ブルース」を生んだ
    「イーノ・コード」と「ライヒ・コード」
    ドミナントの「機能」でマイナーの「音色」
    「歌の座標」上の「ソ#/ラ♭」
    ジャズのドミナントを「移動ラ」の「歌の座標」で歌う
    チャーリー・パーカーとジョビンの「生理」の違い
    BASIC Algorithm: FAm6-LAm7/MI7(-9)fa-LAm7
      reference Debussy: Children's Corner No.5. The Little Shepherd
    ショパンの「プレリュード」とジョビンの「Insensatez」
      reference Jobim: How Intensitive
      reference Chopin: 24 Preludes op.28 No.4

  2002 MINHA VIDA COMO UN FILME
    2001年9月11日のテロの後に、最初に作った「音楽」
    SONG 133 Alexei and the Spring - Opening Theme

  2002 HENKAKU NO SEIKI (変革の世紀)
    SONG 134 Henkaku No Seiki - Theme

  2002 FEMME FATALE
    SONG 135 Femme Fatale - Lost Theme
    フランスの「フォーク」とジョビンのエコー

  2002 CM
    SONG 136 Yamazaki 2002
    「ミ・ペンタトニック+シ」と[ド△7/ミ]
    「上昇と下降のライン」の交差で生まれる響き
    「旋法的な、平行和音的なもの」
    裏ドミナントの「代理」

  2003 hoon/ CBL[CD BABY LOVE]
    SONG 137 hello my sweetie

  2003 CM
    SONG 138 Nichirei

  2004 CHASM
    「3次元的な音の深度」の中で聴こえる「RSの署名」
    グルーヴの「深度」と感情の「深度」
    「サカモト・ループ」の進化~「禅」と「エレクトロニカ」
    SONG 139 Undercooled
    「11小節の不規則なループ」
    ギター的な発送でピアノを弾く
    SONG 140 War & Peace
    「ジョビン+ミニマル」
    SONG 141 Chasm
    「ジョビンから得たものを自分の音楽として」
    メジャーとマイナーの裂け目(chasm)で響く
    SONG 142 World Citizen - I won't be disappointed/looped piano
    4つの音と「ファ♯」の響きと「ファ」の線
    SONG 143 Ngo/bitmix
    [ラm(-6)]と[ファ△7/ラ]の違いを聴き取る
    「ミシレ(ガイコツ)」の「長3度」の連続転調
      reference Ravel: Le Tombeau de CouperinV. Menuet
    SONG 144 The Land Song - music for Artelligent City/one winter day mix
    (Theme music for Roppongi Hills)
      reference Ravel: Pavane pour une infante defunte
    SONG 145 Seven Samurai - ending theme
    坂本さんの全作品の中でベスト3に……
    「ルビンの壷」と「ポリ・キー」的構造
    坂本龍一の署名が深く刻まれた「奇跡の2小節」
    女性が歌うドミナントのルート(「自然和音」の転倒)
    「自動筆記」的な「フォークの線」が生む究極の「響き」
    「ラ・ペンタ+シ」と「レ・ペンタ+ファ」のミックス
    「こういうハーモニーは聴いたことがない」

  2004/04
    SONG 146 Asience - slow piano
    「サブドミナント」が調(キー)を表現する
    「Asience」サビのコード・ネームの謎
    「ディミニッシュ」と「ドミナント」の関係
    「歌のメソッド」でピアノといっしょに歌ってみると……
    サカモト・コードの「不思議」(イーノ・コードのしわ伸ばし)

  2004 TONY TAKITAI(トニー滝谷)
    SONG 147 Tony Takitani - Main Theme

  2005 SHINING BOY & LITTLE RANDY(星になった少年)
    「ぼくがピアノを弾く上での『手癖』のようなもの」
    「レ・ペンタトニック」の曖昧さ
    [ミ7]と[ミm7]の曖昧さ
    SONG 148 Shining Boy & Little Randy
    SONG 149 Adieu(別れ), Tears of Fah(ファーの涙)
    SONG 150 Mother and Boy
    SONG 151 Stepfather, Funeral
    SONG 152 Orion

  2005/05
    SONG 153 Fountain
    「♭5つ」から「♯4つ」へ「飽きない反復」

  2005 for CHORUS
    SONG 154 Cantus Omnibus Unus
      reference Mozart: Piano Sonata No.12 K.332

  2002-2006 alva noto+ryuichi sakamoto
    「顕微鏡」的な耳の「発見」
    「ジョン・ケージ的な領域」と「ジョビンの弾いていたピアノ」
    「作曲-即興-演奏」の境界が曖昧な「坂本龍一的な領域」
    「X軸Y軸」上に浮かび上がる「即興=作曲」のイメージ
    「お父さんは、曲を、たった今作っているように弾くんだ」

  2002 vrioon
    SONG 155 Trioon I,II
    SONG 156 Uoon I,II
    SONG 157 Noon
    SONG 158 Duoon

  2005 insen
    SONG 159 Moon
    SONG 160 Aurora
    SONG 161 Berlin
    SONG 162 Morning
    SONG 163 Iano

  2006 revep
    SONG 164 Siisx

  2007-2008/Late Works

  Epilogue

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