東京書籍

 

ラファエル前派の世界
齋藤貴子
  • ISBN:978-4-487-80084-1
  • 本体価格2,800円
  • 発売年月:2005-07-01
  • 体裁:  264頁
googleカレンダーへ追加
ホルマン・ハント,ロセッティ,ミレイら英国絵画史の華・ラファエル前派とは何だったのか。諸作品の成立事情,画家とモデル,社会背景などを豊富な図版を付して平易に語る。

著者情報

齋藤貴子(さいとうたかこ)
早稲田講師。専門は英文学・英国文化。早稲田大学大学院教育学研究科博士課程満期終了。近年はラファエル前派を中心とした19世紀英国の文学と美術を主たる研究テーマとする。早稲田大学エクステンションセンターで「英国の文学と絵画を旅する」「知られざる大英博物館とその至宝」などの講座を担当。
著・訳書……『音読・暗唱 愛と夢の英詩集』(共訳,講談社+α文庫)『英国ロマン派女性詩選』(国文社)『楽しいロンドン美術館めぐり』(講談社より近刊)

コンテンツ

第一章 ラファエル前派誕生の背景
 はじまりの場所
 出会い
 「ラファエル以前」への関心
 「ラファエル前派兄弟団」の結成
 ラスキンという理論的支柱
 中世への憧憬
 一八四〇年代のイギリス社会
 機関誌『ジャーム』
 近代美術は市民が育てる
 文学的主題の絵画
 社会的主題の絵画
 ラファエル前派の十九世紀性

第二章 試練と挫折のなかで
 宗教画という挑戦
 人間マリアを描いたロセッティ
 ミレイの過激なリアリズム
 文豪ディケンズの無理解
 ラスキンの手紙
 ラファエル前派擁護の真意

第三章 人生の岐路
 ミレイの《オフィーリア》
 知られざる苦労
 風邪をひいたモデル
 一生に一度の傑作
 スコットランドの休暇
 《ジョン・ラスキン》の肖像
 ミレイの結婚
 アカデミーへの回帰
 自然消滅したラファエル前派
 それぞれの道
 ハントの道徳的象徴性
 ハントの宗教画をめぐる賛否
 典型的市民の限界

第四章 運命の女たち
 ロセッティのジレンマ
 リジーとの熱愛
 恋人にして弟子
 正反対の愛人
 《ボッカ・バチアータ》の官能
 唯美主義の先駆者
 棲み分けられた女たち
 リジーの死
 新生活の喧騒
 生と死のあいだの《ベアタ・ベアトリクス》

第五章 第二世代の登場
 バーン・ジョーンズとモリス
 オックスフォード・ムーヴメントの影響
 芸術家という選択
 ロセッティとの邂逅
 恵まれたモリス
 レッド・ライオン・スクエア一七番地
 バーン・ジョーンズとステンドグラス
 オックスフォード・ユニオンの壁画
 ジェインの出現
 モリスの求婚

第六章 愛と狂気のはざまで
 新居レッド・ハウス
 商会の設立
 再燃する恋
 恋の露見ともうひとつの苦悩
 詩人モリスの名声
 ロセッティの焦燥
 おそろしい秘密
 『詩集』の成功
 ケルムスコット・マナーの短い夏
 「詩の肉感派」
 官能の是非をめぐって
 壊れた心
 《プロセルピナ》の哀しみ

第七章 もうひとつのラファエル前派
 ロセッティの死
 バーン・ジョーンズの時代
 グロヴナー・ギャラリー
 ラファエル前派の女性芸術家たち
 「女」であることの困難
 パイオニアの悲劇――アナ・メアリー・ホーウィットの場合
 女傑バーバラ・ボディション
 エリザベス・シダルという伝説
 画家の娘に生まれて――ブラウン姉妹
 マリー・スティルマンの理想と現実
 イヴリン・ド・モーガンの幸福
 ラファエル前派研究の新時代

エピローグ

あとがき

図版一覧
年表
参考文献
索引

本を探す

詳細検索はこちら   検索方法はこちら

  • アマゾン
  • セブンネットショッピング
  • 楽天ブックス
  • Honya Club
  • ハイブリッド書店サービス honto
  • e-hon