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アプローチ&メソッド 世界の言語 教授・指導法

アプローチ&メソッド 世界の言語 教授・指導法

ジャック・C・リチャーズ,シオドア・S・ロジャーズ/著 アントニー・アルジェイミー,高見澤孟/監訳 アナハイム大学出版局協力翻訳チーム/訳

ISBN:978-4-487-80069-8
定価2,750円(本体2,500円+税10%)
発売年月日:2007年10月01日
ページ数:344頁
判型:A5

解説:
20世紀の世界の主な言語教授・指導法すべてをカバーし,詳細に分析し解説する,ジャック・リチャーズらによる言語教育界の基本図書,待望の邦訳版。
言語・外国語教育にかかわるすべての人に。

著者情報

シオドア・S・ロジャーズ(しおどあSろじゃーず)
1968年からHawaii大学にて教鞭をとり,1976年より心理言語学の教授として,教育,英語,第二言語としての英語,情報科学,心理学の各学部で指導している。またこの15年間,アメリカ合衆国最大の言語教育カリキュラム開発事業を指揮して取り組んでいる。

著者情報

アントニー・アルジェイミー(あんとにーあるじぇいみー)
アントニー・アルジェイミー教育学博士は約25年間の英語の教師としての経験がある。仕事の始まりは,南カリフォルニアでの中学生のときであった。彼の中学校の国語の教師から上陸したベトナム難民と韓国からの移民の家庭教師を頼まれたからであった。その後異文化関係と英語教育の勉強を続け,後に日本に住むようになった。日本での数年間は数多くの語学学校を持ち運営に携わる一方私立大学でTESOLの教授をつとめた。また自衛隊では英語教育の責任者としての仕事を行った。現在,アナハイム大学の副学長兼アジアでの語学教師養成部門の責任者

著者情報

高見澤孟(たかみざわたけし)
学習院大学政経学部出身。米国国務省日本語研修所主任教官,シカゴ大学極東言語文明学科講師等を経て,1991年4月より2007年3月まで昭和女子大学大学院文学研究科教授。現在,特定非営利活動法人 国際教育開発協会 理事長
専門:日本語教育学,「教授法理論」「分野別教育」「E-learning理論」「日本語教育史」などを研究
主な著書:『新しい外国語教授法と日本語教育』(アルク,1989年)『ビジネス日本語の教え方』(アルク,1991年)『新はじめての日本語教育:2 日本語教授法入門』(アスク,2003年),テキスト:“Business Japanese I & II”(凡人社,1984年)『オフィスの日本語』(アルク,1991年)“Japanese Key Expressions for Business”(アスク,1997年)“Japan Times: Business Japanese”(ジャパン・タイムス,1998年)など

著者情報

ジャック・C・リチャーズ(じゃっくCりちゃーず)
ニュージーランド生まれ。1966年ウェリントンのVictoria大学を優等学位にて卒業。1972年,カナダ,ケベック市のLaval大学にて応用言語学の博士号(Ph.D)を取得。ニュージーランド,カナダ,インドネシア,シンガポール,香港,ハワイ,オーストラリアにて教鞭をとってきている世界的に著名な第二言語および外国語教授法の専門家,応用言語学者,教育者。英語教師のための専門書と英語を学ぶ学生のためのテキストを20冊執筆。
主な著作物:Error Analysis, (1974), Reflective Teaching in Second Language Classrooms (1996, with Charles Lockhart), Beyond Training (1998), The Language Teaching Matrix (1990), Curriculum Development in Language Teaching (2001), Longman Dictionary of Language Teaching and Applied Linguistics (3rd edition 2002, with Richard Schmidt) and Professional Development for Language Teachers (with Tom Farrell), Cambridge University Press 2005.

著者情報

アナハイム大学出版局協力翻訳チーム(あなはいむだいがくしゅっぱんきょくきょうりょくほんやくちーむ)

コンテンツ

序文
監訳者まえがき 日本語版刊行にあたって  アントニー・アルジェイミー
監訳者まえがき 日本語版刊行にあたって  高見澤孟

I 20世紀の言語教育における主要な動向(高見澤・酒巻)

  第1章 言語教育の歴史(酒巻晴行)
      文法訳読法(The Grammar-Translation Method)
      19世紀における言語教育改革
      改革運動(The Reform Movement)
      直接法(The Direct Method)
      メソッド時代の始まり
      教員養成プログラムにおけるアプローチとメソッド
      参考文献

  第2章 言語教育におけるアプローチとメソッド(酒巻晴行)
      アプローチとメソッド  アプローチ  デザイン
      指導手順  まとめ  参考文献

  第3章 オーラル・アプローチと場面教授法(佐々木倫子)
      背景  オーラルアプローチと場面教授法
      アプローチ  デザイン  指導手順  まとめ  参考文献

  第4章 オーディオリンガル・メソッド(高見澤孟)
      背景  アプローチ  デザイン  指導手順
      オーディオリンガリズムの衰退  まとめ  参考文献

II オーディオリンガル・メソッド以降のアプローチとメソッド(高見澤孟)

  第5章 全身反応法(伊藤博文)
      背景  アプローチ:言語理論と学習理論
      デザイン:目的,シラバス,学習活動,学習者・教師・教材の役割
      指導手順  まとめ  参考文献

  第6章 サイレント・ウェイ(伊藤博文)
      背景  アプローチ:言語理論と学習理論
      デザイン:目的,シラバス,学習活動,学習者・教師・教材の役割
      指導手順  まとめ  参考文献

  第7章 コミュニティ・ランゲージ・ラーニング(CLL)(中森昌昭)
      背景  アプローチ:言語理論と学習理論
      デザイン:目的,シラバス,学習活動,学習者・教師・教材の役割
      指導手順  まとめ  参考文献

  第8章 サジェストペディア(西川寿美)
      背景  アプローチ:言語理論と学習理論
      デザイン:目的,シラバス,学習活動,学習者・教師・教材の役割
      指導手順  まとめ  参考文献

  第9章 ホール・ランゲージ(西川寿美)
      背景  アプローチ:言語理論と学習理論
      デザイン:目的,シラバス,学習活動,学習者・教師・教材の役割
      指導手順  まとめ  参考文献

  第10章 多重知能(伊東祐郎)
      背景  アプローチ:言語理論と学習理論
      デザイン:目的,シラバス,学習活動,学習者・教師・教材の役割
      指導手順  まとめ  参考文献

  第11章 神経言語学的プログラミング(NLP)(酒巻晴行)
      背景  アプローチ:言語理論と学習理論
      デザイン:目的,シラバス,学習活動,学習者・教師・教材の役割
      指導手順  まとめ  参考文献

  第12章 レクシカル・アプローチ(伊東祐郎)
      背景  アプローチ:言語理論と学習理論
      デザイン:目的,シラバス,学習活動,学習者・教師・教材の役割
      指導手順  まとめ  参考文献

  第13章 コンピテンシー重視の言語教授法(中森昌昭)
      背景  アプローチ:言語理論と学習理論
      デザイン:目的,シラバス,学習活動,学習者・教師・教材の役割
      指導手順  まとめ  参考文献

III 現在のコミュニカティブ・アプローチ(高見澤孟)

  第14章 コミュニカティブ言語教授法(佐々木倫子)
      背景  アプローチ  デザイン
      指導手順  まとめ  参考文献

  第15章 ナチュラル・アプローチ(高見澤孟)
      背景  アプローチ  デザイン
      指導手順  まとめ  参考文献

  第16章 協同言語学習法(伊東祐郎)
      背景  アプローチ  デザイン
      指導手順  まとめ  参考文献

  第17章 内容重視の指導法(高見澤孟)
      背景  他のカリキュラム・デザインにおける「内容」の役割
      アプローチ  学習理論  デザイン
      内容重視の指導法の現代モデル  指導手順  まとめ  参考文献

  第18章 タスク重視の言語教授法(西川寿美)
      背景  アプローチ  デザイン
      指導手順  まとめ  参考文献

  第19章 ポスト教授法時代(中森昌昭)
      「トップ・ダウン」への批判
      背景要素の役割
      カリキュラム開発プロセスの必要性
      研究基盤の欠如  教室活動の類似性
      アプローチやメソッドを超えて
      将来に向けて  参考文献

人名さくいん  事項さくいん(英和)(和英)