東京書籍

 

日本近現代美術史事典
多木浩二,藤枝晃雄/監修
  • ISBN:978-4-487-73335-4
  • 本体価格9,500円
  • 発売年月:2007-09-01
  • 体裁:  688頁
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江戸末期から21世紀まで,日本近現代美術150年の全貌を明らかにする世界で初めての事典。歴史編,事項・テーマ編,用語編,資料編の4編で簡潔に網羅。一般から学生・研究者まで必備の1冊!

コンテンツ

「作品でみる日本近現代美術の流れ」

序言
『日本近現代美術史事典』使い方(構成・凡例)
目次
執筆者一覧


歴史編

1.~1870年代
「近代美術の幕開け:江戸時代に始まる近代化と激動の幕末・明治」(執筆者〔以下同〕=古田亮)

2.1870年代~1900年代
「美術制度の確立と表現の多様化:明治時代」(山梨絵美子/塩谷純)

3.1910年代
「近代日本美術の青春期:明治から大正時代へ」(古田亮)

4.1920年代~1930年代
「新興美術の誕生:大正から昭和戦前期」(高島直之)

5.1910年代~1940年代(美術交流史)
「両大戦間期の文化交流:美術家の海外体験と異文化表象」(林洋子)

6.1930年代~1940年代
「外来主義と土着主義の相克:昭和戦中期から戦後へ」(高島直之)

7.1950年代
「リアリズムとアヴァンギャルド:戦後の再出発」(尾崎信一郎)

8.1960年代
「物自体から関係としての物資へ:前衛美術の転換期」(高島直之)

9.1970年代
「〈反芸術〉の芸術化:作ることの失墜」(藤枝晃雄)

10.1980年代
「ポストモダンと美術:同一性の芸術から差異の芸術へ」(松本透)

11.1990年代~
「グローバリゼーションと現代美術:多元化・平準化・電脳化する社会の中で」(松本透/尾崎信一郎)


事項・テーマ編

I [日本近現代美術「前史」]

  1 【〈美術〉の概念】「総説」(塩谷純)
  2 【〈美術史〉の編纂】「総説」(木下長宏)
  3 【〈美術家〉の誕生】「総説」(山梨絵美子)

II [美術:作品と運動]

  4 【絵画】
    「総説」(古田亮/尾崎信一郎)
    「書画から絵画へ」(古田亮)
    「日本画・洋画/旧派・新派」(古田亮)
    「写実と装飾:大正期の二つの傾向」(古田亮)
    「抽象表現の始まり」(大谷省吾)
    「モダニズムとナショナリズム:昭和初期の傾向」(古田亮)
    「風景画」(鈴木勝雄)
    「歴史画」(鈴木勝雄)
    「裸体画」(鈴木勝雄)
    「水彩画」(鈴木勝雄)
    「アクション・ペインティングの受容:具体からネオ・ダダ」(尾崎信一郎)
    「絵画と物質性:アンフォルメル絵画の受容」(尾崎信一郎)
    「〈リアリズム〉とルポルタージュ絵画」(山田諭)
    「密室の絵画:1950年代」(山田諭)
    「写真と絵画についての言説」(河本真治)
    「現代美術の中の日本画」(野地耕一郎)
    「絵画と平面」(松浦寿夫)

  5 【版画】
    「総説」(岩切信一郎)
    「開化の浮世絵:横浜浮世絵と開花錦絵」(岩切信一郎)
    「銅版画:技法と展開」(森登)
    「石版画:技法と展開」(森登)
    「創作版画」(滝沢恭司)
    「伝統木版」(滝沢恭司)
    「戦後の国際版画展」(横山勝彦)
    「シルクスクリーン/写真製版」(横山勝彦)
    「版表現の拡大」(横山勝彦)

  6 【彫刻】
    「総説」(田中修二/尾崎信一郎)
    「洋風彫刻とラグーザ」(田中修二)
    「彫塑と自然主義」(田中修二)
    「ロダンと日本」(田中修二)
    「銅像をめぐって」(田中修二)
    「彫刻家という職業」(田中修二)
    「彫刻のある場所」(田中修二)
    「廃品とアサンブラージュ:読売アンデパンダン展周辺」(尾崎信一郎)
    「オブジェと彫刻:ハイレッド・センター周辺」(尾崎信一郎)
    「1970年前後の概念的作品ともの派」(高島直之)
    「幾何学的抽象彫刻」(南雄介)
    「量塊性への回帰」(建畠晢)
    「現代の具象彫刻」(南雄介)

  7 【インスタレーション】
    「総説」(谷新)
    「野外における実験:具体野外展を中心に」(尾崎信一郎)
    「美術館への挑戦:読売アンデパンダン展」(針生一郎)
    「人間と物質の間:第10回日本国際美術展」(中原佑介)
    「〈状況〉としての作品:もの派」(藤枝晃雄)
    「1980年代のインスタレーション」(小西信之)

  8 【パフォーマンス】
    「総説」(尾崎信一郎)
    「具体とパフォーマンス」(尾崎信一郎)
    「「反芸術」のパフォーマンス」(黒田雷児)
    「1960年代のハプニング」(黒田雷児)
    「作品のパフォーマンス」(福住治夫)
    「セクシュアリティとパフォーマンス」(萩原弘子)

  9 【芸術とテクノロジー】
    「総説」(西村智弘)
    「実験工房」(松本透)
    「テクノロジー・空間・社会:1960年代と高度成長時代のアート」(山崎均)
    「ヴィデオ・アートの初期形態」(飯村隆彦)
    「メディア・アート/ハイテクノロジー」(西村智弘)

  10 【素材・技法・修復】
    「総説」(降旗千賀子)
    「画材・技法の歴史:日本画」(降旗千賀子)
    「画材・技法の歴史:洋画」(歌田眞介)
    「画材・技法の歴史:水彩画」(横山勝彦)
    「素材・技法の歴史:彫刻」(田中修二)
    「戦後の多様化」(尾崎信一郎)
    「技法書」(金子一夫)
    「日本画修復史」(林温)
    「油絵修復史」(歌田眞介)
    「額・表具」(依田徹)

  11 【美術運動】
    「総説」(針生一郎)
    「龍池会と鑑画会:初期の伝統美術支援会派」(古田亮)
    「明治美術会と白馬会:初期の西洋美術系会派」(古田亮)
    「日本美術院」(古田亮)
    「文展と「在野」」(児島薫)
    「洋画系グループの変遷:大正から昭和初期」(山梨絵美子)
    「日本画系グループの変遷」(児島薫)
    「美術集団の戦中と戦後」(大谷省吾)
    「1950年代のグループ」(大谷省吾)
    「1960年代の前衛美術グループ」(黒田雷児)

  12 【アヴァンギャルド】
    「総説」(針生一郎)
    「大正期の新興美術」(大谷省吾)
    「プロレタリア美術」(高島直之)
    「リアリズム絵画:1950年代」(光田由里)
    「アヴァンギャルドの高揚と終焉:1950~60年代」(松本透)

  13 【近代の様式】
    「総説」(田中淳)
    「印象派/外光派:19世紀末から」(田中淳)
    「後期印象派から同時代美術へ:1910年代」(田中淳)
    「「日本的」フォーヴィスム:1920年代を中心に」(田中淳)
    「シュルレアリスムと抽象絵画:1930年代の前衛美術」(大谷省吾)
    「戦後のモダン・スタイル:1950年前後の動き」(大谷省吾)
    「ミニマリズム」(尾崎信一郎)

  14 【ポストモダニズム】
    「総説」(小西信之)
    「ニュー・ペインティングをめぐって」(高島直之)
    「「歴史」を批判する:「神話」と「美術史」の引用」(林卓行)
    「「作品」と商品:アプロプリエーション/シミュレーショニズム」(林卓行)
    「「作者」の終わり:コラボレーション/アーティスツ・ユニット」(林卓行)

III 美術:理論/メディア/制度

  15 【美術批評】
    「総説」(古田亮/小西信之)
    「美術批評の成立:明治30年前後」(古田亮)
    「大正期の美術批評:美術家の批評と批評家の批評」(小林未央子)
    「美術批評の危機:1930年代の状況」(河田明久)
    「リアリズム論争:戦後美術への出発」(光田由里)
    「芸術と反芸術:「反芸術論争」を中心に」(高島直之)
    「批評のメディア:雑誌」(福住治夫)
    「批評のメディア:新聞」(福住治夫)

  16 【美学/美術思想】
    「総説」(古田亮/谷川渥)
    「西洋美学の受容:明治初期」(古田亮)
    「フェノロサとヴェロン:明治10年代」(古田亮)
    「森鴎外と大西祝」(古田亮)
    「心理主義・経験主義美学の系譜」(古田亮)
    「岡倉天心の美術思想」(古田亮)
    「大正期:官学の美学と白樺派」(木下長宏)
    「昭和初期:岩波書店を中心に」(木下長宏)
    「戦前から戦後へ:政治と美学」(木下長宏)
    「芸術とジェンダー体制」(萩原弘子)

  17 【美術教育】
    「総説」(金子一夫)
    「画塾:洋画/日本画」(金子一夫)
    「工部美術学校」(金子一夫)
    「岡倉覚三と東京美術学校」(吉田千鶴子)
    「東京美術学校:岡倉後」(吉田千鶴子)
    「工芸・デザイン教育」(森仁史)
    「美術家の留学」(林洋子)
    「京都の美術学校:京都府画学校・京都市立美術工芸学校・京都市立絵画専門学校」(島田康寛)
    「私立美術学校」(沓沢耕介)
    「美術大学:第二次世界大戦後」(吉田千鶴子)
    「美術学校・大学の予備校」(荒木槙也)
    「図画・美術教科書」(金子一夫)
    「芸術療法/エイブル・アート」(小林昌廣)

  18 【美術館】
    「総説」(古田亮)
    「美術館/展覧会前史」(古田亮)
    「美術館/博物館の誕生」(古田亮)
    「美術展覧会の発展」(古田亮)
    「美術館建設運動」(古田亮)
    「コレクションと美術館」(古田亮)
    「近代美術館の創設:1950年代以降」(古田亮)
    「公立美術館の時代:1970年代以降」(横山勝彦)
    「閉館と開館と:1990年代以降」(横山勝彦)
    「美術館をめぐる法制度」(野口玲一)
    「著作権と美術館」(野口玲一)
    「所蔵品の分類法」(水谷長志)
    「美術文献資料の公開と利用」(水谷長志)
    「デジタル・アーカイヴの現在」(水谷長志)
    「美術館建築」(保坂健二朗)
    「展覧会の危機」(尾崎信一郎)

IV [美術:社会の中の美術]

  19 【文化支援/コレクション】
    「総説」(暮沢剛巳/森理恵)
    「明治期に来日した外国人収集家」(岡部昌幸)
    「画廊という展示空間」(福住治夫)
    「国際文化交流の担い手」(林洋子)
    「海外での日本美術コレクション」(佐藤道信)
    「「泰西名画」コレクション」(宮崎克己)
    「個人による芸術家支援」(林洋子)
    「百貨店の役割」(神野由紀)
    「マスメディアによる文化の産業化」(暮沢剛巳)
    「企業などによる文化支援」(暮沢剛巳)
    「国家・自治体による文化支援」(暮沢剛巳)

  20 【戦争と美術】
    「総説」(河田明久)
    「日清・日露戦争と美術」(河田明久)
    「報道写真と美術」(澤田佳三)
    「作戦記録画」(河田明久)
    「戦争とプロパガンダ」(長嶋圭哉)
    「戦時下の統制」(河田明久)
    「戦後処理」(河田明久)
    「反戦運動と美術」(針生一郎)

  21 【美術と天皇制】
    「総説」(多木浩二)
    「御真影」(多木浩二)
    「聖徳記念絵画館」(林洋子)
    「帝室技芸員制度」(塩谷純)
    「御物」(塩谷純)
    「宮殿建築と美術家」(林洋子)

  22 【美術における〈日本性〉】
    「総説」(山本絵美子)
    「万国博覧会における「日本国」の象徴」(橋爪紳也)
    「帝室博物館」(鈴木廣之)
    「日本画の確立」(佐藤道信)
    「歴史認識と絵画」(山梨俊夫)
    「文化財指定」(佐藤道信)
    「日系美術家」(林洋子)
    「海外での日本美術展」(林洋子)
    「ビエンナーレ/トリエンナーレ」(暮沢剛巳)
    「美術伝統の創生」(針生一郎)
    「〈日本性〉と現代美術(暮沢剛巳)

  23 【アジアの中の日本】
    「総説」(山梨絵美子)
    「文人画評価の変遷」(古田亮)
    「李朝の工芸品と日本人:朝鮮民族美術館から安宅コレクションへ」(土田真紀)
    「東アジア圏からの美術留学生」(吉田千鶴子)
    「植民地における美術行政:台湾」(鶴田武良)
    「植民地における美術行政:韓国」(金惠信)
    「満州国における美術行政」(飯野正仁)
    「日本人美術家の東アジア体験と表象」(林洋子)
    「インドと日本:岡倉天心の周辺」(稲賀繁美)

  24 【美術と周辺領域】
    「総説」(暮沢剛巳)
    「前衛書と美術」(尾崎信一郎)
    「工芸と美術」(冨田康子)
    「いけばなと美術」(高島直之)
    「デザインと美術」(高島直之)
    「現代音楽と美術」(山本淳夫)
    「パフォーミング・アーツと美術」(國吉和子)
    「写真と美術」(西村智弘)
    「マンガ・アニメ・オタク」(暮沢剛巳)


用語編(806項目:美術用語/人名/団体名)


資料編
  「美術運動の流れ」
  「美術展覧会/展示会場年表」
  「美術学校・美術大学の変遷年表」
  「主要参考文献一覧」
  「日本現代美術関連文献年表」

索引

掲載図版一覧

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